ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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山根一眞氏大いに語るat日本人ブラジル移住110周年記念行事(スケッチ&コメント)

2018-05-02 11:23:26 | スケッチ


日本人ブラジル移住110周年記念行事

江嵜企画代表・Ken



ノンフィクション作家、山根一眞氏を講師に迎えて、「日本人ブラジル移住110周年記念講演会が、日伯協会主催、兵庫県、神戸市後援で4月28日(金)13時15分から神戸海洋博物館講堂で開かれ楽しみにして出かけた。会場は140名を超える参加者で満席だった。会場の様子をいつものようにスケッチした。

講師の山根一眞氏は、1972年から20回以上、ブラジル各地、特にアマゾン地方の取材を続けてきた。会場正面に写されたアマゾンの様子を背景に「24歳ではじめてブラジルを訪れ、いま、70歳になりました。アマゾンとは何か。未開の地です。だが、人類にとって重要な場なのです。」と話を進めた。

「1985年に金がアマゾンではじめて見つかった。8万人が殺到した。今は湖です。そのとき60トンの金が出ました。次に「黒い金」が採れました。ゴムのことをそう呼びました。ゴムはブラジルに富をもたらした。

ゴムの需要は海底ケーブル被覆用として伸びた。さらに自動車タイヤ用として拡大した。しかし、ゴムの種が、シンガポール、スリランカへ持ち出され、現地でプランテーション栽培された結果、アマゾンのゴムは衰退の道を辿った。

ゴムは衰退したが、アマゾンではコーヒー豆を入れる袋の材料としてジュートの生産が始まった。このジュート(黄麻)栽培と「黒いダイヤ」と呼ばれた胡椒がある。共に日本人が移民とともに東南アジアから持ち込んだものである。莫大な富を生んだ胡椒も病害で壊滅的打撃を受けた。

その時アマゾン先住民の生活をヒントに「アグロフォレストリー(森林農業)」を生み出した、日本人、坂口さんの存在なくして語れない。

坂口さんは「人間の命は限りがある。しかし、自然を通じて人間の命は永遠に続く」という言葉を残した。「自然との共存にかけての日本人の能力は抜群であり、日本人の力が遺憾なく発揮できる」と実感したと山根氏は力を込めた。

「いまブラジルではユウカリパルプの生産が活発化している。広大な熱帯地域は1年中高温に恵まれている。日本と比べると成長の早さが格段に違う。アマゾンの存在が見直される時代に入ったと明言できる。

一方、紙パルプの需要面では、紙おむつの需要が爆発的に拡大している。特に中国でそれが顕著だ。おむつは赤ちゃん用から大人用へ拡大している。特に高齢化が急速に進む中、大人用おむつが加速度的に伸びているからだ。それに呼応するように世界的に森林伐採、環境破壊の問題点が露呈してきていると山根氏は警告した。

結びに入りますと前置きして、山根氏は「日本人がブラジルへ移住後110年が経過した。この先110年を考えなければならない。ここに「人口時計」があります」とスクリーンに秒単位で動く様子を映した。

「2018年4月28日、現在世界の人口は75億人だが、人口は毎秒毎分増え続けている。一年で7,460万人増えている。1日で20万4,000人の増加だ。丁度今の鳥取県と同じ数の人口が毎日増えていることになる。自分が学生時代、ほぼ40年前になるが、世界の人口は38億人だった。」と山根氏は話を一瞬止めた。

山根氏はスクリーンに2,128年まで並べた一覧表を映した。「今後ますます気候変動が激しくなる。人間は生き物だから生きたものを食べていかないと生きていけない。22年後の2040年は人口爆発による食糧難が起きる大混迷時代に突入する。月旅行が始まる。37年後の2055年には月でオリンピックが行われる。」と山根氏は真顔で予測した。

