阪神淡路大震災25周年を迎えて独り言（学校で教えてくれない経済学）（番外編）

早いもので阪神淡路大震災を被災して25周年の日の本日、2020年1月17日を迎えた。神戸住民で地震未経験者が5割を超えた。嫌われても被災者は自らの経験を語る必要があると考えている。神戸東灘区御影に今住むマンションは震災後再建か補修かで大もめした。一階店舗住民と二階から上の住居のみの住民の間で裁判沙汰まで発展した。今もってわだかまりは消えない。筆者は５階に住んでいた。8畳のリビングのピアノは壁から50センチ移動した。震災前夜、就寝前にこたつの上に置いた眼鏡がこたつ敷きの下から、なんと冷蔵庫の中から飛び出した鮭の切れ身と仲良く出てきた。玄関に飼っていた金魚は飛び散り、影も形もなかった。水をたまたま張っていた浴槽は形をゆがめ、カラだった。下駄箱に入れていた履物はすべて飛び出して、廊下の壁に沿って、子供の行列のように行儀よく並んでいた。

阪神青木駅前にあった父と叔母が住んでいた木造の二階家は前栽を前にして廊下を介して部屋を仕切るガラス障子まで丸見えだった。父の枕元に置いてあったテレビは半分身を乗り出したまま幸いにも父の頭手前で止まり、事なきを得た。叔母の足元は箪笥の下敷きになっていた。二階の南面する窓は落下してなかった。床の間の地球儀に折れた柱の一部がくし刺しになって転がっていた様子を今も鮮明に記憶している。

国道2号線から阪神青木駅までの電信柱はすべて倒れた。途中に福池小学校がある。学校南隣にある先祖の墓地では墓石が散乱していた。国土地理院の職員のおひとりが90センチ土地が移動していたと教えてくれた。二段重ねの上の墓石がお隣さんの墓地に落ちていたのはいい。ところがお隣さんの墓石が当家の墓石の上に飛んできて鎮座していた。5時47分に生じたM7強の地震の際出た想像を絶する電磁波で墓石が乱舞したものと想像される。

神戸の住人は冷静で粛々と行動したといわれるが事実に反する。コンビニ店の棚の商品はまたたくまにカラになった。全壊した阪神青木の実家の貴重品は近くの親戚に預かってもらえたので事なきを得たが留守にした御影の自宅マンションに置いていた荷物は夜間に盗まれた。ドロ棒は車でチームを組み、見張り、侵入者、運搬者と手分けして手際よく盗んだという。5分が勝負だと後で聞いた。お取り込み中こそが彼らにとっては稼ぎ場なのだ。

災害はきれいごとで済まされない。尾籠な話で恐縮だが排便、排尿への対応がうまくいけば被災者は落ち着く。灘中高が近くにあるが避難家族と遺体が同居数日を過ごした。阪神青木駅から徒歩10分の所にある母校、本庄小学校のトイレは糞尿でてんこ盛りだった。校舎の裏は大げさでなく足の踏み場もなく排便の場所と化した。靴下、軍手、帽子は必需品だ。ガラスが散乱するので素足は避けたい。手持ちのビニル袋は意外に効果を発揮する。地震と来たら水も大切だが、トイレのことをまず頭に浮かべてほしい。里で飼っていたワンちゃんと生き別れになったことはつらかった。人間様が当然基本だがペットのことも頭に入れておいてほしい。震災をさも経験したかのように話す専門家がおられるが一切御免である。（了）

米経済堅調、米中貿易戦争「一時停戦」を歓迎、リスクオン、NY株式、過去最高値更新、NY外為、1ドル＝110円台キープ（学校で教えてくれない経済学）

12月の米小売高が前月比0.3％増と堅調を維持、1月のフィラデルフィア景況感指数が17ポイントと8ケ月来の高い水準を記録した。直近の米失業保険申請件数が1,000件減、20万4,000件と16日、米労働省が発表、労働市場堅調を裏付けた。モルガンスタンレーが好調な業績を発表、株価56ドル、6.5％高が金融セクターの株価をけん引した。15日には米中貿易「第一段階」協定が締結され、多くの問題点を残しながらも、2年間続いた米中貿易戦争に一区切りついた。16日、米上院がNAFT協定に代わるUSMCA(米・メキシコ・カナダ協定)を賛成85、反対10で可決した。トランプ大統領指名待の状態だ。様々の状況が投資家に安心感を与えた。16日のNY市場はリスクオンの流れを持続、ダウは、29,297ドル、267ドル、0.9％高と3万ドルラインが視野に入ってきた。ナスダックは9,357,1.1％高とIT関連銘柄高が相場を支えた。S&P500、3,316,0.8%高、初の3,300ポイントをクリア、史上最高値を更新と16日付けブルームバーグ電子版は伝えた。

16日のNY外為市場では債券が売られ米10年物債利回りが前日の1.77％から1.82％へ上昇したことを受けてドルが買われ、1ドル＝110.16円で取引された。その他主要通貨に関しては、ドル・円上昇につれ高、1ユーロ＝122.67円、1英ポンド＝144.04円で取引された。NY原油（WTI)はバレル58.62ドルと反発した。16日付のWSJ紙電子版は「米中貿易協定「第一段階」締結で中国での原油需要が増加するとの思惑が相場を押し上げた。」と解説した。16日付けロイター電は「米中貿易協定で中国は2年間で2,000億ドル相当の米国品の輸入を増やすことを協定に盛り込んだ。しかし、中国減速は足元で進んでいる。景気減速、輸入関税は据え置きのまま、中国が2,000億ドルを吸収できるとは誰も考えていない。エネルギーでは525億ドル増やすというが25％関税据置いでは輸入は増えない。」と指摘した。一方、ロイター電は「劉鶴副首相は2,000億ドルの米国品輸入はマーケットに見合った数字である。過大ではない。」と語ったと16日中国CCTVテレビは報じたと書いた。
米中貿易協定「第一段階」締結のあと、16日の中国株式市場は、上海B株、0.6%安 、上海総合、0.5%安で答えた。相場は物知りだから現実の厳しさを教えているかもしれない。

16日のロイター電からロシア関係のニュース。「16日、ロシア下院はメドべージエフ内閣総辞職の後の次期首相にミシュースキン連邦財務長官を賛成383、棄権41、反対ゼロで承認した。プーチン大統領は承認直後、ミシュースキン氏を首相に任命した。プーチン氏はミシュースキン氏を次期首相に任命した。」と伝えた。プーチン氏は2000年にエリツインの覚えめでたくロシア大統領に就任した。メドベージェフ氏を2004年から1期４年間ワンポイントリリーフとして起用して再び大統領に復帰した。先の予測は誰もわからないがミシュースキン氏を腹話術の人形としてプーチン氏が操ると多くは見ている。昨年末のNW紙日本版でトランプ氏と思しき人形を操っているプーチン氏と思しき姿を描いた風刺漫画が出ていた。米上院でトランプ米大統領弾劾裁判がはじまる。ロシア疑惑、ウクライナ疑惑を裁くことになるが、米上院はトランプ氏を引きずり下す意図は今のところ見られない。（了）

めまいとせんかん鍼、、、。七星特殊鍼法研究会について（1/26臨床実践塾準備）

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ビフォー

　

アフター

「せんかん鍼」はほんとにすごい鍼です。
腰臀部に1本鍼をするだけで、こんなに変化が出るのですから。
しかも、1分以内で終わってしまうのですから‥‥。

この方は、「めまい」を訴えていましたが、先ほど来られた方は、何度か「肩の痛み」を訴えていたのですが、せんかん鍼を使ったら、それで治ったそうです。
さらに、この方の後に来られた方は、骨盤の歪みがあり、座位で鼠径部の痛みを訴えていましたが、せんかん鍼で調整できました。

「すごい、すごい！！！」
私が「すごい！」なんて言っても、手前味噌にしか聞こえないと思いますが、せんかん鍼で治療を受けた方や、当院のスタッフは分かっています。

せんかん鍼を使うと、上半身や下半身の歪みが、一瞬にして矯正されるのです。
「一瞬に」なんて言うと、これも「眉唾モノ」と言われそうですが、せんかん鍼を使う時は、多くが1分以内で、せんかん鍼の治療を受けた患者さんは、
「えっ？　これだけでですか？」と驚きます。

で、写真の方ですが、脊椎診をすると、上部胸椎が右に曲がっていましたので、それが原因でめまいが起こっていたようです。
上部胸椎が右に曲がった原因は「肝」にありましたが、先にせんかん鍼で上部胸椎を整え、「めまい」の徴候を聞きましたら、首を左右に回し、

「何ともないようです。大丈夫のようです」と言っていました。

で、傍で見ていたスタッフが、

「首、回ってますよね」と、患者さんが言うべきことを先に言っていました。（^_^;）

1月26日（日）の臨床実践塾では、このようなテクニックをいくつか紹介しながら、「七星特殊鍼法」と「七星特殊鍼法会」の説明をしようと思います。
「七星特殊鍼法会」は、主に即効的な治療法を研究するために結成する研究会です。

ただ、Zoomを使ってやることが多いので、3～5人程度しか入れません。
ですから、興味のある方は、1月26日の臨床実践塾に参加するか、Zoomで行なうネット勉強会に参加されてください。
Zoomで行う勉強会は、このブログで、2～3日中にご案内致します。

新城針灸治療院：06-6765-7622