メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『わたしは真悟』楳図かずお著

2014-11-03 13:32:55 | マンガ&アニメ
『わたしは真悟』楳図かずお著

「奇跡は誰にでも一度おきる だがおきたことには誰も気がつかない」


ウィキで楳図さんについて読んでいたら、ずっと気になってた今作について、
“推理小説作家の綾辻行人は楳図を「神」と称して尊敬し、『わたしは真悟』は1頁目から泣いて読むと言う。”
なんて書かれているから、これはなんとしてでも読むしかない!と思って、amazonで古本を買い集めた。

集め始めた時は、同じ小学館でもたくさんの再版があって、それぞれ全何巻かも把握するのに混乱したが、
だいぶあとになってから、自分が集めていたのは、初版で今や絶版のものだと分かった。

買い集めた経緯については別記あり→here


私の中では『漂流教室』がいちばんで、読後しばらくの期間、魂が抜けたようになったことを思い出す。
今作は、泣きはしなかったものの、文字通りひさびさ寝食忘れて、とりつかれたように読んだ。

楳図さん自身、子どものココロを持ち続けている人だと思うけれども、
自然、人類愛にもつながる「子どもたちへの愛」が溢れていて、
だからこそ、大人によって歪められることへの危機感、悲壮感がひしひしと伝わってくる。

楳図さんは、あらゆる作品を通して、永遠に子どもの自由なココロと、大人世界の歪みを描いてきたんだな。




最初は、悟とまりんの小学生の運命的な出会いや、ロボットに知能を与える過程、
大人によって引き裂かれてゆく様にドキドキハラハラさせられるが、
途中から、ふと、真悟が作っていた「毒のおもちゃ」とは一体何だったのか妙に気にかかってくる。



「奇跡は~」で始まる、各章の表紙絵も、一見関係がないように見えて、なにか気にかかるものがある。


あらまし(ネタバレ注意 ほんとは手にとって読んでほしいけど・・・
町工場の職人の父を持つ小学6年生のは、自由闊達な子ども。
ある日、父の工場にロボットがくると聞いて、異様な興奮を覚える。
そのロボットがある「豊工業」を見に行く社会科見学で、外交官の娘・山本真鈴(まりん)と運命的な出逢いをする。

 

1982年。クマタ機械工作で作られたロボットは、豊工業にリースされ、毎日、同じ部品を黙々と作り続ける。
2台のロボットをそれぞれ「モンロー」と「リー」(ヴィヴィアン・リーから)と名付けられた。
熟練工は全員クビになり、悟の父だけがロボットの操作担当として残ることになった。

 

ガンダムみたいな姿を想像していた悟はガッカリしたが、父が喫茶店でサボっている間に
まりんと一緒にモンローに文字や、2人のこと、顔を認識させたるなど、いろいろと教え込む。



2人のあまりの仲の良さが近所に広まり、まりんの母は「もう会ってはいけない」と禁止する。
そして、来月、父の仕事の関係でイギリスに発つことを知る悟。

同じアパートに住む少女・しずかは、悟のことが好きで嫉妬していたが、
まりんが悟に宛てた謎の数字を伝える。悟はそれをモンローに読み取らせると、
「ワタシトケッコンシナイ?」「コドモヲツクロウ」というメッセージが出る。


2人はモンローに「ドウスレバコドモガツクレルカ」と聞くと、「333ノテッペンカラトビウツレ」と出た。

東京タワーのことではないか?と思った2人は、決死の覚悟で夜のタワーに登り始める。

騒ぎが終わり、悟は最後にモンローにまりんへの最後のメッセージを打ち込む。



モンローは次第に意識を持ちはじめ、工場を離れる。

イギリスの日本大使館で歓迎パーティがあり、まりんを紹介されたロビンはひと目で愛してしまう。
急に迫られた恐怖のあまり、まりんは一時的な記憶喪失となり、すべて忘れてしまう。

 


しずかの隣りに越してきた夫婦には異形の娘がいて、モンローと会話ができる。
モンローは父・悟と、母まりんの名前を足して、自らに「真悟」と名付け、自分も「人間」だと思うようになる。

プログラマーの男性はプログラムミスを疑われ、回収し、処分するため追跡する。
しずかと友だちは、ロボットを追っ手から逃がそうとする。

 

