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NYダウ小幅安、債券相場堅調、調子に乗るなと教えている?(学校で教えてくれない経済学)

2009-09-18 09:30:12 | 経済学
NHK・BS「おはよう世界」が紹介するブルームバーグは、5分ほどの間にその日のNY株式市場の様子を伝えてくれるから重宝している。9月17日、NYダウは、取引開始早々は
年初来の高値を更新したが、引けにかけて下げ、前日比7ドル安、9,783ドルで取引を終えた。景気は改善しているように見える。しかし、投資家は慎重だと説明していた。

番組に登場したアナリストの名前を不覚にも聞き洩らしたが、新規の失業保険申請件数が大幅に減ったことは心理面では好影響を与えている。しかし、出荷は増えても受注、雇用は増えていない。新規住宅着工件数も複合は増えたが一戸建ては3%減った。一概に景気が回復しているとは言えないと話していた。

米経済諮問委員会のボルカ―会長は、米国のGDPは7~9は4%台の回復が見込まれるが、10~12と来年1~3は減少すると予測している。バ―ナンキ米FRB議長も同じような声明を出していると紹介していた。

9月17日,NY債券市場で大量の買い物が入ったことを受けて、今朝のWSJ紙は、米年金ファンドトップFidelityInvestments,シ二アポートフォリオマネジャー、FordO’Neil氏との電話インタビュー記事をくわしく紹介していた。

「この先数年間は、景気が回復しても緩慢である。Fedは、債券を売れば軟弱なマーケットが混乱すると見ているから、買い上げた住宅ローン関連商品を当面は、売って来ないだろう。この日、株が売られ安全資産としての債券が買われたのもその表れだ」と話している。

駅の店頭に直近のニューズウイーク日本版が、「金融危機の傷跡」という大見出しを付けて並んでいる。手にとって買って帰る人の姿をまずは見たことはない。経済によほど興味のある人は別として、450円まで出してまで、読まないのかもしれない。

「焼け太りウオール街、金メッキ時代、再び」、「ウオール街を救った男,ダイモンの正体」、「砕け散った摩天楼ビル」のタイトルで3本の特集記事を掲載している。いずれも面白
い。時間の許す方にはお勧めの読み物であろう。

最後の「摩天楼」では「いよいよ米国で商業用不動産市場の崩壊が始まった」というダニエル・グロス記者(ビズネス担当)の記事は迫力があった。アメリカのオフィスビルやホテルなどが抱える負債は3兆5,000億ドル(318兆円)、これが金融システムの新たな脅威になるかもしれない」と書いていた。

今朝は抑えた記事やニュースが目立った。調子に乗るなと教えてくれているのだろう。(了)

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