★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

弘憲寺の辯天宮を訪ねる(香川の神社136)

2017-12-05 13:44:29 | 神社仏閣
昼休みに鶴市町の小祠を訪ねようとして運転していたら、でかい交通事故で通行止めになっていたので、引き返して大学の周りを彷徨いていたら、弘憲寺に神社らしい屋根が見えたので入ってみたら、神社があった。



薬医門の山門。



ありました。辯天宮です。大黒天と恵比寿天がにこやかにお出迎え。このひとたちは平成22年生成。

 

狛犬さん。横綱みたいな立派なもんを付けている。リモコンで人殴っちゃ駄目だよ。鳥居や狛犬さんは平成13年のもの。



「辯財天」

さすが生駒高俊の家のお寺である、悟りよりも商売繁盛に興味があったのであろう。



龍神どの



本堂。本尊は不動明王である。

弘憲寺は、生駒親正のお寺である。この人は、関ヶ原の後、頭をまるめて高野山に入ったくらいのひとで、ここも真言宗である。関ヶ原の時の行動がちょっと怪しかったというので責任をとったとも、家を守るためだったとも、いろいろ言われているのであるが、もともと坊さんになりたかった可能性もあると思う。いずれにせよ、その何代か後の高俊の時にボーイズラブで生駒騒動が起こってしまい、松平が生駒さん一族の代わりになった。わたくし思うに、はやりわたくしのご先祖仙石さんを追い出した罰があたったとしか言わざるべからず。



聖観世音菩薩。



持仏堂。でかい。石清尾八幡もこのぐらいの建物が欲しいに違いな(ry



北向き地蔵さんたち。



死んでも死なないお大師様。お大師様は生きている、死んでいる、生きている、死んでいる……PDCAサイクルを死んでも回し続ける御仁というのは、案外、即身仏にでもなろうというのかもしれない。

 

平和塔。昭和25年にできたそうな……



鐘堂。