「景気は冷えているがコーヒー市場は熱い」という記事が5月19日のWSJ紙に出ていた。全米コーヒー協会(NCA)の調査によると、最近はコーヒーショップではなく、自宅でコーヒーを楽しむ人が増えているそうだ。
近くの喫茶店にほぼ日参している。店主に確かめたわけではないが、人の出入りが最近減ったような気がする。これは米国の話だが、WSJ紙によれば、18歳以上の成人の56%が調査日の前日コーヒーを飲んだ。その内自宅で飲んだと回答した人が昨年より4ポイント上昇、86%に達した。
ただ足元の市況は、NYのICE先物取引されるアラビカ豆相場は、昨年12月17日に過去最高値1.5215ドルを付けた後、その後のドル高ユーロ安の影響で高値から12%値下がりした。それが先週あたりから1.3430ドルまで値を戻してきたと書いていた。
米コーヒー大手スターバックスは、昨年10~12月期の既存店売上高が前年同期比7%増加した。マクドナルドは、今年4月、「マックカフェ」事業が好調で米市場での既存店売上が3.8%
増加した。NCA調査によると、グルメコーヒーはコーヒー消費の40%を占める。グルメコーヒーの消費拡大に伴って、規模を問わず多くのコーヒー販売会社の業績が向上している。
米ミズリー州でコーヒーショップを経営するオニール氏は、今年の売り上げは前年比16~17%増加し、1,000万ドルを突破する。リセッションによって、住宅や自動車といった大型消費は手控えた。しかし「コーヒーだけは譲れない。」という感じがすると話している。
ここでコーヒーブレイク。22日のWSJ紙は、ガイトナー米財務長官は、北京を訪問、米中間で懸案となっているアメリカ投資会社の中国市場参入問題を協議した。人民元切り上げ問題も討議したとみられるが、中国はおそらく合意しないだろうと書いていた。
同紙によれば、ガイトナー米財務相は、週明けロンドンに飛び、英国蔵相、そのあとEU経済閣僚と相次ぎ会談する。金融市場に動揺を与えているドイツ議会の決定についてドイツに圧力をかけようとしているようだと書いていた。
21日のWSJ紙は、ドイツメルケル首相は、6月カナダトロントで開かれるG20首脳会議で、金融市場の統制強化と銀行に対する新税制導入について各国閣僚に協力を求めると語ったと伝えている。同紙は、実現の可能性は薄いとしながらも、ECBがユーロ買い介入を討議しているようだと伝えている。
国際金融情勢は緊迫してきた。コ―ヒ―愛好家ならコーヒーをお代わりする所だろう。(了)
近くの喫茶店にほぼ日参している。店主に確かめたわけではないが、人の出入りが最近減ったような気がする。これは米国の話だが、WSJ紙によれば、18歳以上の成人の56%が調査日の前日コーヒーを飲んだ。その内自宅で飲んだと回答した人が昨年より4ポイント上昇、86%に達した。
ただ足元の市況は、NYのICE先物取引されるアラビカ豆相場は、昨年12月17日に過去最高値1.5215ドルを付けた後、その後のドル高ユーロ安の影響で高値から12%値下がりした。それが先週あたりから1.3430ドルまで値を戻してきたと書いていた。
米コーヒー大手スターバックスは、昨年10~12月期の既存店売上高が前年同期比7%増加した。マクドナルドは、今年4月、「マックカフェ」事業が好調で米市場での既存店売上が3.8%
増加した。NCA調査によると、グルメコーヒーはコーヒー消費の40%を占める。グルメコーヒーの消費拡大に伴って、規模を問わず多くのコーヒー販売会社の業績が向上している。
米ミズリー州でコーヒーショップを経営するオニール氏は、今年の売り上げは前年比16~17%増加し、1,000万ドルを突破する。リセッションによって、住宅や自動車といった大型消費は手控えた。しかし「コーヒーだけは譲れない。」という感じがすると話している。
ここでコーヒーブレイク。22日のWSJ紙は、ガイトナー米財務長官は、北京を訪問、米中間で懸案となっているアメリカ投資会社の中国市場参入問題を協議した。人民元切り上げ問題も討議したとみられるが、中国はおそらく合意しないだろうと書いていた。
同紙によれば、ガイトナー米財務相は、週明けロンドンに飛び、英国蔵相、そのあとEU経済閣僚と相次ぎ会談する。金融市場に動揺を与えているドイツ議会の決定についてドイツに圧力をかけようとしているようだと書いていた。
21日のWSJ紙は、ドイツメルケル首相は、6月カナダトロントで開かれるG20首脳会議で、金融市場の統制強化と銀行に対する新税制導入について各国閣僚に協力を求めると語ったと伝えている。同紙は、実現の可能性は薄いとしながらも、ECBがユーロ買い介入を討議しているようだと伝えている。
国際金融情勢は緊迫してきた。コ―ヒ―愛好家ならコーヒーをお代わりする所だろう。(了)