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ユーロ反発、米企業業績回復期待からNYダウ147ドル高(学校で教えてくれない敬愛学)

2010-07-14 08:36:25 | 経済学
水鳥が再び米株式市場に集まり始めたようだ。彼らは株式市場で餌が摂れると思い直したのであろう。13日のNYダウは前日比1.44%,147ドル高、10,363ドルで取引を終了した。NY原油(WTI)もバレル2.2ドル上げ77ドル台へ回復した。最近の原油相場の動きを見ていると下げそうで下げない。相場自身が上がりたがっているのであろう。

馬を川のそばまで連れていくことが出来ても馬に水を飲ますことはできない。飲むか飲まないかは人ではない。馬が決める。理屈から入る人は概して信用できない。日本人に最近元気がなくなったのも、生き物本来が持ち合わせている生命力が衰えてきたからだろうと勝手に想像している。最近空き巣が増えていると知人のSさんから昨晩メールをもらった。

さる泥棒の集まりで、住民同士が挨拶を交わしているマンションにはなかなか入り難いと話しているらしい。最近の日本人から挨拶が姿を消した。チンパンジーでもといえば彼らに失礼だが、共同体で生きる以上、挨拶は生きるための基本であると先日テレビで見た。サルにも劣るとはこのことで、万物の霊長たる言葉を即刻返上して欲しい。

大いに脱線した。13日、米ブルームバーグ(NHK/BS)に出演した市場関係者は、「景気回復に楽観的な見方が出はじめたため」と解説していた。アルミ大手のアルコアが予想上回る決算(一株当たり利益)を発表したこと、ギリシャ短期国債が順調に消化されたことも好材料として働いた。米企業の4~6月期決算に期待感が高まりつつある。ユーロ反発、欧州株高も13日で6連騰となった米株高を助けたようだ。

ユーロ相場は、格付け会社ムーディーズがポルトガル国債の2段階格下げを発表したあと
1ユーロ=1.25ドル台まで下げていた。ところが、ギリシャ国債が順調に消化されたと聞くと一転、ユーロに買いが入り、1ユーロ=1.27ドル台まで回復したとテレビ東京に出演したコメンテーターが解説していた。1ドル=88円、1ユーロ=112.88円で取引きされた。

特に相場の世界では、人間がやっていると思うとおかしいとなる。水鳥が相場をやっていると思うと分かり易い。先にも最近の日本人には動物的な感覚が希薄になったと書いたが、人間より水鳥の方がはるかに日々真剣に生きているからだろう。植物の世界も同じだ。朝顔が今どんどん弦を伸ばしている。彼らの姿を日々見ていると生命の躍動感を肌で感じる。

WSJ紙に「Heard On TheStreet」という名物コラム欄がある。13日の同欄で「日本のねじれたリーダーシップ」というコラムを読んだ。「民主党大敗で菅首相は党内の権力争いに
直面する可能性がある。物事が前に進まないことは株式市場にとって悪いニュ-スだ」と
書いていた。欧州株が反発した。今後米株が上昇に転じることになれば、日本株のみはぐれカラスになるのであろうか。日本人に株嫌いの人が多いが、株価は意外に物知りだ。(了)

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