メルトダウン(炉心融解)について心配されますが、それにはいま触れません。
今回、福島第一原発では、冷却不能という非常事態になりましたが、非常時に冷却システムが作動せず、海水を入れて冷却する他はないという事態を見ると、設計段階かあるいは運用段階における初歩的なミスとしか思えません。
大地震発生時に電気がストップすることは想定されますから、自家発電装置の維持は絶対的な要件です。ところがそれが作動せず、したがって冷却水も入れられず、ついには海水を使用する(おそらく原子炉は修理不能)とは、なんともお粗末で「原始的」な話です。
今回の東北地方を中心とする地震は、マグニチュード9.0とは言え、震源は陸地ではなく海であり、福島での揺れは震度6。想定外の揺れであるはずがありません。震度6で安全を確保するシステムがみな作動せず、海水を直接注入という事態に陥ったのは、基本コンセプト作成上の初歩的なミスというほかないでしょう。
メルトダウンによる放射能が容器外部に放出される事態に陥らぬように祈るばかり。
武田康弘
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コメント
後藤政志さんと同じーーー武井繁明
タケセンさんが書かれていることは、元格納容器設計者の後藤政志さんが、語っていることと同じです。
設計論理を超えた状況になっている。設計論理に至るまでの仮設が甘すぎた。現場管理の想定も甘いと……
”絶対安全を保証する”と歴代政府と各電力会社が言い続けてきた原発の、二重三重の安全冷却システムが、稼働しなかったことは、事実上の原子炉の破綻で、日本の原発政策も同時に破綻したと言えます。
どんな災害に対しても、安全システムが対応することが、原発の条件ですから。
祈ることしかできないのは、辛いですね。でも祈るしかない……
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東電の官僚主義ーーー 武田康弘
テレビを見ていて思ったことを書きました。
「タケセンさんが書かれていることは、元格納容器設計者の後藤政志さんが、語っていることと同じです。 」ーー
そうなのですね。
ほんとうに、海岸線につくるのですから、津波にしても「想定内」は当然。あまりにお粗末。それにしても、東京電力の官僚主義には恐れ入ります。謝罪すらない!!(呆・憤)。
今回、福島第一原発では、冷却不能という非常事態になりましたが、非常時に冷却システムが作動せず、海水を入れて冷却する他はないという事態を見ると、設計段階かあるいは運用段階における初歩的なミスとしか思えません。
大地震発生時に電気がストップすることは想定されますから、自家発電装置の維持は絶対的な要件です。ところがそれが作動せず、したがって冷却水も入れられず、ついには海水を使用する(おそらく原子炉は修理不能)とは、なんともお粗末で「原始的」な話です。
今回の東北地方を中心とする地震は、マグニチュード9.0とは言え、震源は陸地ではなく海であり、福島での揺れは震度6。想定外の揺れであるはずがありません。震度6で安全を確保するシステムがみな作動せず、海水を直接注入という事態に陥ったのは、基本コンセプト作成上の初歩的なミスというほかないでしょう。
メルトダウンによる放射能が容器外部に放出される事態に陥らぬように祈るばかり。
武田康弘
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コメント
後藤政志さんと同じーーー武井繁明
タケセンさんが書かれていることは、元格納容器設計者の後藤政志さんが、語っていることと同じです。
設計論理を超えた状況になっている。設計論理に至るまでの仮設が甘すぎた。現場管理の想定も甘いと……
”絶対安全を保証する”と歴代政府と各電力会社が言い続けてきた原発の、二重三重の安全冷却システムが、稼働しなかったことは、事実上の原子炉の破綻で、日本の原発政策も同時に破綻したと言えます。
どんな災害に対しても、安全システムが対応することが、原発の条件ですから。
祈ることしかできないのは、辛いですね。でも祈るしかない……
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東電の官僚主義ーーー 武田康弘
テレビを見ていて思ったことを書きました。
「タケセンさんが書かれていることは、元格納容器設計者の後藤政志さんが、語っていることと同じです。 」ーー
そうなのですね。
ほんとうに、海岸線につくるのですから、津波にしても「想定内」は当然。あまりにお粗末。それにしても、東京電力の官僚主義には恐れ入ります。謝罪すらない!!(呆・憤)。