思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「推薦」ー感謝です

2005-01-15 | その他

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わたしのブログー「思索の日記」を熱烈に!推薦して頂き、どうもありがとうございます。
感謝です。http://www.doblog.com/weblog/myblog/26329/891850#891850

この記事(「必要なのは、おどけ、ふざけ、悪さですー教育の原理ー」)は、職業上の必要から書きました。神経症的な子育て全盛!の現状に対して、父母の方たちへの励まし(きつい励まし)としてです。

もちろん人間は「物」ではありませんから、青年期以降に自分で自分を変えることもできますし、得体の知れない力に翻弄されることもありますし、思いがけない「出会い」が人生を変えることもあります。

しかし、親としてどう考え、行為したらよいか?という一応の原則は知っていた方がよいのでは、と思い、発表しました。(この記事に意見を寄せられた方へ)


以上、簡単ですが、お礼まで。

武田康弘 2005.1.15


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? 山脇さん(「公共哲学とは何か」ちくま新書の著者)の再返信とわたしの再再返信

2005-01-15 | メール・往復書簡
以下は、私と山脇さんとのやりとりです.斜体の部分が私の再々返信です。
私は、実存のエロースを深め広げるためには「公共学」が必要だ、と思っています。


武田康弘様
早速のお返事有り難うございました。
それで、

もしお出で下さるならば、喜んでお迎えします。(武田)
ということなので、早くお目にかかりたいのですが、住んでいるところが横浜市で遠いため、いつか時間がある時、白樺派の再勉強をかけて出向きたく存じます。(山脇)


ぜひどうぞ。白樺派は、在野の精神の象徴だと思います。1910~20年代、柳や志賀や武者やリーチや・・・・みな20才代から30才代の青春の運 動でした。私は少し頭が足らないので、永遠に青春の運動をするつもりです。 (武田)


「公共哲学とは何か」は、研究会や授業でテキストとしても使う予定です。(武田)
どうも有り難うございました。この本はページ数の制限のため、広く浅く書かざるを得ませんでした。ですから、(山脇)

実存の深みへの探求のためには、公共的な社会性の探求・獲得が必要だと考えています。「実存は公共性に先立つ」(笑)というわけです。(武田)
この点を、次著では掘り下げたく思っています。(山脇)

私が考える哲学とは、椅子という「事実」はない、真に実在するものとは椅子の「意味」であるーというソクラテスープラトンのイデア論のことです。そういう意味では、イデア論を否定したアリストテレスは、学問ではあっても、哲学とは言い難いかな?と思っています。(武田)
この点は、哲学する人間の間でも大きく見解が分かれると思います。事実が既に「意味負荷性」を帯びているとすれば、事実VS意味という二分法は成り立たないでしょうから。(山脇)


意味には、「事実的な意味」と「意味的な意味」がある。
 しかし「事実的な事実」=純粋事実 はない、というのが私の考えです
。(武田)


プラトンの「国家」もルソーの「社会契約論」も共にイデアとしての都市国家論・社会論であり、経験的な事実学ではないので、そのような読み方が必要だと思います。(武田)
確かにそのとおりですが、ここでも、イデアVS事実という二分法が少し気になります。この点に関して、私はヘーゲルの影響を受けすぎているかもしれませんがーーー。(山脇)


大変面白いテーマですね。ヘーゲル的思考とギリシャ的思考(ルソーもこちらに近い)。 ヘーゲルの観念論とギリシャ(ソクラテスープラトンということですが)のイデア論。いいですね~。(武田)


実存論と社会学(意味論としてではあれ)とでは、水面下と水面上の違いがあるようです。サルトルのレトリカルな書き方は、両者を融合するための要請だったのではないでしょうか。名称は、単に「公共学」または、「公民学」の方がよいかな?と感じました。「存在論」(これは竹田青嗣さんが解釈し直した「現象学」を下敷きにする以外にはないでしょう)の探求を基盤として、そこから反転して「公共学」に上向するというのが正解ではないか、と考えています。ともあれ、この両者ー水面下と水面上をそのもまま結合することは出来ないと思います。必要なのは、違いの明晰な意識化、ではないでしょうか。(武田)

これは公共哲学にとって、大変重要な根源的なアポリアですね。色々な考え方があって然るべきだと思います。私たちがこの点を論議し合った以下の本を出版され次第お送りしますので、特に各章の後の討論を読んで感じられた点をお聞かせ頂ければ幸いです。(山脇)
http://www.utp.or.jp/shelf/200501/010099.html


 分かりました。楽しみにしています。
 本来、大学の中で哲学するというのは、なんだか変です。
 カント以降「常識」化してしまいましたが。生きた言葉で語り合いたいと思います
。 (武田)


では、お会いできる日を楽しみに。(お名前失礼致しましたー訂正しました。) 協力関係がうまく築けたら、楽しく有益ですね。(武田)
協力関係は是非築きたいと思いますので、宜しくお願い致します。
明日は雪の予報ですが、夕方からの会のご盛況をお祈り致します。私の方は、「受験オタク」が集うセンター入試の監督で朝から大学に缶詰です。
では今日のところはとりあえずお返事まで。(山脇)

山脇直司(2005.1.14)


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