思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

外務大臣辞任!日本の常識は世界の非常識。

2011-03-06 | 社会批評
下の記事の続きですが、

前原外務大臣辞任。

外務大臣の辞任ですので、海外からの目で書きますが、
世界のどこの国民も政府も、なんで辞任したのか、まったく意味不明でしょう。
ずっと日本で暮らしている韓国国籍の在日の人(前原氏の中学時代の同級生)から5万円×4の個人献金を受けたから辞任した。もう!?!?でしかないのですね。
「日本の常識は世界の非常識!」まったく笑いものにしかなりません。

民主党のテイタラクには呆れて言葉もありませんが、辞任に追い込んで勝利の美酒に酔う自民党もおわっています。
民主政治の原理を明確にする実力者は小沢氏ですが、彼も検察とマスコミの「人物破壊」活動により満身創痍です。

うーん、閉じた島国根性。


----------------------------

以下は、mixi内のコメントです。

ケンヂ2011年03月07日 00:35

タケセンさん

批判となりますが失礼します。

海外とはまた広い範囲ですが、少なくとも私が暮らしていた
アメリカ合衆国では外国人献金は個人、企業ともご法度でした。
ゆえに私のルームメイトの父が連邦下院議員でしたのでこの点を
よく覚えています。

また、在米時の友人(韓国、ドイツ、イギリス、メキシコ)にも
メールにてそれぞれの国ではどうかを問うてみたところ、
全員一致で「外国人からの献金を受け取れば重罪だよ」との
答えでした。

少なくともアメリカ合衆国、韓国、ドイツ、イギリス、メキシコでは
外国人からの献金受け取りは重罪です。それ以外の国で外国人からの
献金なんて大したことないと見なされている国があればご教授願いた
いです。

「日本の常識は世界の非常識!」とありますが、この文脈で世界とは
具体的にどこを指すのでしょうか?抽象的すぎて分かりにくいです。

最後に、閉じた島国根性とはどのような根性なのでしょうか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

よしくんぱっと2011年03月07日 04:30

タケセンさんは、外国人からの献金を禁止していることに関してではなくて、このような小額の献金が理由で外務大臣が即辞任することに対して「世界の非常識」と言っておられる。この献金に限らず、瑣末なことを取り上げて揚げ足取り合戦を繰り広げ、日本が辞任・辞任とやっている間に、世界はどんどん動いています。

違法性があることは間違いありませんが、まあ、打たれ弱いというか、打つ方も打ち方の加減を知らないというか…日本人のこんな状況は私も「世界の非常識」だと思います。

>民主党のテイタラクには呆れて言葉もありませんが、辞任に追い込んで勝利の美酒に酔う自民党もおわっています。

私もそう思います。もっとかっこよく政治をやってくれよ。

このままでは、日本国の“辞任”も遠くないのでは?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

タケセン2011年03月07日 10:04

ケンヂさん

異邦人=外国人から献金が禁止は、当然のことです。
わたしは、よしくんぱっとさんの言われる通り「小口の個人献金」での辞任について意味不明と言ったのですが、
もう一つ、
在日への暗黙の差別の問題があります。
1910年以降日本は韓国を併合し、1945年の敗戦まで朝鮮人を日本人に同化させる政策をとりました。その影響で今日多くの在日韓国人が日本で暮らしています。彼らの多くは、日本の学校に通い、日本で生活・仕事をし、税金その他も同じく負担しています。現実的・実際的には彼らは「日本人と変わらぬ社会人」(=「公民」)として日本で生きています。
確かに、国籍が日本ではないゆえに形の上では「外国人からの献金」とは言えますが、在日韓国人の問題は、「外国人問題」ではなく、日本の「国内問題」です。
形式上の問題でつつき出し、実際上は日本の「公民」である在日韓国人からのわずかの個人献金で外務大臣を辞任に追いやる国とは何のか?
「政局」が全てで自他の「国益」を考えない国は、世界の非常識なのです。
なお、この場合の「世界」とは、近代民主主義の原理に基づく国家の集合を指します。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

異常なマスコミ報道=前原問題。

2011-03-06 | 社会批評

もはや、わが国のマスコミは「ヒステリー」としかいえない事態に陥っているのではないでしょうか。
前原問題もその一つです。
わたしは、前原氏の政治思想・実践への批判者ですが、そのことと今回の献金事件とは別次元の話です。

