トランプ米大統領は6月12日の米朝首脳会談を開くかどうかは明日わかると発言したと韓国ＫＢＳ，一方、ＮＹダウはＦＯＭＣ議事録見て利上げ懸念後退で値を戻す(学校で教えてくれない経済学）

FOMC議事録要旨が23日発表され、インフレ率が２％を超えても即利上げを急ぐことにつながらないことを示唆したとしてＮＹダウは引けにかけて上昇に転じ52ドル高24,886ドルで取引を終えた。NY株式市場は、トランプ米大統領が中国との貿易交渉は満足できる内容でないと述べ、米中貿易戦争を楽観できないとして安く始まっていた。一方、NY外為市場では、米朝首脳会談の先行き不透明感が依然残っている。さらにイタリアでEU懐疑派組織「五つ星政党」と同じく「同盟」との連立政権が誕生する。これによりイタリアの財政破綻懸念が新たに台頭、ユーロが対ドルで売られ、1ユーロ＝1.17ドル台まで値下がりした。ユーロ安から対ユーロで1ユーロ＝128.69円まで円が買われた。円は対ドルでも買われ１ドル＝109.95円まで上げた。新興国通貨が売られた。特にトルコ・リラ、アルゼンチン・ペソの値下がりが目立つ。NY原油（WTI）は原油在庫増から売られバレル71.84ドル、NY金はオンス1，289.60ドルと共に小幅に下げて取引を終えたと24日付放送のブルームバーグニュースが伝えた。

24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「イタリア新内閣が24日決まる。ＥＵ懐疑派の五つ星政党と同盟の連立政権が誕生する。両党とも年金改革を謳って議席を獲得した。少なくとも1,000億ユーロ（12兆8,000億円）の財源が必要だ。1,700億ユーロとの試算もある。イタリア新政権は50万人に達した移民の完全な国外退去を公約している。ＥＵの難民受け入れに真っ向から対立する。イタリア新政権の発足は新たなＥＵでの問題を作り出すだろう。」と伝えた。

一方、24日朝放送の韓国ＫＢＳは「トランプ米大統領は米朝会談が開かれるかどうか明日分かるだろうと発言して注目集めている。アメリカは朝鮮半島の完全な非核化を求めている。これに対して北朝鮮は段階的核非核化を求めている。」と伝えた。韓国ＫＢＳは「5ケ国共同取材版が実験場まで20キロ地点に到着した。ここからは徒歩になる。今回の報道陣には核専門家は含まれていないため成果を疑問視する見方もある。」と伝えた。韓国ＫＢＳは「文韓国大統領が1泊2日の米国訪問から帰国した。文大統領はトランプ大統領、ポンぺオ国務長官、ボルトン補佐官とも会談した。文大統領は6月12日の米朝首脳会談開催に大いに期待していると語った。一方、Ｇ20に出席していた王毅外相が24日、ワシントン入りする。トランプ大統領との会談を予定している。トランプ大統領はキム委員長が習主席と2回目の会談後態度が変わったことを重大視する発言を行った。王毅外相との会談でこの点に関しても話し合われると見られている。」と伝えた。24日朝放送の中国ＣＣＴＶは「北朝鮮核実験調査団5ケ国報道陣は元山に到着した。8人の韓国報道陣も参加している。陸報道官は6月12日開催される米朝首脳会談開催実現に中国政府は積極的に支援したと述べた。」と伝えた。24日放送のカタールアルジャジーラは「アメリカのイラン核合意からの離脱をハネメイ氏は激しく非難した。」と伝えた。英ＢＢＣは「元ロシアスパイクリスパ氏の娘が事件後初めてテレビ画像に登場し「いずれはロシアへ戻りたいと発言した」と伝えた。(了)