神戸ワイワイ会シリーズ
江嵜企画代表・Ken
従兄夫婦が幹事の神戸ワイワイ会の浜坂カニバスツアーに2年振りに出かけた。浜坂は日本海に面した兵庫と鳥取の県境にある。男9名、女10名総勢19名が参加した。阪神青木駅近くの無量寺前を朝9時20分出発、途中、和田山で昼飯をとり、目的地の浜坂保養荘(0796-82-3645)に午後2時半に着いた。
早速、希望者のみだったが、6名2チームに分かれてグランドゴルフがはじまった。たまたま従兄と筆者が同点一位となり、参加することに意義がある。予算不足からタイマイ金300円なりの賞金をたまわった。残りは全て参加賞100円とかわいらしいものだ。
ひと汗出した後早速、温泉にはいった。海が近い性もあるのだろう、お湯は塩気があった。効くのかきかないのか知らないが、リウマチ、慢性疾患に効くと浴室に効能書きが貼ってあった。この宿は、希望すれば自炊しながら長期間の宿泊も可能である。平日にも関わらず、定員80名ほぼ満席と聞いた。
午後6時からお目当てのカニ料理である。テーブルにはカニのおつくり、てんぷら、焼き物に加えて、鍋料理用のカニが大皿一杯盛りつけられていた。鍋に食材のカニをほりこんだ後、プロパンに仲居さんが点火した。同じテーブルにカニ料理の通がいた。とにかく贅沢にたべることといった。ちまちまカニの肉をせせっていると、うまくないと力説した。言われてみればその通りである。年齢も70を過ぎると食べ切れない。全てのテーブルで食べ残していた。
カニ料理が始まると静かになる。肉をせせるのに忙しく、しゃべっている時間がない。幹事の従兄が口火を切ってカラオケ大会が始まった。ほとんど演歌である。歌の好きなご婦人が次々楽しそうに入れ換わり立ち替わりマイクをとった。河内音頭では数人のご婦人が子供のように踊った。
翌朝は6時から温泉に入れる。女湯と男湯が入れ換わり、夜は見えなかった夜明け前の景色を楽しんだ。風呂から上がったのが6時半、丁度、太陽が南東の方向から顔を出した。部屋から窓外の景色をスケッチした。
手前に小型の魚釣り船が浜坂港につながる運河に並んでいる。赤い陸橋の下を流れる川は岸田川と宿のパンフレットにあった。この界隈は戦後間もなくのころは家もほとんどない寒村だったとこの10月に80になったばかりの仲間の一人が解説していた。
宿を9時30分に出発、複数の海産物問屋を回ったあと家路についた。バス車中の様子をスケッチした。(了)
バスツアー車中
江嵜企画代表・Ken