ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ボーイング株安が悪役、NYダウ上昇の足を引っ張る、一方、米中貿易協議「第一幕」クリアも「第二幕」「第三幕」が上がるメドさえ立っていない(学校で教えてくれない経済学)

2020-01-18 09:37:02 | 経済学
12月の米住宅着工件数が2006年12月以来、最高の160.8万戸と前月比16.9%増加した。住宅企業ホームデポ株が231ドルと1.4%値上りした。アップル株、318ドル、1.1%高、VISA株、204ドル、1.9%高などが上げ相場をリード、一方、ボーイング株が事故機737MAXに新たにソフト面で問題点が見つかり当面運航再開のめどが立たないとして、324ドル、2.4%急落して上げ幅を相殺、17日のNYダウは、29,348ドル、50ドル、0.2%高と小幅の上げにとどまった。

ハイテク株のナスダック、9,388、0.3%高、株価総合指数のS&P500、0.4%高と揃って続伸、過去最高値を更新した。「ブラード、セントルイス連銀総裁が17日、「2019年、FRBは、7,9,10月と3回利下げした成果を見極めるため、1年間は現行のまま金利据え置きが適切とみられる。」と発言した。」と17日付けロイター電は伝えた。米金利が当面、上にも下にも動かないとの投資家のコンセンサスがNY市場の堅調相場を底流で支えている。

一方、日本の株式市場は、NY株最高値更新の動きと比べるとグランドを一周遅れか企業によっては2周遅れで走っている感じだ。一言でいえば、リーダーに精気が感じられない。日本市場のプレーヤーの70%は外国人が動かしているといわれるからなおさらである。株式市場に限らない。日本人特有の慎み深い特性は美徳には違いない。しかし、企業のリーダーとして社長自らが投資家に分かりやすくプレゼンテーションが出来ない人が多い。さらに言えば、数少ない機会だが、株主総会で社長さんの話を聞いていても、現状厳しいとは訴えるが、ワクワクしながら自社の将来を具体的に自信をもって語ることが出来る経営者が数少ないと常々実感している。

話をNY市場に戻す。NY原油(WTI)はバレル58.70ドル、NY金はオンス1,557.05ドルと変わらず。NY外為市場では米住宅データを歓迎して債券が売られ米10年債利回りが1.84%へ上昇、引き続きドルが買われ、1ドル=110.15円で取引された。その他主要通貨では、1ユーロ=122.16円、1英ポンド=143.37円で取引された。ドル堅調の裏にはNY株高が影響している。株高には米中貿易協議「第一段階」を2年がかりでようやくクリアしたことが支えた。芝居でいえば「第一幕」が終わりインターミッションに入る。しばらく待てば「第二幕」だ。ところが今回の米中貿易協議では「第二幕」、「第三幕」がいつ始まるのかのメドさえ立っていない。米大統領選挙には何でもありになる。米国は中国に為替操作国の認定から外した。トランプ氏が膠着状態のままここ数年、狭いレンジで動いてきたドル・円相場に目を付けて円をたたいてくる選択肢も十分ありうると見ている専門家は結構多い。

自分の健康は自分で守る。自分の国は自分で守る。当たり前のことをトランプ米大統領は率先実行しているに過ぎない。昨日、神戸は阪神・淡路大震災25周年記念日を迎えた。神戸でも震災を口にする人が数少なくなった。自然災害も怖いが人災はそれ以上に怖い。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

打撲:蹴られた痕が痛くて歩けない (1/26の臨床実践塾)

2020-01-18 06:51:59 | 診断即治療と虹彩学
この「診断即治療」は、 FC2ブログ にも転載しています。




写真① 普通はこんな鍼はしないのですが、緊急でしたので…… 




写真② 巨鍼療法でないと短時間では治せないと考えたので…… 



中学生の男の子ですが、友達同士で「蹴り合いをして遊んでいた」そうです。
相手の蹴りが強すぎたのか、右大腿外側が痛くなり、階段も上がれないくらいだったそうです。
そして、具合悪い事に、明後日に演奏会があり、お母さんがピアノ伴奏をして、チューバで「独奏」をすることになっているらしいのです。

そんなことでお母さんから電話が入りました。
「整形外科に行った方がいいでしょうかネー」と言うものですから、
「足の甲で蹴られたぐらいなら、骨に傷はいってないはずだ」と考え、

「う~ん。明後日に演奏会で独奏をするなら、整形外科では時間的に間に合わないと思うので、来てください」と、来てもらうことにしました。

なぜ、「整形では間に合わない」と言ったかというと、その程度の打撲なら、シップ薬を出すぐらいとわかっていたからです。
経験された方ならわかると思いますが、診断は多分「打撲」となるので、痛み止めの薬とシップ薬ぐらいだからです。

それで早速来てくれたのですが、外傷はないし、腫れもない、ただ、触ると痛いし、歩くのが困難なようで、膝も曲がらないし、足も挙がらないので、歩くのがやっと、という感じでした。

それで、
「しゃがんでみて!」と言うと、しゃがもうとするのですが、膝が45°ぐらいしか曲がらないのです。
これだとトイレも大変だなーと思いながら治療にかかりました。

こういう症状の場合は、「筋腱鍼」という刺鍼法を使うと治しやすいので、最初に筋腱鍼で治療してみました。(写真①)
しかし、あまり変化はないようでしたので、今度は巨鍼を使うことにしました。(写真②)
巨鍼は、骨折の痛みも取ってしまうほど外科的な症状には効果が高いからです。
但し、このような場合の巨鍼療法は、熟練した人でないとできません。

巨鍼をした後は、だいぶ楽になり、ベッドから降りて、そろりそろりと歩き出し、やがて、びっこはひいているものの、何とか歩ける状態になりました。
お母さんは横から、

「どう? どう?」と聞いています。

「だいぶいい。だいぶ楽になった。触ってもあまり痛くない」と言っていました。

その様子を見ていたお母さんは、
「演奏会での舞台に出る時は、誰かに楽器を持って来てもらおうかと考えていました」と話していましたが、彼の顔に笑顔が出てきたので、安心したようで、
「子ども料金は中学までですか?」なんて、軽い雑談までしていました。

帰りには、玄関でキチンとあいさつまでして帰っていきました。
そして、お母さんは、
「演奏会のビデオを撮って送りますね」と、話しながら帰って行きました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする