★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

稀勢の里優勝

2017-01-21 18:27:19 | 食べ物


稀勢の里をずっとモンゴル出身だと思っていたことを懺悔します。最近、相撲を見ていると、きなこの上でお餅が跳ねているようにしか見えないことも懺悔します。誠に申し訳ございません。

寅んぷ大統領就任

2017-01-21 14:34:29 | ニュース


不動産業から天下って大統領になった寅んぷですが、いったい何をするのでしょう。転業なのか天下りなのか知りませんが、大学にはお役所からの闖入者のほかに、現場からの天下りというものもあり、――とおもってよくよく考えてみら一番多いのは、高校と予備校からの18歳ぐらいの人たちの天下りだ。おおむね、話が通じないことが多いので迷惑な感じがしますが、とはいえ、天下り大統領よりはましなのでしょう。まあがんばって国民やこどもたちに寄り添ってください。でも嘘と虚栄は最小限にお願いします。あと、その「現実」だか「現場」に即した独自の意見や見解とやらをはやくお願いします。

こうすると、お前の発想は内向きだとか移民排斥まであと一歩だ、とか、わたくし自身の声が聞こえてこないでもない。寅んぷはたぶんおっちょこちょいの成金にすぎない。しかし、この転形期に乗っかり、下手すりゃ世界の大悪人になるのも厭わず立候補したところが、大学に天下りしてくる方々よりはかなりましと云わざるをえない。寅んぷの地獄落ちは既に決定しているが、地獄にすら席がない連中がかなりいるというのはダンテが既に指摘しているところだ。経験を語るならちゃんと認識のかたちにしてからにしてもらいたい。経験主義者というのはだいたい度し難い観念論者にすぎない。こんな常識すらわからない状態で教壇に立つのはまずい。

とはいえ、別に、わたくしは外から来た人たちを全員根本から軽蔑しているのではない。

考えてみれば当たり前なのであるが、――現場の中でショック状態にある者は、本当のことをむしろ語れなくなるのである。そこで生き延びるための宗教じみた気持ちをしゃべるしかなくなるのだ。現実がひどい場合には必ずそうなる。だから、そうした状態を恐ろしい努力でそれを乗り越えてきた人たちが、大学の空論に対して現場の実学を導入するはずが、――学問に対して宗教じみたものを導入してしまったのであった。そうなってしまえば、結局、本当のことを怖くて語れなくなるような空気が学問をやっていた人たちにも蔓延するだけである。なにしろ目の前にトラウマの塊みたいな現象が現れたので……。かような宗教現象に対する恐れはこれから社会現象になるはずである。

連携や協働などというものが、だいたい支配の隠蔽であることははじめからわかってはいたが、上のような事情も働き、だからこそ、みたくない現実は語ってはいないけれども、少なくとも本音じみた何かを語ってくれる寅んぷや×倍が案外人気が出たりするのである。しかし、だいたい人気は半々と言ったところだ。昔の学級会を思い出せば、そんな割合であることはだいたい予想が付く。あとは、暴力や脅しによって一角が崩されてしまえばもうどうしようもない。