思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

国家とは、われわれエリート政治家と高級官僚のもの、国民は従うのが道徳ーー安倍首相

2014-09-10 | 社会批評


安倍首相の教育改革は、ウヨク思想により、国家に従う国民の育成をめがけています。

国家の政治とは、一国民、ましてや子どもや学生が口を挟む領域ではない。東大法学部を卒業した高級官僚と、明治維新以降、代々、政治家を続けてきたわれわれ政治家が責任をもつことであり、
庶民はその分をわきまえて、それぞれの仕事に精を出すべきである。

それを徹底させて、日本人として生きる=日本の道徳を身につけた子どもたち=小国民をつくるのが学校教育の目的、

国旗=日の丸の旗に敬礼し、国家=明治天皇捧げられた「君が代」を心をこめ、しっかり口を開けて歌うことは、国民の最低限の義務である。

日本の父母は、こどもたちをしっかり躾け、目上の者の言うことに従い、個人・人間である前に、まず日本人であることを自覚させるようにしなければならない。日本に生まれた以上は、皇室を敬愛し、公のために生きるという「忠」の精神をもたなければならない。

以上に反する思想をもつ日本人は、さまざまな不利を背負って生きていくことになるが、それは自業自得というもの。いわば彼らは非国民」なのだから。

これは、安倍首相の長年の友人で思想的バックボーンでもあり、政府の教育再生実行委員の八木秀次・麗澤大学教授の思想ですが、新内閣の閣僚たちもネオナチ(ヒトラーの国家主義を信奉するグループ)と一緒に写真を撮ったりで、みな同じ、ウヨク国家主義者です。

こういうおぞましい思想をもつ人々がいま、日本を支配し、国民を日本国家主義で染め上げ、再び「富国強兵」を実行しようとしています。格差は当然のこと、と嘯いて、

これでもあなたは安倍内閣を支持しますか? 黙っていますか?  再び「戦前」へ。

 
武田康弘

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