ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

それにつけても日本は平絵和である。国会審議は日本の縮図だ(学校で教えてくれない経済学)

2010-03-05 10:00:57 | 経済学
オリンピックが終わり、NHK・BS「世界の二ュ-ス」や「おはよう世界」の番組が正常化してほっとした。オリンピックというと朝から晩までオリンピックである。一方、国会では場所を参議院に移したが、政治と金の不毛の議論を繰り返す毎日を続けている。

オリンピックと言えば、今朝のモスクワテレビで、ロシア五輪委員会のチャガチョフ委員長辞任を伝えていた。ロシアはメダル数で、リレハンメル1位のあと3位、5位、4位と来て、今回バンクーバーで11位に終わった。「国を愛する者の一人として、政府、大統領の評価は当然だと責任を取って辞任する」と語る会長の神妙な顔がテレビ画面に映っていた。

ロシア関連ではプーチン首相が「2010年度、年金引き上げのために資金を数十億ルーブル確保した。欧州のいろいろな国も財政難で苦労しております。ギリシャは全ての公共料金と年金引き上げを凍結した。我々には資金はあります。」と語る画面を流していた。

NHK・BS「おはよう世界」が伝えるブルームバーグ二ユースの中で、ある市場関係者が出演して、「各国の債務問題は終わっていない。むしろ始まったばかりだ。ギリシャだけ
でない。その他も債務を抱えている。少なくとも年末までかかる。米国の雇用統計が5日発表されるが、雇用回復は遅れるだろう。景気指標はまだら模様だ。」とコメントしていた。

4日のNY株式市場は、前日比47ドル高、10,444ドルで取引を終了した。新規失業保険申請件数は改善したが、住宅データが悪化した。出来高も少ない。力強さに欠ける。ドル相場も不安定な状態が続くだろうと出演したコメンテーターが解説していた。

100年に一度の大不況になると騒いだのはつい1年前である。最近高校同窓のH君が気分が悪いということでさる病院へ救急車で運ばれた。病院の玄関で倒れた。あわてた病院から脳外科専門の西宮の渡辺病院へ転送された。3日間意識不明のあと命を取り留めた。

彼は、一昨日、退院後初めての検査を受けた。医者の話は甘くなかった。「あちらの世界を覗いた身だったことを忘れていた。自戒した」とメールを入れて来た。医者からいい話を期待するのが人情である。米景気と並べて議論するのは不謹慎であるが、米国経済も同じだろう。7800 億ドルの資金投入と事実上ゼロ金利で息を吹き返したに過ぎない。

「おはよう世界」は中国で全国人民代表大会が10日間開かれる。全国から2900人集まり、これから1年の政策を討議する。8.7%の成長を実現した後、輸出から内需への構造調整をどうするか。不動産バブル退治と景気対策とのバランスも課題であると伝えていた。

それにつけても日本は平和である。国会審議の様子は正に日本人社会の縮図である。(了)

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フクシャ(Fuchsia)(スケッチ&コメント)

2010-03-05 06:47:29 | スケッチ


フクシャ(Fuchsia)

江嵜企画代表・Ken



 フラワーショップ「潤」でフクシャ(Fuchsia)という花が目にとまり一鉢@480円で買い求め、自宅でスケッチした。

 店ではホクシャのラベルが付いていた。元名がFuchsiaだからフクシャと読むのだと思うが、なまってホクシャになったのかもしれない。

 原産地はメキシコなどの南米やニュージーランドとブログに出ていた。花の形からレディ・イヤー・ドロップスとも呼ばれるとあった。

 花の色は、ピンク、白、赤、紫など豊富で、約100種類ある。多くは園芸用植物、花は下に垂れる種類が多いが上を向く花もあると出ていた。

 いつ来ても店には大勢の客が押し寄せている。先日、「こちらで仕入れて、店売りしている人が多いのですか」と聞いたら、「必ずしもそうでない」と話していた。
「先日、18鉢買っていた人がいましたね」と水を向けたら、「学校関係の方です。
うちは学校の先生が結構多い。感謝しています」と話していた。

 花の値段が何を基準に決められるのか定かでない。「潤」に確かめたわけではないが、大量仕入れ、大量販売で、回転がいいことが、この店がリ―ズナブルな値段で商売を続けられる秘密だろう。当方はもっぱら画材用であるから、手ごろな値段で提供してもらえるから重宝している。

 花のシーズン到来で「潤」に足が向く回数が増えそうだ。(了)

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トヨタも大事だが、ロシアの動きにも目配りが大切だ(学校で教えてくれない経済学)

2010-03-04 08:28:21 | 経済学
「ロシア経済」の現状について、ニューズウイーク日本版最新号で、オ―エン・マシューズ(モスクワ支局長)が、「さらば資源外交の日々」と題して、「石油・天然ガスを武器に世界を支配する夢は消えた、外国人投資家の軽視は新たな資源開発の可能性を阻害する」とロシアに対して辛口の記事を書いていた。

