★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

青木神社を訪ねる(香川の神社152)

2017-12-20 21:40:12 | 神社仏閣
青木神社は飯田町。向かいにコープの共同購入センターあり。



昭和八年に弦打村青木の農事改良組合が香川農会から表彰されたときの記念碑。農村地帯には、こういう記念碑が神社のなかにあることがある。



「五大神」。社稷五大神か?この辺は、地神塔よりもこれが多いかな……。五角柱の地神塔が徳島発だとすると、東の方が多いということになるが、確かにここは西讃よりである。西讃にはあまり地神塔はないと聞いたことがある。



『香川県神社誌』によると、ここの北に或る貴人が住んでいた寺院のあとがあって、彼の墓が王墓神社の祭神であるそうな。先日見た、古墳の主である。で、その天皇一族の彼に仕えていたのが、重藏坊なる者で、彼の霊を祀ったのがここらしい。


「里人今猶重藏坊荒神と称す」


で、昭和一〇年に再建したらしいのだが、それにしても、坊主なのか荒神なのか、もうどうでもいいや……

『神社誌』には祭神を、以下の神々としている――天照皇大神、少彦名命、三年神(大年神、御年神、若年神の意なるべし)、豊受比売神、波邇二柱神(埴安彦神・埴安姫神の意なるべし)大国主命