中学生でコンピュータオタクの少年タケシのもとにシンゴからメッセージが送られてくる。
タケシと接触した途端、シンゴには少年の感情が流れ込み、少年はなぜかとてつもない幸福感で満たされる。

 


イギリスでは、日本人や日本企業へのデモが加速し、まりんの屋敷も危険な状況となる。
まりんは、周りの機械がなにか訴えていると叫び出す。
ロビンはまりんを自分の故郷キプロス島に連れて行くと提案し、シェルターに閉じ込める。
ロビンは、外は核戦争で全滅してしまったから、生き残ったのは2人だけだとまりんを騙す。

不良2人組は、ある男が吐き出した謎の機械を組み立てて、腕にハメてみる。
その日から謎の男たちに追われる。これは小型の核兵器なのか!?

 

シンゴは、輸送船を乗っ取り、地球のあらゆる歴史のすべて、生物のつながりを知り、地球そのものとなる。

  

ロビンはエルサレムで式を挙げようとする。
シンゴ「ロビンは毒だ」


「これは・・・子どもの終わる音よ 大人になんか、なりたくなかったのに


悟を探して、元いたアパートにたどり着いたシンゴは、再び異形の娘と接触し、その娘は美しい少女の姿に戻る。

 
「破壊があとからやってくるって言ってるわ!! それは“日本人の意識”なの


日本人データにマークがつけられた者が佐渡に集められていると知るが、犯人はまったく分からない。

どんどん部品が壊れて、意識も薄れていくシンゴを助けてくれたのは、イヌ、爬虫類、蟻など/驚
佐渡に連れて行かれた悟は、「ロシア兵が日本人を皆殺しにしようと攻めてきた!」と訴える。




******************************

『漂流教室』を読んだ時と同様に、なんとも言えない切なさと同時に、未来へのかすかな希望の余韻が残った。

考えてみれば、キカイも、ニンゲンの脳も、電気信号でできていると単純に考えれば、キカイも意識や感情を持ちうるかも?!

それにしても謎が多すぎて、『熱海の捜査官』みたいに、いっぺんに解き明かしてくれるサイトでもないかなって思わず探したくなる。


恐怖に歪む美しい少女の顔。これぞ楳図作品の真骨頂
そして、異様に書き込まれた線画が、私は小さい頃から好きだったんだな。

学校に上がる前のしずかちゃんですら、悟への気持ちは立派な恋愛で、
ちょっとした目の動きなどに、嫉妬や計算を感じる心理的駆け引きがあって凄い/驚



全作品読みたいなあ!


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amazonで『わたしは真悟』を購入してみた

2014-11-03 13:07:22 | マンガ&アニメ
『わたしは真悟』楳図かずお著
ずっと気になってた作品で、レンタル屋、ブックオフでも見かけないから、amazonの中古で買ってみた。
その際にいろいろ調べたメモ。再版ごとに巻数が違って、一体どれだけの種類が出ているのかも不明

[小学館]
●ビッグコミックス        全10冊 定価¥485+税    発売日 1986/09/30(初版・絶版)
●ビッグコミックスピリッツ 文庫 全7巻 定価¥581円+税  発売日 2000/05/16
●楳図PERFECTION!   全6巻 定価¥1,619円+税   発売日 2010/02/27

●文庫 全7巻セット ¥4389(1冊¥627)
●ビッグコミックスペシャル 1冊¥1500(ジュンク堂に在庫あり
●ビッグコミックス 全10巻セット(再版) ¥3,240(税込)

[amazon]
●小学館文庫(完結セット)全7巻 ¥3943~
●小学館ビッグコミックス 全10冊 ¥485+税 発売日 1986/09/30(絶版)

[まんだらけ通販]
ビッグコミックス セット¥5400、3240~
中野総本店1は6巻まで、マニア館にもなし。最近発行のものなら電話で注文可能。

[ヴィレヴァン]
●池袋店:なし(店舗ごとに電話するしかない
●下北沢店:小学館ビッグコミックスピリッツの文庫が全巻バラであり(5~7を購入


ということで、とりあえずamazonの中古で7巻まで買ってみた。

キャンセルする場合は早めにしないと、すぐに受付のメールが届いてキャンセルできなくなるから注意。
支払わなきゃキャンセル扱いになるけど。
セブンは13桁、サンクスは11桁の番号で支払って数日後に自宅ポストに到着した。早いっ

