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景気回復期待からNYダウ108ドル高、ドル安期待から金相場1018ドル(学校で教えてくれない経済学)

2009-09-17 09:15:37 | 経済学
「ドルはどこまで下がるのか?」の書き出しで、9月16日のWSJ紙は、AlexFranfos記者による、日本語に翻訳すれば、A4で5枚の長文の記事を掲載していた。

今朝のNY株式市場は、世界的な景気回復期待から、原油その他の金属需要が増えるとしてエクソンモービル、アルコア株が値上がりして、前日比108ドル高、9.791ドルで取引を終了した。S&P500平均、ハイテク指数のナスダックもそれぞれ値上がりした。

NY原油[WTI]先物相場は、前日比バレル当り1.58ドル高の72.51ドルで取引された。金先物相場はトロイオンス当り前日比13.90ドル高、1,018.90ドルで取引された。原油高は米原油在庫が470万バレル減少したとの米エネルギー情報局の発表が材料に使われた。

金相場の上昇は世界の景気回復期待もあるが、ドル売りが背景にあると今朝のNHK・BS「おはよう世界」もWSJ紙同様に解説していた。

WSJ紙のFranfos記者は、ドル安が進んでいる要因として、バ―ナンキ米FRB議長のリセッション終了宣言、米小売高上昇発表で、世界景気回復に自信を持った投資家が、ドルを売り、ドル以外の通貨、よりリスクの高い資産への投資へシフトしているためと書いている。

9月16日のNY外国為替市場で、ドルは1ユーロ=1.4676ドルから1.4720ドルへ値下がりした。一部のアナリストは年末までに1ユーロ=1.50ドル台までドルは値下が 
りすると予測している。日本円は、対ドルでは、1ドル=90.88~90円、対ユーロでは、ユーロが対ドルで買われた結果、1ユーロ=133.67~73円で取引され、対ドルでの円高が目立っている。

先のFranfos記者は、米FRBの利上げのタイミングは遅れる、米国以外の中央銀行が米国に先んじて利上げに踏み切る。リスクはあるが、利回りの高い通貨にお金は流れやすい。豪州ドル、カナダドルが対ドルで上げているのも、資源高、インフレ期待、早期利上げとの連想から生まれていると解説していた。

リーマン破たん以降一方的に売られていた韓国ウオンは3月安値から26%上昇した。韓国政府は、7月、8月2ケ月で122億ドルのウオン売り・ドル買い介入を行った。介入がなければウオン高はさらに進んだであろう。藤井財務相は、円売り・ドル買い介入を否定しているがドルが90円を割ればさまざまな圧力が彼にかかるだろうと書いた。

Mr.ハトヤマは国連総会に出席する。Mr.オバマとの日米会談が注目されそうだ。(了)

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