読売新聞の記事(朝日も同様)を読んでわたしは呆れました。なんという愚かな内容か。



「献金額が少ないとか、故意ではないからとかいって、簡単に免責されるような問題ではない。
 前原外相が参院予算委員会で、京都市に住む在日韓国人の女性から政治献金を受け取っていたことを認めた。
 政治資金規正法は、外国人や外国法人から政治活動に関する寄付を受けることを禁止している。日本の政治が外国から干渉・影響されるのを防ぐためである。 特に、故意に寄付を受けた場合は、禁錮や罰金、公民権停止などの罰則の対象になる。
 外相は、自ら把握する献金は5万円だとし、今後、返金して政治資金収支報告書を訂正する考えを示した。だが、自民党の西田昌司氏は予算委で、4年間で計20万円を受け取っていたと指摘した。
 この在日韓国人からの献金の全容と、他の外国人からの政治献金の有無について、外相は速やかに調査し、公表すべきだ。
 外相は、在日韓国人との付き合いは中学生時代からだが、献金を知ったのは予算委の前日だとして故意の受領を否定している。
 外国人からの政治献金が違法であることは政界の常識である。まして前原外相は今、日本外交を統括する立場にある。
 本人が本当に知らなかったとしても、事務所が安易に献金を受け取ること自体が問題であり、外相の監督責任は免れない。民主党の岡田幹事長が言うような「事務的ミス」として、片づけて済ませるべきではあるまい。」(読売新聞)



ここに記されている通り、この法律は、「外国からの干渉を防ぐために」、という目的でつくられたものですが、今回の前原氏に対する献金が、外国からの干渉・影響になると思うならマンガでしかないでしょう。国籍上は韓国人であれ、幼いころからずっと日本人と同じ生活している人からの小額の献金が、日本政治への干渉になると本気で思う人がいるなら、「病気」としか言えません。
もちろん、日本国籍でない人からの献金が違法であることは確かですから、それがわかった時点で返却し、謝罪する必要はあります。
また、事務所が献金を受けた時に、その人の国籍を確かめる作業をしなければならないというのも変です。5万円の寄付をしてくれた人に、あなたは日本国籍ですか?と尋ねるなどは、あり得ない話でしょう。

こんなことで大騒ぎするのは、理性=思考力と現実感覚がない証拠ですが、あまりのバカバカしさにただ呆れるだけです。批判的思考力を養わないと、こういう愚かなマスコミ人に踊らされてしまいます。



武田康弘

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

mixiコメント

めくらまし (Cmoon)
2011-03-06 19:17:56
C-moon2011年03月06日 15:38

きっと、個人献金する際は、日本国籍を証明する証書を提出すべきだ。なんて言うんでしょうね。

ツイッターでも一時騒然となり、前原糾弾!がタイムラインを占めていましたが、早くも落ち着いて、既存メディアの異常な加熱を諌め、問題の核心に触れるツイートが多くなりました。
既存メディアが一点集中し加熱する時は、他に隠したいそれ以上の問題がある。というのは現代政治を俯瞰的に眺めていれば、自然と学習できることで、学習の成果の表れとも言えます。

この視点で言うと、隠さなければならない大きな問題は、フロント企業の可能性の高い団体からの政治献金問題だと思います。
こちらでも、前原さんは名前が挙がっていますが、他には蓮舫、野田の民主党議員。渡辺喜美みんなの党代表が、挙げられ本人たちも認めています。
こちらの問題をリークしたのは総務省で、総務省に働きかけられるだけの政治的な大きな力が働いています。 ほぼ同時に、自民党の西田議員が、前原さんの外国人献金問題を参院予算委員会で糾弾しました。
この二つの問題は、個別的な問題ですが、関連しあっていると思います。つまり、西田議員を走らせた大きな力と総務省にリークさせた大きな力が、ぶつかった状態だと僕は思います。
この大きな力というのは、政治の地下水脈に流れている力で、ふだん表に現れず、水脈が枯れるに至るような状況に接した時働くのだと思います。
三井環さんを貶めた力の背景を考えると容易に推察でき、今回も似たような力が働いたのだと思います。

