ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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スペイン銀行が政府管理下嫌気、ユーロ売られ、NYダウ126ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2010-05-25 10:21:56 | 経済学
「秀吉と利休」(野上弥生子著)(新潮文庫)を今、読んでいる。利休に限らず、茶人はといえば、御点前をたててご機嫌な暮らしをしていたと思いがちだが、さにあらず、堺の港に南蛮船が着いたと聞けばかけつけ、情報収集に努め、抜かりなく商売をしていたことが、まるでその場に居わせたかのように書いてある。

400年たった現在、NHK・BS「おはよう世界」を見ていると、それぞれの国の様子をどこまで正確に伝えているかの精査の問題は別として、居ながらにして、しかも自宅で概観できるから、すごい時代になったものだと日々感心している。

スペインtveがスペイン政府が巨額の財政 赤字改善のために公務員給与の5%カットなど公共部門の経費削減に大ナタをふるおうとしているが、同テレビ局とのインタービューで、IMFの専務理事が高く評価していると、スペイン政府が自画自賛している内容のニュ-スを流していた。英新政権も70億ユーロの財政削減案を発表したとドイツZDFが報じた。

24日のNY株式は、スペイン政府が、経営難に陥ったある中小銀行を政府の管理下に置くことを決めたニュ-スを嫌気して、NYダウは、先週末比126ドル安、10,066ドルで取引を終了した。4月の米中古住宅は前月比7.8%増と予想以上の回復ぶりを示したが、スペインの銀行管理のニュ-スが好材料を打ち消したとブルームバーグニュ-スが伝えていた。

24日のNY外国為替市場でも、スぺイン銀行破たんのニュ-スを材料に、先週1ユーロ=1.25ドル台まで回復していたユーロ相場が、再び1ユーロ=1.23ドル台へ急落した。欧州での金融不安が沈静化しない限り、ユーロ相場、株式ともに不安定な状況が続くとNHK・BS「おはよう世界」に出演した三菱東京UFJの大宮弘幸氏は解説していた。

24日、NY原油(WTI)先物市場で、原油相場が小幅ながらバレル17セント上げ、70.21ドルで取引を終了した。24日付けのWSJ紙によれば,ドルが対ユーロで上げれば、原油は下げてきていた。この日の相場は折り返し点をターンした兆しかもしれないと言う専門家の指摘を紹介していた。犬でも来た道をある地点まで来ると折り返す。それかもしれない。

24日のNY金先物相場は、ここ4日続落していたが、この日は、ユーロ不安再燃を材料に投機的資金が、再び戻ってきた結果、先週末比オンス18ドル高い1,193ドルへ反発した。銀、プラチナ,銅もつれて値上がりしたと今朝の米CNNテレビが伝えていた。

近くの喫茶店ではこの手の話は話題にならない。神戸に珍しく大雨が降ったことが話題になった。72年前の7月4,5,6日、神戸阪神間が集中豪雨に見舞われ多数の死傷者を出した。「細雪」(谷崎潤一郎著)にも詳しく出ている。災害は忘れたころにやってくる。(了)

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