ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NY市場の視点が、中東情勢から米中貿易、米雇用統計にシフト、期待感からNY株続伸、ドルは株高につれ高(学校で教えてくれない経済学)

2020-01-10 08:59:47 | 経済学
中東情勢の緊張がやや緩和、「第一段階」米中貿易協定来週締結期待、週末発表の米雇用統計期待から9日のNY市場は、ダウ28,956ドル、211ドル、0.7%高、ナスダック、9,203,0.8% 高、S&P500、3,274、0.7%高と揃って値上りした。9日付けWSJ紙電子版は米中貿易「第一段階」協定調印に中国代表団が北京を9日出発したと伝えたことも相場を支えた。シカゴ連銀、エバンズ総裁が9日「米金利政策に変更はない可能性がある。米中貿易協議進展、中東情勢沈静化で、米国経済鈍化は廼避けられないが、当初予想された深刻なダメージは回避される。」と発言した。9日米労働省は「新規失業保険申請件数が減少した」と発表した。市場の目は中東情勢から米中貿易、米雇用統計に移った。共に米経済に直接連動する。

中國市場でのアップルのアプリ販売好調を材料に一部アナリストはアップルの株価目標値を引き上げた。アップル株は続伸した。金融株、消費関連など幅広く買われた。「ウクライナ航空、ボーイング737型機はエンジントラブル原因ではなくミサイル誤射を受けた後墜落した可能性がある」とカナダ、トルドー首相が発言、トランプ米大統領もあと同様の趣旨でツイートしたことを受けて、ボーイング株が買い戻されたと9日付のロイター電は伝えた。ミサイル攻撃による墜落報道は、英フィナンシァルタイムズ、ワシントンポスト、NYタイムズ紙、WSJ紙が揃って伝えた。9日のNY外為市場で株高の流れからドルが続伸、1ドル=109.50円、1ユーロ=121.61円、1英ポンド=143.05円で取引された。ユーロは続落も英ポンドは続伸した。9日のNY原油(WTI)はバレル59.61ドル、NY金はオンス1,552.20ドルと共に小幅反落した。原油続落には米原油在庫増加が相場を押し下げた。

9日付のロイター通信は「中東情勢は米、イラン共に悪化拡大は避けたい意向を明らかにした。イランのラジール外相は「イランは戦争を望んでいない」と重ねて強調した。しかし、トランプ米大統領は対イラン制裁強化を予告した。スレイマニ司令官暗殺後、彼の遺志を継ぐシーア派武装勢力の今後の動き、シリア、イラク、イエーメンでの代理戦争継続の可能性は消えていない。イランが濃縮ウラン開発を進める。イラン核合意から事実上離脱宣言した。中東情勢の不安定な状態は変わっていない。」と書いた。

9日のワシントンポスト電子版は「ペロシ下院議長は米大統領による軍事行動を制限する法案を下院に提出する」と語った。」と伝えた。週明け米上院でトランプ大統領に対する弾劾裁判が始まる。上院で3分の2の賛成が得られなければトランプ大統領弾劾は成立しない。同電子版は「ゴーン元日産会長にレバノン裁判所は国外渡航禁止を決めた。」と伝えた。9日付のNYタイムズ紙電子版は「英議会は9日、英国のEU関連法案を可決、英国の1月31日のEU離脱への道が開けた」と伝えた。英国関連では「ヘンリー王子、メーガン妃が英王室離脱と独自で発表した。英王室は激しく揺れている。」と欧米各紙が伝えた。(了)

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「学校で教えてくれない経済学」、「貴紙は私の新聞です」という嬉しいいメールが今朝、届いた(学校で教えてくれない経済学)

2020-01-10 08:12:25 | 経済学
愛読者のお一人から今朝、思いがけなくもメールが届いた。「金融も株も全くの素人ですが、なにかあると、株が乱高下します。良いことには上がり、悪いことには下がるということでしょうか。その世界の良いこと悪いことも判断は付きませんが貴兄の解説で何とか分かります。貴紙は私の新聞です。ありがとうございます。」とあった。勇気百倍、明日も、がんばろうと元気をもらった。感謝している次第である。

以前も書いたが「学校で教えてくれない経済学」には返事や感想はかねてからゼロである。それが見事にゼロである。「皆さん静かに読んでいるのだから気にするな」という先輩からの励ましのアドバイスもいただいた。時に、家庭で奥さんが、きっとおいしく食べてもらえるだろうなと思って、配膳する。ところが旦那さんは、黙々と食べて、あと、ひとことも言葉を発せずと、さっさと自室に姿を消す状況とつい重ね合わせてしまう。

日本の家庭では、夫婦の間でも、言葉を交わすことがほとんどないことが常態化してしまったという話をよく聞く。沈黙は金と、日本では、昔から厳しく教えられた。亡父は典型的なそういうタイプの男だった。たまに自分で料理を作ってみて分かるが、「おいしかったよ」の家族の一言で、「よし、次もがんばろう」という気持ちが沸いてくる。ホメ殺しという言葉がある。そこまでいかなくとも、ほんのちょっとした一言で、目の前の世界ががらりと変わる。それは、ネガにもポジに変わるから怖いが、ネガに変わるケースは命に係わる事態に発展する。学校、職場で昨今多発しているいじめとも大いに関係しているようでなお怖い。

御影郷に清酒「福寿」という優れもののお酒がある。山中伸弥さんがノーベル生理医学賞を受賞されてからほぼ9年になるが神戸酒心館の会長さんに「ノーベル賞の授賞式で福寿が紹介されていました。素晴らしかった。」と申し上げたことがあった。会長さんの話では神戸酒心館で日本人がノーベル賞受賞の際は、以前から清酒「福寿」をふるまっておりますとのことだった。山中伸弥さんのひとことで世の中がガラっと変わった。授賞式の様子がテレビで放映されたあと「福寿」はたちまち品切れるハプニングが起こった。「福寿」はその後、「全国区」、いや、内外で人気商品として日々、当社の業績に貢献していると仄聞している。

話を経済学に戻す。20020年は米国による1月3日のスレイマニ司令官暗殺事件を契機に中東での緊張が高まりNY市場はじめ世界の株価は乱高下している。日本市場は70%を米国人が動かしている。そのため日経ダウはNYの写真相場よろしく乱高下している。日本では株嫌いの人が多い。しかしこの先、30年いや50年生きる若い世代は少額でいい。日々の乱高下に一喜一憂することなく、こつこつと、これという内外優良企業に絞り、将来の生活設計のための積み立て投資をしておけが必ず報われることであろう。日本と言う国は、自分の国は自分で守るというと横ヤリが入る珍しい国でもある。自分の将来は自分で守る。当たり前のことが当たり前に行動できる世の中に向けて若者に期待するところ大である。(了)

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