NY原油(WTI)バレル71ドル、ブレント同78ドル突破、米国のイラン核合意離脱発表後中東情勢悪化懸念で(学校で教えてくれない経済学）

韓国KBSは「キム朝鮮労働党委員長は拘留中の3人の米国人に恩赦を与えた」とポンぺオ米国務長官と会談の際伝えた。3人は横田基地で給油後アメリカに向かっている。」と伝えた。米現地夕方7時半放送の米ABCは「北朝鮮に拘留されていた韓国系米国人が解放され帰国の途に就いた。トランプ大統領は空港で出迎えるとツイッターに書いた。」と伝えた。9日付NYタイムズ電子版は「北朝鮮に拘束されていた3人のアメリカ人が釈放された。トランプ大統領は自らの成果だと誇らしげに語った。３人のアメリカ人の解放は米朝首脳会談に弾みをつけるだろう。トランプ大統領は会談の場所は3日以内に発表する。板門店ではないと答えた。」と伝えた。

9日付のNYタイムズ紙電子版は「トランプ大統領は8日、イラン核合意からの離脱とイランに対して新たな制裁を実施すると発表した。ハメネイ、イラン最高指導者はアメリカを激しく非難、核合意からのイランの離脱を示唆した。イラン議会で米国旗やトランプ大統領の写真に火がつけられた。」と伝えた。フランスF2は「マクロン仏大統領はトランプ大統領を厳しく非難した。マクロン大統領はイラン、ロウハニ大統領に電話し、英、仏、独含めロシア、中国にも呼びかけイラン核合意にとどまる意向であると述べイランに核合意にとどまるよう伝えた。米国の対イラン制裁によりエアバス含め多くのイランとの既契約にキャンセルなど大きな影響が出てくる。既に多くの金融機関はイランから撤退を始めている。」と報じた。英BBCは「米国のイラン核合意離脱及び米国の対イラン制裁が強化される。イラン経済はイラン核合意後も改善の兆しは見られていなかった。さらなる米国の制裁強化で通貨のさらなる下落やそれに伴う国民経済への打撃が懸念される。」と伝えた。ロシアテレビは「対ナチ戦勝記念日が5月9日、モスクワ赤の広場で行われた。無人爆撃機などが初登場した。式典に参列したイスラエル、ネタニエフ首相と会談したプーチン大統領はアメリカのイラン核合意離脱に反対を伝えた。会談の詳細は発表されていない。」と伝えた。

9日のNY市場で原油（WTI）が3％以上値上がりバレル71.14ドルで取引を終えた。10日朝放送のブルームバーグニュースは「NYダウはエネルギー株高がリードして182ドル高、24,542ドルで取引を終えた。原油高によりインフレ懸念から米10年物国債が売られ利回りが3.07% を突破した。NY外為市場では利回り上昇から1ドル＝109.74円、1ユーロ＝130.07円で取引された。ドルは対ユーロでも買われ、1ユーロ＝1.1850ドルで取引された。NY原油市場ではWTIが71ドル突破、重質油ブレント原油はバレル78ドルを突破した。NY金はオンス1，313.00ドルとほぼ横ばいで推移した」と伝えた。

10日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「マレーシアで1957年以降初となる政権交代が実現する。マハティール元首相率いる野党が多数を占めることが確認され、現地午前3時、勝利宣言した。」と伝えた。韓国KBSは「日中韓3国会談が東京で開かれ今後緊密な関係維持のため次回北京で3国会談開催を決めた。」と伝えた。(了)