ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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ええかっこしい(オバマ)は米大統領選挙に再選されない?!(学校で教えてくれない経済学)

2010-11-21 23:37:51 | 経済学
バ―ナンキ米FRB議長は「中国始め一部新興国は、「自国通貨を過小評価する」間違った選択をして、市場を混乱させている」と、フランクフルトでの19日予定の講演原稿で反撃した、と19日付けのWSJ紙日本版でJonHilsenrath記者のレポートを掲載している。

先に米FRBイエ―レン副議長の「FRBはドル安を目標に金融の量的緩和政策をとっていない」と反論していた。従来からバ‐ナンキの量的緩和政策に懐疑的だったミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁が、18日のシカゴでの講演で「(バ―ナンキは)正しい方向に向けた動き」と表現した。ただ「米経済にとって万能薬ではない」と語ったと紹介している。

ドルが下げようが上げようが、「カラスの勝手でしょ」という空気が依然として日本では大勢である。喫茶店で話題にでもしょうものなら「変人」扱いされる。中国は、通貨政策を「国家戦略」の一環として捉えている。日本という国には、それが基本的にない。

卑近な例として、マスコミ含め、ドルが1ドル=80円割れ寸前まで売られた時でも、ドル安と捉えない。円高と捉える。ドルが下がる限り、円が結果として高くなる。当り前のことと思われることさえ「市民権」を得ていないところによく出ている。

「国益」(National interest)の意味を聞くと「ほとんどの学生がまともに答えられない」と20日の朝日ニュースタ―の番組に出演された平林紀子埼玉大教授が概嘆しておられた。戦後教育のツケが多くの日本の若者の国家意識そのものを根底から奪い去った証であろう。

エコノミストや評論家がメシの種として話すことと一国の総理大臣が話す中身と全く違う。政治家は目先の選挙のことで頭がいっぱいである。昔、大野晩睦が、「サルは木から落ちてもサルだ。代議士が選挙で落ちればただの人」と言った。政治家の真髄を見事に表現している。岐阜羽島駅がことの善悪は別として彼の落し子であることも話題に出なくなった。

先の朝日二ユースターの番組で、「オバマの再選はない」という結論で盛り上がっていた。クリントン元米大統領も中間選挙で大敗した。ところが残り2年間、地べたを這いずり回って見事再選を果たした。「オバマは体質的に「ええかっこしい」だ。彼にはクリントンのような行動はとれない」と先の平林紀子教授は話した。その点では菅総理と似ている。

ドル安はどこまで続くのであろうか。先に開かれたG20会議のあと、「ドルを積極的に売りづらい」雰囲気が出てきたとの見方がある。ドル相場を「人為的に」捉えると間違う。お金は本来臆病な生き物である。リターン(利回り)に敏感に反応する。バ―ナンキは世界大恐慌だけは回避したい。彼の執念が、19日のフランクフルト演説の草稿に出ている。(了)

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車中風景(1)(2)(スケッチ&コメント)

2010-11-21 08:14:16 | スケッチ


車中風景(1)

江嵜企画代表・Ken



JR東西線の北新地から久しぶりに乗る機会があった。乗るなり描き始めたが、途中、尼崎まで席にいた客は右から二人目の神士だけだった。たまたまだったのか。予想外に短距離乗車が多いのか。これだけでは不明であろう。

5人の内、携帯に目をくれている人が二人。昔、キツネ目の男が有名になったが、右端の男は、眼が吊り上っていた。

携帯だろうがテレビ画面を追いかけているひとが一人いた。誤解を恐れず言えば、風貌からして役所勤めの人に見えた。あとは本を読んでいる人が一人、何もせずうつむき加減の年ころ20歳前後のご婦人がいた。

5人に共通しているのは何か。皆がカバンを膝の上に抱えていたことだ。網棚には置かないことで徹底している。震災の時網棚にかばんを置いたまま眠り込んでしまい手痛いミスを犯した。警察に届けたが出て来なかった。膝の上に置くのが一番合理的であることを教えている。

別の日、JR神戸線で自宅最寄駅の住吉で乗り、目の前の客人をスケッチした。住吉の次の駅は六甲道であるが、着くまでの約3分間が勝負となる。描き損じ無しだからそれなりに難しい。

専門の美術学校では1分、3分、5分など時間を切ってスケッチの訓練をするという話を聞いたことがある。日本画は専門に現在勉強しているが、スケッチは、近くの水彩画家の吉岡先生に鉛筆デッサンを一年教えていただいただけだ。文字通り俄流である。

人であれ、景色であれ、花であれ、見たままをスケッチする。面と向かって描いているとなにかとお互いきづまりなことも多い。結構気を使いながら、車中風景のスケッチを楽しんでいる次第である。(了)






車中風景(2)

江嵜企画代表・Ken

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