「50年後の2068年には地球温暖化で生命の危機が訪れる。火星旅行が真剣に話し合われるだろう。110年後の2128年には新たな天地を求めて脱地球ということになり、火星へ移住する話が出てきているかもしれない。」と話した。

「110年前の1908年に今の姿を誰が予想できたであろうか。110年前、ブラジルへ渡りブラジルで新天地を切り開いた日本人の叡智から多くのことを学ぶことができる。」と山根氏は話を終えた。(了)

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トランプ米大統領のロシア疑惑問題でNYタイムズ紙がリーク、一方、米朝主脳会談を控えて日中韓3国会談が5月9日開催決定と韓国KBS(学校で教えてくれない経済学)

2018-05-02 11:11:21 | 経済学
NYタイムズ電子版、5月1日トップで「ムラー特別検察官がトランプ大統領に対して少なくとも40項目の質問状を用意している。NYタイムズはそのリストを入手した。質問の大部分はロシア疑惑問題に関連している内容だ。トランプ大統領は「恥ずべきことだ(disg
raceful)」と述べた」とMichaeS.Schimidt記者が書いた。2日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCはトップニュースで「NYタイムズ紙は「トランプ大統領あてにモラー特別検察官が40項目以上の質問状を用意している」と伝えた。誰が何のためにリークしたのか。トランプ大統領はリークに対して「真実でない。(リークは)はずべきことだ。」と話した。」と伝えた。

2日朝放送の韓国KBSは現地午前6時放送で「中日韓3国首脳会議が5月9日、東京で開催されることが決まった。3国会談は6年5ケ月ぶり。朝鮮半島の非核化問題が話し合われるとみられる。一方、トランプ大統領は「米朝会談の開催場所について近日中に発表される。板門店も開催場所として考えらえる。それは大々的な祝祭の場所になるからだ。」と語った。」と伝えた。中国CCTVは「ドミニカ共和国代表が1日、王毅外相と会談、台湾との国交断絶を表明した。中国政府はドミニカ政府に30億ドル(約3,300億円)の借款供与で共同声明に署名した。ドミニカ国予算の20%に相当する。ドミニカは面積4万8,700㎢、人口1,053万のカリブ海諸国である。」と伝えた。NHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」のキャスターは「台湾政府はドミニカ共和国の台湾との断交発表に猛反発している。一方、アメリカは先に台湾と米国の間で首脳交流を深める目的で「台湾旅行」法案を米議会が可決した。国際社会で台湾を承認している国の数は19のみとなった。ヨーロッパで唯一台湾を承認している国はバチカンだ。バチカンの出方が今後注目される」と解説していた。

2日朝放送のドイツZDFは「イスラエル政府はイランが密かに核開発を進めているとして5万5,000ページの報告書と183枚のCDを公表した。ネタニエフ首相は「イランは嘘をついている」と話した。国際原子力委員会は「イスラエル報告書は事実でない。」と発表した。アメリカ政府はイラン核合意協定からの離脱を決めるかどうか5月12日期限としている。イスラエル政府はアメリカの後ろ盾を必要としている。イスラエルの発表はそのタイミングを狙ったものと見られる。」と伝えた。豪ABCは「ミヤンマー国連調査団と会談後スーチー氏は「ラカイン州の問題はミヤンマー政府独自で調査する」と語った」と伝えた。

1日のNY市場ではFOMC会合、週末の米雇用統計を控えて様子見の中、NYダウははじめ300ドル以上値下がりした。あとナスダック株高、ハイテク株買戻しから値を戻し、先週末比64ドル安、24,099ドルで取引を終えた。債券が売られ10年物国債利回り上昇、1ドル=109.81円、1ユーロ=131.77円で取引された。NY原油(WTI)はバレル67.25ドルと小幅安、NY金はオンス1,306.80ドルと続落した。米首脳会談を直前に控えてロシア疑惑のトランプ大統領関与がNYタイムズ紙のリークで表面化する可能性が出てきた。(了)

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