第61回大阪府立大学混声合唱団
江嵜企画代表・Ken
1月11日(土)午後5時半開演、たかいし市民文化会館アプラホール大ホールで開かれた第61回大阪府立大学混声合唱団EWA CHOR演奏会を楽しみにして出かけた。神戸から高石は結構遠い。2時間は見ておかないといけないが、JR住吉、大阪METRO、梅田、南海本線、なんば経由と、3つの線を乗り継ぐ。タッチの差で開演に遅れ、第1ステージはホール外のロビーで聴く羽目になった。
会場の様子をスケッチすることを恒例としている。幸いホールにあらかじめ用意されていたテレビ映像を見ながら描きはじめた。あと会場に入り、第2ステージから、第3ステージ、4ステージと描き込み、事なきを得た。
予め送られたEWA CHOR、 OB・OG会報によれば、新たに女声6名、男声4名を加えて総勢45名で活動している。この日、会場入り口で配布されたパンフレットによれば、エヴァ・コールは、昨年60周年を迎えた。今回は61回目、新しいスタートを切る節目の演奏会である。「歌うことが大好きだ。歌と共に過ごし、真正面から歌と向き合ってきた。その締めとしての本日の演奏会をお楽しみください。」と書かれていた。
第1ステージは、佐藤賢太郎作詞・作曲「憧れと共に」、第2ステージは、高田三郎、作詞作曲「水のいのち」、第3ステージ,恒例となっているのだそうだが1回生による劇「Shall we sing」のあと、小休止を挟んで、一気に盛り上がり、第4ステージ、当間修一氏の指揮による「千原英喜の「永訣の朝」で最高調に盛り上がった。聴き終わったあと心地よい清涼感が耳元に残った。アンコール曲1曲を聴き、お開きとなった。しばらくの間会場の拍手が止まらなかった。
余談ながら、現在、大阪府立大学には昔でいう学部はない。エヴァコール部員,男声、18名、女声27名、合計45名の所属部が先のパンフレットに出ていた。電気電子がトップで10名、内男声が7名、自然科学が6名、内女声4名、緑地環境4、環境システム4.教育福祉4などと続く。女声に獣医2名とあった。どんな獣医さんになられるのだろうかと思うと楽しみでならない。
筆者が卒業時あった「経済」や「経営」の文字はメンバーの中にはなかった。時代の移り変わりを改めて実感した。
筆者は、卒団のあと60年経過した。OB・OG会にも不義理している。当然であるが会場で言葉を交わす機会はなかった。青春真っただ中の後輩の皆さんの元気溢れる声を楽しみ、かつ、大いなるエネルギーをいただくことが出来、ひたすら感謝である。彼ら彼女らが60年先を迎える時、どんな日本になっているのであろうか、などと思い巡しながら帰路についた。(了)