ロシアは石油と天然ガスの世界最大の輸出国である。しかし、中東の湾岸諸国の比べて採掘ペースが速く、資源が枯渇しかかっている。「ロシアは外国の投資を誘致してヤマルや海底油田を開発しなければならない」と指摘するトロイカ・ダイアログの石油・天然ガスアナリスト、ワレリ―・ネステロフ氏の警告を掲載していた。

本号では、「モスクワの春」の寒々しい現実と題して、「メドベージエフは汚職一掃と経済改革を訴えているが、自由化は見かけだけだ。真の支配者は今もプーチンだ」とマシューズ支局長,アンナ・ネムツオ―ナ支局員連名の記事を紹介していた。

メドベージエフは、「景気後退による不満を鎮静化させるために、国民の声に耳を傾けるポーズを取っているだけだ」、「ロシア国民はプーチンの専制体制を許してきたが、これは国民の生活を豊かにすると約束してきたからだ。それが景気後退と石油価格の下落により、約束を守ることが難しくなってきた」と書いていた。
 
さらに「ロシアの通貨ルーブルの購買力は08年以降、およそ3分の2に下落、政府は電気・ガス料金の補助打ち切りも計画している」とロシア政府の台所事情がおかしくなっていることを紹介していた。世界景気後退で天然ガス需要が大幅減少、相場は急落したままだ。

日本ではロシアと言えば領土問題が俎上に上った時だけである。これは全く仮定の話だが、鳩山首相は、沖縄から米軍基地を全面撤退させることを条件に北方領土問題の解決を胸に秘めているかもしれない。そこで初めて、ロシア問題に日本国民も関心を示すであろう。

通貨ルーブルの減価は外国資本がロシアから逃げたからである。ギリシャが揺さぶられているのも外人の国債売りの結果である。日本国債の94%を金融機関中心に日本人が保有しているから大丈夫だというが、財政赤字がGDPの170% の日本はギリシャを笑えない。

一方ニューズウイーク最新号は、「歌舞伎を演じた公聴会の退屈」と題して、「トヨタが人身事故に関して裁判所から証拠提出を求められている。トヨタは故意に証拠を隠したのか。今後は歌舞伎ではなく、筋書きのない攻防が始まる」とフィリップス記者が書いていた。

ロシア、トヨタに限らない。「災害」は忘れた頃にやってくる。備えあれば憂いなしだ。(了)

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ロシア経済不振が、まさかメダル数に陰を落とした?!(学校で教えてくれない経済学)

2010-03-03 09:43:13 | 経済学
2014年の冬季オリンピックはロシアのソチでの開催が決まっている。ところが、バンクーバーでロシアが取ったメダルは全体で15個、金メダル3、銀が5、銅が7に終った。メダル全体の個数もアメリカ37、ドイツ30、開催国カナダ26と大きく差をつけられた。

ロシアのメドべージエフ大統領は、「大変失望した。」と述べ、ロシアの選手を「太った猫(金くい虫)」と呼び、閉会式をスキップした。ロシアスキージャンプ連盟はドイツ人コーチのウルフガング・スタイエルトを解雇したと3月2日のWSJ紙が書いていた。

ロシアスポーツ相、VitalyMutko氏は、バンクーバーで30のメダルをとると予想していた。「他国はスキーフリースタイルに真剣に取り組んでいるが、ロシアは全く違う。スケートも同じだ。しかし、オリンピックはスポーツである。国家的屈辱ではない」と語った。

ロシアはバンク―バ強化費用として2,500万ドル(ドル90円換算:22.5億円)を投入した。これはカナダとほぼ同額である。カナダはメダルを全体で26個、金メダル14、銀7、銅5個を獲得した。ロシアチームは、トレーニング不足、粗末な設備での練習、格下のスキ―板とワックスを使っていたと散々こきおろされているとWSJ紙は書いていた。

一方、2日のWSJ紙は、豪州中央銀行が、政策金利を0.25%上げ、年4.0%としたニュースを経済欄トップで取り上げた。「豪州経済は正常化に向かっている。政策金利も通常の水準に戻す。」と中央銀行は声明を出し、追加利上げを示唆したと解説していた。

豪州はインフレ懸念だが、ユーロ圏経済は、豪州の対極にある。長期的なデフレの危機に直面しているとWSJ紙は指摘した。この先5年間、ギリシャ、ポルトガル、アイルランド、スペインでデフレ状態が続く。中でもスペインの需要不振は深刻で製造業価格指数は17ケ月連続で下落した。当面、改善の兆しは全く見られないと厳しい展望を紹介した。

ドイツ、フランスがギリシャ国債買い上げのうわさが流れる中、2日のロンドン市場で、ユーロ、英ポンドとも値を下げ、1ユーロ=1.3492ドル、1ユーロ=120.07円で取引された。ユーロ圏メンバー俗に言うPiigs5ケ国(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)が、デフレの爆弾を抱えている限り、ユーロは安心して買えないのであろう。

