東京入管などで不正手口で裏金 2日にも22人処分へ(朝日新聞) - goo ニュース
2007年5月2日(水)07:31
外国人の強制送還を担当する法務省の東京入国管理局(東京都)など3部署が98年ごろまで少なくとも7~14年間にわたり、強制送還する外国人から実費より高い成田空港の空港使用料を徴収したり、同空港への護送時に立て替えた外国人の弁当代を国に上限額で請求したりする手口で、差額を裏金としてプールしていたことが1日、法務省入国管理局の調べでわかった。同局は「不正な捻出(ねんしゅつ)方法だった」として2日にも、当時の該当部署の課長、係長ら22人を注意処分(うち1人は厳重注意)にする。
不正が発覚したのは東京入国管理局警備第5課と同局横浜支局(横浜市)、東日本入国管理センター(茨城県牛久市)の3部署。いずれも成田空港へ外国人を護送し、強制送還する担当。裏金の使途について担当者らは、「外国人の帰国費用の不足分などに使った」として、飲食などには流用していないと説明しているという。
同省入国管理局によると、捻出方法は3部署ともほぼ同じ。成田空港の使用料を徴収する際、自分たちで購入した割安の回数券を利用しながら外国人からは通常料金を受け取り、1回につき約70円の余剰金を捻出。また外国人を入管や収容施設から同空港に送り届けるまでの弁当代を入管職員が立て替え、国には上限額(95年当時は910円)で請求して差額をプールしていた。同センターでは少なくとも14年、警備第5課では11年間続いており、多い時は20万~30万円がプールされていたという。
同局の調査では、当時の帳簿などは残っていなかった。「法律を守るべき公務員の行動として遺憾。誠に申し訳ありません」と同局は話している。
この問題にからんで、名古屋入国管理局は1日、遊興費などで浪費しては職場で盗みを繰り返したとして、男性入国警備官(45)を懲戒免職処分にした。この入国警備官は警備第5課に所属していた95年当時、課の裏金から7万円を盗んでいたことが判明。だが当時、東京入国管理局は裏金の存在を明らかにせず、入国警備官も処分していなかった。
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お金のない貧乏は救いようがあるが、心の貧乏は救いようがない。
中国人の友達が教えてくれた言葉がある。
「貧乏人にお金を与えるろ貧乏を腐食させる」
裏金作りに励む公務員には、何と言ったらいいだろう。
国民は、「泥棒にお金を預けている気分」かもしれない。
2007年5月2日(水)07:31
外国人の強制送還を担当する法務省の東京入国管理局(東京都)など3部署が98年ごろまで少なくとも7~14年間にわたり、強制送還する外国人から実費より高い成田空港の空港使用料を徴収したり、同空港への護送時に立て替えた外国人の弁当代を国に上限額で請求したりする手口で、差額を裏金としてプールしていたことが1日、法務省入国管理局の調べでわかった。同局は「不正な捻出(ねんしゅつ)方法だった」として2日にも、当時の該当部署の課長、係長ら22人を注意処分(うち1人は厳重注意)にする。
不正が発覚したのは東京入国管理局警備第5課と同局横浜支局(横浜市)、東日本入国管理センター(茨城県牛久市)の3部署。いずれも成田空港へ外国人を護送し、強制送還する担当。裏金の使途について担当者らは、「外国人の帰国費用の不足分などに使った」として、飲食などには流用していないと説明しているという。
同省入国管理局によると、捻出方法は3部署ともほぼ同じ。成田空港の使用料を徴収する際、自分たちで購入した割安の回数券を利用しながら外国人からは通常料金を受け取り、1回につき約70円の余剰金を捻出。また外国人を入管や収容施設から同空港に送り届けるまでの弁当代を入管職員が立て替え、国には上限額(95年当時は910円)で請求して差額をプールしていた。同センターでは少なくとも14年、警備第5課では11年間続いており、多い時は20万~30万円がプールされていたという。
同局の調査では、当時の帳簿などは残っていなかった。「法律を守るべき公務員の行動として遺憾。誠に申し訳ありません」と同局は話している。
この問題にからんで、名古屋入国管理局は1日、遊興費などで浪費しては職場で盗みを繰り返したとして、男性入国警備官(45)を懲戒免職処分にした。この入国警備官は警備第5課に所属していた95年当時、課の裏金から7万円を盗んでいたことが判明。だが当時、東京入国管理局は裏金の存在を明らかにせず、入国警備官も処分していなかった。
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お金のない貧乏は救いようがあるが、心の貧乏は救いようがない。
中国人の友達が教えてくれた言葉がある。
「貧乏人にお金を与えるろ貧乏を腐食させる」
裏金作りに励む公務員には、何と言ったらいいだろう。
国民は、「泥棒にお金を預けている気分」かもしれない。