★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

相作神社を訪ねる(香川の神社139)

2017-12-07 13:47:19 | 神社仏閣


鶴市町の田んぼのあぜ道を通ってゆくとありました。注連石は昭和9年であった。

「相作」というのはアイサコとよみ、昔は「相佐古」と書いていたらしい。近くには一五〇〇年前ぐらいの古墳(馬塚)があって、ここは牛塚。ここから香川では珍しい人物埴輪が出土したと、案内板に書いてありました。

「江戸時代の初めころにあった円光寺の守り神として祀られていた神社。」との説明もあった。https://genki365.net/gnkt05/mypage/mypage_sheet.php?id=110750

神仏習合も、お互いにどちらが上とかじゃなく、守護するみたいな感覚が働いているのかも知れませんね……全面的にそんなわけはないんだが……





身を捩りながら伸びている塚の上の樹木。








龍王社を訪ねる(香川の神社138)

2017-12-07 12:40:23 | 神社仏閣
飯田町。



案内板によれば、正式名は「水分(みくまり)神社」らしい。

祭神は、「天水分神 国水分神 高龗神(たかおかみ)・闇龗神(くらおかみ)」

「天水分神・国水分神の二神は、水を分け流す神さまで、高龗神・闇龗神の二神は、龍現様という雨を司る神とされている。高龗神は山上の龍神で、闇龗神は谷の龍神である。土地の人々は、「リュウゴンサン」と呼んでいる。」


天水分神・国水分神は、イザナミ・イザナギの子どもである。「龍権」という言葉がどの程度使われているのか知らないが龍神様ですね。高龗神・闇龗神は、ギの人が、ミを殺した火の神を斬り殺した時に生成されたお二人。火にしても水にしても危険なことは危険であるが、ないと困る。つきあいに困った昔の人は、彼らを神様ということにしてコミュニケーションをとることにしたのである。以前、水を褒めると水が甘くなるだの(違うか……)という教材が問題になっていた。確かに、かかる話を教科書に載っけた教科書会社並びに文★科△省は気が狂っているとはいえるだろうが、もともと我々は先祖の昔から気が狂っているのである。

「いつのころからか、大干ばつの年には、この神々に雨乞いのお祈りをした。この山には、南から大暮・本村・御殿・明見の龍現様が祀られている。」


大暮・本村・御殿・明見とは、ここらの地名。



祠の中にいるのは、「牛守本尊」。仏……

右手の山を眺める。母の実家みたいな所だ。



わたくしは、高龗神を見た

 

左手の香東川に降りてみる。わたくしは闇龗神を見た

When facts fail, he draws on imagination.