細川連立政権の誕生で自民党が下野し、自由になったNHKが、1994年に放映した【原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~】(45分)が、グーグルビデオで放映されています。
読売新聞の柴田秀利と正力松太郎とアメリカ政府の使者・ダニエル・ワトソンによる「毒をもって毒を制する」という心理作戦の全貌が明らかにされています。
米ソ冷戦を背景にしたアメリカの水爆実験(第五福竜丸の被爆)への批判―日本人の「核」への拒絶感情を消すための作戦が、「原子力の安全利用=原発の推進」(毒をもって毒を制する)でした。
国会議員となった正力松太郎(警察官僚・A級戦犯・アメリカCIAとの深い関係・読売新聞社主・日本テレビ初代社長)は、原子力委員会の初代委員長になります。懐刀の柴田秀利と共に、読売新聞と日本テレビを使って「毒をもって毒を制する」大キャンペーンを展開し、アメリカ政府の意向(対ソビエト戦略―同盟国に濃縮ウランを提供して原発をつくらせる)を実現したのでした。
http://video.google.com/videoplay?docid=-584388328765617134&hl=ja#
武田康弘