『No Direction Home/Bob Dylan』

『No Direction Home/Bob Dylan』（2005）
製作・監督: マーティン・スコセッシ
出演: ボブ・ディラン, ジョーン・バエズ, アレン・ギンズバーグ, アル・クーパー　ほか

ケイトから借りたＤＶＤ２枚組。正確には彼女の旦那様のコレクションの一部らしい。
紙ジャケ仕様なため「取り扱いに注意して欲しい」とのお達しがあったので慎重に、慎重に
これは素晴らしい！『Don't Look Back 』(1967)はだいぶ前に見たけど、
本人自らが付き合いの長い友人の質問に、当時を語った約10時間ものインタビューを編集したらしい。
３時間を越す長編だけど、ディランファンにとっては嬉しいかぎり。

影響を受けたミュージシャンの一人として取り上げられてたオデッタのインパクト大！驚
まさに、コレ↓
■odetta

若い頃のディランはぽっちゃりしたカワイイ青年だったなあ！
プロテストソングの寵児として祭りあげられて、その後エレキを弾いてロックに転向した時
「裏切り者」とブーイングの嵐。それでもチケットは即完売。
結局、みんな彼が大好きだったんだ。

「最高の演奏はステージ上で生まれる。僕のレコードの中にはない。
　その瞬間、瞬間、観客に届くことが大事だ」

特典は映画でピックアップされたライブパフォーマンスをまとめたものや、
インタビューを受けた何人ものミュージシャンがディランの歌を歌っている貴重な映像など。
歴史を網羅し、出演者の紹介も詳細に書かれた厚いブックレットもすごい。
ディスクが入ってるケース？にはアルバム『The Freewheelin'』のジャケと同じスナップが使われている。
当時の恋人と寄り添って街を歩く姿も初々しいステキなジャケットだよね。

それにしても最近なにげにスコセッシづいてる、フシギ。
音楽ヲタクだけにいろんなアーティストのドキュメンタリーを撮っていたんだな。