ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

75トンの蓋を付けて、15日,ついにメキシコ湾原油流失は止まった?!(学校で教えてくれない経済学)

2010-07-16 09:45:19 | 経済学
心理的な影響が特に相場の世界に強く出るということが15日のNY株式市場で見られた。NYダウは一時前日比100ドル以上下げていた。ところがメキシコ湾での原油流失が止まったという話とゴールドマンサックスがSEC(米証券取引委員会)と和解が成立したという二ュ-スを受けて反発に転じ、前日比7ドル安の10,359ドルで取引を終了した。

この日のNY株式市場は、フィラデルフィア連銀の製造業景況指数が予想を大幅に下回ったことを嫌気して取引開始早々から売り物がちの商いが続いていた。その後米CNN二ユースは、75トンの蓋を取り付けて原油流失は完全に止まったとのニュースを流し、米SECとゴールドマンサックスが5億5,000万ドル(ドル88円換算:3,025億円)の制裁金を払うことで和解が正式に成立したことが確認された。

BP株は先のニュースを受けて急反発、一時38.92ドルまで7%以上値上がりした。ゴールドマンサックスの株価も前日比2.7%以上値上がり、149ドル台で取引されたとのブルームバーグニュ-スを「おはよう世界」(NHK/BS)が紹介していた。

NY外国為替市場では、ドルが対ユーロで売られ、1ユーロ=1.29ドル台までユーロが値上がりした。スペインTVEはスペインの15年物国債50億ユーロ(ユーロ113円換算:5,650億円)(金利年5.0%)を発行したが、順調に消化されていると伝えていた。スペインの財政赤字問題はギリシャ以上に深刻だと見られている。ユーロ相場は再び3.0%を割った米10年物国債の利回りに影響を受けたが、スペイン国債償還の動きにより敏感に反応した。

「おはよう世界」(経済情報)に出演した大和証券、キャピタルマ―ケッツ・アメリカの三栖健児氏は、「米国の景気見通しは冴えない。そのため米株価に勢いが見られない。いま相場は踊り場に来ている。」と解説していた。

15日、米上院で米金融改革規制法が賛成多数で可決された。同法案成立までには紆余曲折があった。下院で既に可決しているからオバマ大統領署名後正式に立法化される。今朝のテレビ東京の番組に出たコメンテーターは法案成立は短期的にはプラスに働く。しかし,中長期的には米金融機関の足かせになると解説していた。

15日付けのCNBC電子版(ロイター電)は、中国のGDP成長率は2010年は10パーセント、2011年は11パーセントとロイターがまとめたエコノミストの予測を紹介していた。年率10%以上の成長にお墨付きを与えた。中国のどこに成長鈍化の兆しがあるというのか。中国に「娄を得て蜀を望む」ということわざがある。人の強欲を戒めたことばである。

神戸には梅雨明け宣言はまだない。昨日セミが鳴いた。虫が梅雨明けを教えている。(了)

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羽田英彦氏個展会場風景(スケッチ&コメント)

2010-07-16 06:09:53 | スケッチ


羽田英彦氏個展会場風景

江嵜企画代表・Ken



 中学、高校同窓の羽田英彦氏から、阪神甲子園駅徒歩4~5分のところにある画廊「Arai」で、「位相一新たなる自己への憧憬」と銘打って、15日~27日まで個展を開くと、案内のはがきが届き、家族と出かけた。

 阪神甲子園駅は3年間母校に通った庭のような場所である。甲子園球場も目と鼻の先にある。この日は午後6時から阪神巨人首位攻防を賭けた大一番を控えて、試合開始3時間前にも関わらず駅改札周辺は独特の雰囲気に包まれていた。

 画廊「Arai」に一歩足を踏み入れた途端、画風が別人のように変化していることに気付いた。全体にソフトタッチである。見る者を暖かく包みこんでくれるようなぬくもりを感じた。羽田英彦といえば、鮮烈な赤を得意とする画家である。その赤がどの作品からも姿を消していた。

 一枚一枚絵をじっくり鑑賞した。全体に白をベースに描かれている。黄色、黄土が次に目につく。緑でも白で薄められた緑である。一枚一枚の布が瓦のように重ねられて構図が出来ていた。「思い切って変えましたね。」と彼に声をかけたら、「そうです。変えて見ました。」と彼はあっさり認めた。

 昨年、中国へ出かけて、具象画を描いて個展を開いた。大変評判が良かったとその時、話していた。そして今回の個展である。「新たる自己への憧憬」と謳って敢然と脱皮を試みたのではないか。画伯、羽田英彦の次回の個展開催が今から俄然楽しみになって来た。

 会場の中のテーブルで彼とほぼひとまわり違う長年の知人という老紳士と彼が話しているところを狙ってスケッチした。スケッチを終えて初めて、お二人の対話が耳に入った。ペンを走らせているときは、話声も耳に入らない。お二人は、絵の談義に花を咲かせていた。「最近特に、絵を描くことが楽しくて仕方ない」と羽田画伯が話した。「苦しんで絵を描いている間は本物ではない」と老紳士は、相づちを打った。

ハッとするような言葉を何事もなく口から出す老紳士もタダものでないと痛感した。

 神戸への帰路、猛烈な雨が電車の車窓を激しくたたいた。伝統の一戦はあえなく試合前中止になったと帰宅後知った次第である。(了)

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