僕が思うのは、外国人違法献金問題よりも、4人の政治家の名前が挙がった問題の方がずっと大きな問題で、こちらが明らかになり問題の発掘作業が進むと、与野党を問わず、政界に大激震が走る要因を持っているのではないか。ということです。

外国人違法献金は現行法上違法ですから、前原さんは小沢さんに執拗に求めたように”説明責任”を今度は自ら果たさなければならないし、何らかの責任は取らなければならないと思います。しかし、既存メディアとそれを鵜呑みのしている、狭量な熱血漢が叫ぶように、即辞任にもましてや議員辞職に繋がるような問題ではなく、小沢さんが言うように、政治の責任の取り方は自ら果たすべきで、前原さんに任せるべきだと思います。
その程度の問題だと思うのです。(タケセンさんの見解に全面的に同意します)
前原さんを国会に送った有権者と前原さんが相談して決めればいいこと。
僕は前原さんの政治家としての資質にも政治姿勢にも、極めて批判的で、これまでも日記に書いてきました。だからこの際辞任してくれればと心情的に思うのですが、冷静さは失いたくありません。前原さんを庇うのではなく、その程度の問題だからです。

フロント企業と思える企業から献金を受けた渡辺喜美さんは、同じ穴の狢のくせに、外国人違法献金を追求し前原さんに辞任を迫っています。
二つの問題の関連性を象徴する言動で、外国人献金問題を最上段に引き上げ、フロント企業問題を矮小化させようとする流れを象徴する最たるものです。
これで仮に前原さんが辞任して手打ちとなれば、もう片方の政界全体を揺るがすと推察できる問題は、忘れ去られていくでしょう。
僕は、これを恐れます。
既存メディアの異常な加熱に乗っている場合ではないと思うのです。
前原さんの首ひとつ取っても、政界の地下を覆っている闇は消えないはずです。

またこうしている時も、辺野古移設で、飛行ルートの日米合意が行われ、『年次改革要望書』に代わる『日米経済調和対話』http://bit.ly/fq3c2Aのアメリカ側の要求が明らかになり、公取委が企業合併基準の緩和を発表しました。6日の「規制仕分け」の項目http://bit.ly/fA3mKpも発表。
なぜか内容が一致しているんですね。これはTPP加盟に向けての露払いに他なりません。

前原さんの首ひとつに過熱に注目しているところで、果たして国益になるのか?という重要な案件の手続きが次々と行われています。
前原さんの首切りを叫んでいる人たちには、大海を見渡してほしいですね。


武井繁明

-------------------------------

きゅんたろー2011年03月06日 16:03

C-moonさん


貴重なコメントであろうかと思います。

そこで質問です。

>隠さなければならない大きな問題は、フロント企業の可能性の高い団体からの政治献金問題だと思います。


これが「大きな問題」となる理由を説明していただけると幸いです。


それと

>こちらの問題をリークしたのは総務省で、総務省に働きかけられるだけの政治的な大きな力が働いています。


これを裏付けるソースを教えていただけると幸いです。

------------------------------

C-moon2011年03月06日 17:39

きゅんたろーさん

はじめまして。

まず、はじめにこの場は、タケセンさんのページです。
タケセンさんが書かれた内容に沿った展開でなければならないと思います。
そういう意味で、ここで僕が長々と、フロント企業の問題について語ることは不適切です。(また2000字では足りないですし、今書くだけの時間を持っていません)

もし、興味があれば、まずご自分でお調べになり、その上で僕に公開論議としてメッセージにてお送りしていただければ、日記欄に公開し、僕も語ります。
また、機会があれば、それとは別にこれについての問題も日記に書きたいと思っています。

リークしたのが総務省であるというソースですが、元参議院議員とだけ申しておきましょう。
また、総務省が公開している政治資金収支報告書を見れば、調べる気になれば誰でも調べられるわけで、仮に大きな力が働かなくても明かるみに出すことは可能です。
ただ今回の場合は、某議員が望んでいたことが、何らかの力が働き、内閣調査室を動かし、総務省まで動かしたということです。
残念ながらこれ以上このような場で詳細に書くことはできません。
それは御理解いただきたい。



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする