ＮＹ原油バレル67.88ドルへ急落、ＯＰＥＣ増産再開報道でＮＹダウ、58ドル安、トランプ米大統領の米朝主脳会談実施で交渉中との発言は材料視されず（学校で教えてくれない経済学）

トランプ米大統領は米朝主脳会談中止を発表した24時間後に会談継続に向けて北朝鮮との交渉を継続していると25日語った。マチス国防長官も談話を発表し「米朝主脳会談開催する方向で進めている」と語った。25日のＮＹ市場は米朝主脳会談関連報道には反応せず、ＯＰＥＣが増産に転じる可能性が出てきたことでＮＹ原油がバレル67.88ドルまで急落したことに反応、ＮＹダウは58ドル安、24,753ドルで取引を終えた。ＮＹ外為市場はユーロが対ドルで続落、1ユーロ＝1.1650ドルまで値下がりした。ユーロは対円でも下げ、1ユーロ＝127.44円で取引された。ドルは対円では前日とほぼ変わらず1ドル＝109.38円と小動きだった。ＮＹ金もオンス1，303.70ドルとほぼ変わらずだった。

26日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で韓国KBSは「トランプ大統領は25日、北朝鮮が対話の意思を示した。米朝主脳会談を当初の予定通り行われることもありうる。現在北朝鮮と協議を行っている。」と語った。マチス国防相も米朝主脳会談が予定通り開催されることを示唆した。米朝主脳会談が予定通り行われる可能性があるとＣＮＮが速報で流した。事務協議のためにシンガポールに出発した米代表はキャンセルせず現地に滞在している。24日のトランプ大統領のキム委員長宛ての書簡にも対話の余地があることが記載されている。トランプ大統領は自らのツイッターで「暖かい建設的な回答が北朝鮮からあったことは良いニュースだ」と述べた」と伝えた。

26日朝放送の英ＢＢＣは「25日、トランプ米大統領は北朝鮮側と米朝主脳会談開催で協議を行っていると語った。前日の24日には会談は突如中止すると語っていた。マチス国防相も米朝主脳会談が開催される可能性があると語った。トランプ大統領はまるで自ら楽しんでいるかのようだ。アメリカと北朝鮮両国の考えは隔たりは埋まっていない。」と伝え、英
ＢＢＣの記者は「トランプ大統領の外交でいえることで「確かなこと」は「確かなことはない」ということだ。」と総括した。26日朝放送のドイツZDFは「北朝鮮はトランプ大統領の米朝主脳会談中止宣言に対して「再考するよう」求めた。トランプ大統領に世界はいつも驚かされる。24日には首脳会談を中止すると話した。翌日の25日には全く違うことを発言する。トランプ氏はテレビショーのようにふるまっている。トランプ大統領自身「みなゲームをやっているんだよ」と話した。マチス国防長官は「アメリカと北朝鮮の主脳2人で外交がうまくいくことを祈るだけだ」と記者団に答えた。」と伝えた。

一方、26日朝放送のロシアテレビは「プーチン大統領は25日開かれた世界経済フオーラムのパネルディスカッションの席上で欧米のロシア制裁は政治、経済、軍事全ての面で効果を上げていないと発言した。パネルにはマクロン仏大統領、安倍首相、王岐山副首相、ＩＭＦ専務理事が参加した。」と伝えた。プーチン大統領はフランスとの貿易拡大、フランス企業が制裁に参加していないことを強調したと伝えた。(了)

膝痛を例に、「根本的に治すとは・・・」 （5/27の臨床実践塾準備）

この「診断即治療」は、 FC２ブログ にも転載しています。

右膝を伸ばすと痛い

この方は、写真のように座って右膝を伸ばすと、右膝が痛いと言います。
この場合、膝裏を触ると筋緊張が伺えます。
しかし、その膝裏が原因ではないんです。

たとえば、このような場合は、右足が長くなっていることが多いので、右足の長さを調整してあげればいいのです。
その方法には、いくつかの方法があります。

たとえば、横座りをしてもらい、骨盤全体の捻じれを診て、「それを調整する方法。
仙腸関節や股関節の歪みを矯正して足の長さを調整する方法。
腹部にあるしこりを取り除いて足の長さを調整する方法
いろいろ考えることができますが、私にはどれも根本的な治療にはならないと考えています。

何故かと言うと、それらの考え方は短絡的で、部分部分をつなげたに過ぎないと思えるからです。

では、どうするかと言うことですが、
① 何故足が長くなったのか

② それを治すには、何からすればいいのか

③ 再発しないようにするにはどうすればいいのか

というようなことを考える必要があります。

まず、このような場合は、右腸骨の前傾を考えます。
そして、腸骨が何故前傾したかを考えます。
腸骨が前傾する理由がわかったら、再発させないにはどうすればいいかを考えます。


治し方の考え方：
陽骨が前傾しているということは、腸骨の後側が上に引っ張られています。
それは該当する臓腑からの「経筋腱収縮牽引」というのが働いているからです。
従って、その経筋腱収縮牽引が起こらないようにするわけです。

治し方：
① 腸骨の前傾を戻します。

② 腰部（腸骨後側）での経筋腱収縮牽引を起こしている犯人を外します。

③ できれば、全経絡を整えておきます。

以上です。
そのように書くと簡単なのですが、実技となると、経験がなければ悩むと思います。
5月27日の臨床実践塾 では、そのような理論でテクニック解説をしながら解説していきます。

この理論とテクニックは、膝痛に限らず、多くの臨床に応用できますので、きっと毎日の臨床が楽しくなるはずです。

あ、この方はもちろん治りましたよ。
しかし、面白いことがありました。
私がスタッフに解説をしながら治療をしていましたら、スタッフが、

「先生、この原因は何ですか？」と言うので、私が

「ふふっ！」と笑うと、

「食べ物ですか？」とスタッフが言い、同時に患者さんは、口を開けて

「あ！」と小さな声で叫び、その後に

「あははは、、、、」と笑っていました。(^ワ^)