ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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北斗鍼は虚証の治療に優位性を現わす (5/27の臨床実践塾準備)

2018-05-22 10:36:51 | 診断即治療と虹彩学
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七星論は太陽系惑星の並びに準えて組み立てられた東洋医学理論です



七星鍼法には、いろいろな鍼法やテクニックがありますが、この北斗鍼というのは、虚証の治療で困っている鍼灸師に大きなヒントを与えてくれます。
何故かと言うと、虚証をわかりやすく言うと、「弱りきっている」と言い替えることができ、弱り切った患者さんの治療というのは、難しいからです。

虚証とはつまり、エネルギーとしての「氣」の働きが弱い状態と言えるので、、本来あるべき活動的なエネルギーが失われている状態を差します。
本来あるべきエネルギーというのは、現代医学的に言うと、「免疫力低下」、あるいは「抵抗力低下」のことで、もっと深い段階では「生命力減退」のことです。

虚証のついでに「実証」を説明しますと、例えばウイルス等が体に侵入してきて、悪い気(エネルギー)が充満した状態と考えればいいかと思います。
食養的な言い方をすれば、食べ過ぎて、あるいは飲み過ぎて、臓腑が活動できない状態になり、体のあちこちが硬くなった状態と考えていいと思います。

そして、東洋医学的な治療法では、基本的に「虚証には補法」を「実証には瀉法」を使います。
補法とは、「補う治療」のことですので、どちらかと言うと優しく穏やかな治療になり、瀉法とは、「瀉出」のことで、何かを体の外に流し出す、あるいは押し出すことですので、「瀉薬」(下剤)のような、多少激しさのある治療になります。

具体的に言いますと、虚証には栄養剤や活力剤を与えて、元気が出るようにしますが、実証は下剤などを与えて余計なものを抜く治療をするわけです。

これを鍼灸に当てはめますと、鍼灸には「補穴」(補うツボ)というのと「瀉穴」(吐かす。力などを失わせる)というのがあり、虚証には補穴を使い、実証には瀉穴を使って治療します。
つまり、虚には補を、実には瀉をというわけで、「陰には陽」を、「陽には陰」を使って、バランスのいい「中庸」にするというわけです。

鍼灸学には、それらのツボをまとめた「要穴表」というのがあります。
これは鍼灸学校の試験にもよく出されていました。(現在はわかりません)

で、それは実際にはどうかと言いますと、七星論を組み立てているときに、これらに対してもいろいろ実験をしたのですが、上手くいかないのもあれば、効いているのかないのかわからないものもありました。
ですから、(怒る人もいるかも知れませんが)私が七星論を考えてからは、その「要穴表」は使わないようになっていきました。

何故ですか?

① 失敗する可能性のある治療法を避けたかった
② 七星論で、効果的な治療法を見つけたから
③ より「実践的な治療法」を目指しているから
④ つまり、臨床家のための治療法を目指したから

その七星鍼法の中にあるのが、虚証の治療に使う「北斗鍼」です。
私は、この北斗鍼より虚証への効果的な治療法を見たことがありません。
手前味噌のように思われるかも知れませんが、北斗鍼の効果を目の前で見た人にはわかってもらえると思います。

たとえば、当院まで一人では来ることができず、家族に連れてきてもらった方や、当院に着いてから胸が苦しくて横になることもできない方、「力が出ない」とヨロヨロ歩く方々でも、この北斗鍼(実際には糸状灸を使います)をすると、みるみる元気になってきます。
開発した私が言うのも何ですが、ほんとにすごいと思っています。

特徴は、水、水、金、金、地、地、火、火、木、木、土、土と、七星の流れに沿ってお灸をしていくところです。
実際には、足から手へ、手から足へと治療していくので、手間が要るのですが、この流れがいいのです。
これが「七星鍼法」からです。

仮に、五行論の順に、木→火→土→金→水の流れで治療したなら、治療効果を望むのは無理です。

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米中貿易戦争が当面回避されたとしてNYダウ298ドル、ドル買われ1ドル=111円、一方、ポンぺオ米国務長官、イランに制裁強化すると圧力(学校で教えてくれない経済学)

2018-05-22 09:07:15 | 経済学
ポンぺオ米国務長官は20日、イランが新たな濃縮ウラン製造を完全停止しなければ制裁強化すると声明を出した。一方、ムニューシン米財務長官は、米中貿易交渉進展を前提に、米国は1,500億ドルの中国からの品目にあらた追加的関税賦課を見送ると語った。米中貿易戦争に対する警戒感が緩和し、週明けNY株式市場は上昇したと20日付のWSJ紙電子版は伝えた。22日朝放送の中国CCTVは「19日、中米貿易交渉で共同声明を発表「互恵平等の原則に立ち、両国の国民に障害になる行為は避けることで合意した」と陸報道官は語った。」と伝えた。NY市場は貿易戦争がひとまず回避されたとの安ど感からNYダウは298ドル高、25,013ドルで取引を終えた。ドル買いの動きから、NY外為市場では1ドル=111.00円、1ユーロ=130.90円で取引された。イタリアで対EUに懐疑的な連立政権誕生を懸念してユーロは1ユーロ=1.1792ドルまで値下がりした。NY原油(WTI)は米中貿易戦争が当面回避されるとして上昇、バレル72.24ドルで取引を終えた。NY金はドル上昇を受けてオンス1,290.90ドルへ続落した。

22日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「イタリア総選挙後数ケ月が経過した。期限切れを目前にしてディマイオ伊大統領は今明日中にも新首相を指名、連立内閣発足となる。新内閣はEUの難民政策に強硬に反対している。イタリアは50万人の難民を既に受け入れているが先の選挙では難民追放を公約して議会多数を確保した。欧州金融市場は政治的混乱必至と見てイタリア国債売り、10年物伊国債の利回りは2.1%を21日突破した。」と伝えた。ドイツZDFは「ポンぺオ米国務長官は「イランの濃縮ウラン製造禁止と①シリアからの撤退、②イエーメンへの介入停止を求め、イランが中東への関与を止まなければ対イラン制裁を史上最大規模で実施する。制裁はイラン関連の外国企業も含む」と演説した。一方、マース独外相は「G20の会合でイラン核合意を維持することを確認する」と語りアメリカの一方的な行動は容認できないことを繰り返した。」と伝えた。

22日朝放送のロシアテレビは「モディ印首相がプーチンロシア大統領と21日、ソチで非公式会談を行った。インドとの間で2基の原子力発電所建設で合意した。プーチン大統領は「インドは長年のロシアの最大のパートナーであり政治、経済、安全保障、テロ対策あらゆる分野での協力関係を進める」と語った。一方、モディ印首相は「ソチを訪れた最初のインド首相になれて光栄だ。友好を深めたい」と語った」と伝えた。インドNDTVは「モディ首相が非公式にプーチン露大統領と会談、原子力発電所建設を進めることで合意」と伝えた。

22日朝放送の韓国KBSは「韓国の核施設廃棄取材団名簿受け取りを北朝鮮は拒否したままだ。中国、ロシア、英国、イタリア取材版へのビザ発給の交渉中である。北朝鮮は16日開催予定の南北閣僚会談開催を拒否した。交渉の余地は残しているが、北の韓国に対する揺さぶりと見られる。」と伝えた。北朝鮮はIAEAの取材を許可していない。国際社会はアメリカ主導での動きを鮮明にしている中で国際政治の場では日本人の顔が見えてこない。(了)

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