思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

炙り出された「天下り組織=東京電力」の官僚主義

2011-03-16 | 社会批評
原発の設計・管理・運用の「初歩的ミス」、
なぜ、どうして、どのように、の「説明なし」の無計画停電、
情報公開と説明責任を果たさない官僚主義的「上から目線」

「高級(中身は低級)官僚」の天下り組織である東京電力の度し難い官僚主義が、大震災で炙り出され、誰の目にも明らかにされました。
実力の無い名だけの人間が上に立ち、理不尽なまでに苦労するのは現場の人間のみ。大金を貰い楽な仕事に従事する経営者は、ほとぼりが冷めるまで雲隠れ、せいぜいイイワケに終始する。まるで、戦前の皇軍(天皇の軍隊)と同じ。

これを機に、日本の統治と組織のありようを抜本的に変えていく必要があるでしょう。
形だけの知=受験知に根をもつ官僚主義。その支配を終わらせないと、主権者は国民という民主主義は現実のものになりません。

ちょうど、『誰が小沢一郎を殺すのか?』(ウォルフレン著・角川書店・3月1日刊)が届いたので、読んだところですが、この本の冒頭は、「大地震や大災害に見舞われると、人間というものははたと現実に気づくのか、」で始まっています。日本の政治が、いかに、なぜ、官僚支配になったのか?が、大変明瞭に強い説得力をもって描かれています。確かに林たけしさん(『ふざけるな校則』の著者)の言う通り、この書は、日本国民の必読書といえます。後で書評を書きます。


武田康弘


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コメント

林たけし

2011-03-18 10:13:15

取り急ぎご連絡、多くの国民に視聴して頂きたくご連絡いたします。私が20歳の頃、いわゆる原発のあり方についてテレビ朝日「朝まで生テレビ」等、今は亡きミュージシャンらも問題提起をしておりました。当時さまざまな妨害に屈せず広瀬隆さんの「東京に原発を」が話題にもなりました。大多数の国民は他人事でしたが・・・。大惨事になっても多数の国民が見る番組に出演させないテレビ報道にはウンザリしますが、3月17日の朝日ニュースレターでゲスト出演しています。
http://www.youtube.com/user/chorochannel
コメント (1)
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