経済と人間のからだの健康と共通点が多い。ドイツ(心臓)、フランス(肺臓)が元気であっても、その他臓器が問題を抱えている限り、ユーロ圏の健康を維持できない。

Brics4国(ブラジル、ロシア、インド、中国)の中でロシア経済の不振が目立つ。ロシア経済の低迷が予想外のメダル獲得数に陰を落としたと見るのはうがち過ぎだろうか。(了)

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白木蓮(スケッチ&コメント)

2010-03-02 15:27:31 | スケッチ


白木蓮

江嵜企画代表・Ken



 雨が降って気温が上がり、気温が上がって、おっかけ雨が降る日が続いたせいか、ここ2,3日で、いつもの散歩コースのお宅の中庭の白木蓮のつぼみが今朝見たら一気に膨らんできた。絵心を大いに刺激されてスケッチした。

 ポンと軽く肩をたたく人がいた。振り返ったら近くに住む同窓のH君だった。やあ、元気?とお互い声をかけて通り過ぎていった。彼の心遣いに感謝した。

 広辞苑で白木蓮を引いた。モクレン科の落葉高木。中国原産と出ていた。数メートルの高さに達する。葉は大きく長楕円形。裏面に毛が多い。3,4月ごろ白色の大きな花を開くと出ていた。

 通りすがりのさる老人が、「急に芽吹いてきましたね。今年は去年より早い気がする」、と話していた。JR神戸線住吉駅へ抜ける通り道なので、人通りはそこそこある。周りの視線を受けていることを自然と感じるが、委細構わずスケッチを続けることにしている。

 無断でスケッチすることが多い。絵が出来たらはがきサイズのコピーを挨拶代りにモクレンのお宅に届けるつもりである。

 今すぐにも開花しそうなつぼみの姿を見ながらスケッチしていると春がそこまで来ていることを花が教えてくれる。(了)

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自分で判断し、自分で行動出来る経営者がトヨタでいなくなっている?!(学校で教えてくれない経済学)

2010-03-02 00:16:54 | 経済学
トヨタ問題について、ジャ―ナリスト井上久男氏が朝日新聞の論説委員、山田厚史氏の質問に答えている場面を、ケーブルテレビ「朝日ニュ-スター」の番組で、途中からだったが、たまたま見る機会があった。

トヨタで働く人の数は、世界で32万人いる。そのうち日本人は7万である。この話にまず驚いた。外国人は価値観が違う。言語が違う。外国人との間で、きめ細かいコミニュケ―ションをとることが益々難しくなって来ていると井上氏は話していた。

最近のトヨタは、自分で判断し、自分で行動出来る人間がいなくなってきているという話に至って再度驚いた。経営陣でも、ズバリ物が言えた人は、奥田碩名誉会長あたりまでで、自分で火の粉をかぶろうとする人間がいなくなった。最近、ズバリ物を言って飛ばされた役員がいた。「物言えば唇寒し」の世界であると井上氏が概嘆しておられた。

ソフトは東京、メカ(機械)は豊田という体制が依然として続いている。エンジニアが本来の仕事が出来ず、予算の配分ばかり考えるようになった。コスト計算するオペレーターはいる。しかし、経営判断出来る人材がトヨタには少ないと話が進んで再度驚いた。

創業者、豊田章一郎は「エンジニアは1日3回手を洗え」が口癖だった。現場では油で手が汚れる。現場の大切さを教えた逸話が残っている。設計と製造との間での交流が減ったことが今回の事件の底流にあると井上氏は話していた。

中国とインドでトヨタは惨敗だと井上氏は言った。特に中国で苦戦している。中国のことで頭が一杯で、肝心のアメリカでエンジニアが手薄になっていた。コストを減らせ、コストを減らせで品質チエックが疎かになった。コスト削減で実験回数を減らした。

ホルクスワーゲンがスズキと提携した話しになった。安くて小さい車は自分では作れない。スズキはインドに50%のシエアを持っている。ホルクスワ―ゲンは中国に圧倒的シエアを持つ。利害が一致した。今、トヨタはダイハツと組んで安い車を作ろうとしている。

今回の事件でトヨタの暖簾に疵が付いた。トヨタは今ブランド危機に直面していると井上氏は話を結んだ。品質のトヨタがシエア維持のために安い車を作らざるをえないからだ。

当たり前のことを当たり前のように出来る人が、最近、日本でも少なくなった。中でも「自分で判断し、自分で行動出来る」ことは生き物たる者の基本である。それがトヨタの経営者にして出来なくなってきていると井上氏は指摘された。オデキは大きくなれば潰れるというが、世界のトヨタの1日も早い復活と名誉挽回をはるか祈るのみである。(了)

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