今回「お届け先」が選べるのか分からず、すべて自宅配送になった。
ポストに入らないからって、黙って玄関先に放置ってひどくないかい、クロネコメール便

同じ店から買っても、ちょっとの時間差で別々の注文になって、そのたび包装されて、送料も別?
複数注文で送料一括のサービスもあるみたいだけど、よく分からず。
店によって、包装もまちまち。ダンボールにくるまれていたり、怪しい真っ黒い袋に入れられていたり

  

 

内容の感想メモは、別記します→here

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スケートカナダ2014 [女子シングルフリー]

2014-11-03 12:01:26 | フィギュアスケート
スケートカナダ2014 [女子シングルフリー]

●本郷理華(18)

♪カルメン フィギュアでは定番の曲。3×3は何の心配もなく成功。ルッツ、ループ、気合いが入ってる。
コンビネーションスピン、若いのに情熱的な演技も似合う。
鈴木明子さんからアドバイスを受けた。目力もある。長久保コーチだし。
後半、サルコウは手をついた、2×1×3、フリップ、ダブルアクセル×2でラストジャンプ。
インタビューの受け答えは18歳らしい可愛さがのぞく。演技中の大人っぽい顔とは別人みたい。


●宮原知子(16 身長147cm)
 
♪ミス・サイゴン いつもギリまで練習してるね。3×3を決めた。フリップはフェンスにギリギリ
バレエのレッスンが活かされてる。真っ赤な衣装が白い氷に映える。3×2×2きっちり決まった。
ダブルアクセル×トゥーループ、レイバックからビールマンスピン、サルコウ、静かなメロディになってコレオシークエンス。
ダブルアクセルでラスト。逆回転もありのコレオシークエンスでフィニッシュ。本番での度胸があるんだよなあ!
「素晴らしいのひと言です」(信)181.75点で現トップ。


●アリーナ・レオノワ(23 ロシア)

♪映画「レッスン!」より いきなり表情を作れるのがすごいよね。知子ちゃんの後だけに大柄に見えるけど
3×3オーバーターンあり。ルッツは乱れた、ループ、3×1×3も乱れた。この人の課題はメンタル面じゃないかなあ。
フリップ、サルコウは手をついた、ダブルアクセル×2トゥーループ、モロゾフコーチから離れてのぞむ新しいシーズン。
頭を抱えて悔しい表情。「ステップにスピードが足りないですね。表情の作り方は彼女の持ち味」(信)
普段の表情は、厳しくて、ネガティヴなんだよね


●アシュリー・ワグナー(23 アメリカ)

♪映画「ムーラン・ルージュ」より ダブルアクセルから、ダブルアクセル×3トゥーループ、サルコウ、スピンも速い。
パワフルさと女性らしい魅力を兼ね備えた選手。3×2、3×2、ループ、
曲の盛り上がりとともにステップシークエンス、フリップ、あれ?クイーンの曲か?
コンビネーションスピンでフィニッシュ。よしっ!といった表情。ここで知子ちゃんを抜いた。


●アンナ・パゴリラヤ(16 ロシア)

♪火の鳥 衣装でもう分かるね。町田くんの演技を思い出す。3×3は安定。3×1×3、
ショートでレヴェル4をとったステップシークエンス、フリップ、3×2は片手をあげた。
ダブルアクセルが苦手なの? キャメルスピンも柔らかい。ダブルアクセル、ループ、コレオシークエンス、
レイバックからのビールマンスピンでラスト。ガッツポーズが出た。


優勝はパゴリラヤ、2位ワグナー、3位宮原。初めてのGP表彰台おめでとううう

「ショートで4位だったから、ノーミスでもムリかと思ってたけど、すごく嬉しいです。
 思い切っていくというのを頭に入れて最後まで出来た。まだ1戦目だから気を抜かないで頑張りたい」


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スケートカナダ2014 [男子シングルフリー]

2014-11-03 11:39:44 | フィギュアスケート
スケートカナダ2014 [男子シングルフリー]

なぜかフリーは、「Get Sports」ってニュース番組のスポーツコーナーで取り上げられて、まさかの優勝報告から始まった/汗×5000
だから・・・何度も言うけど、勝ち負けが分かってる勝負なんか見たくないんだ
スポーツは、最後まで見ないと分からないところがドキドキハラハラするんであって、その過程に一喜一憂するのに、これはどーゆーこった


●小塚祟彦(25)

♪イオ・チ・サロ これまた情熱的な曲。4回転は両足着氷。ルッツはキレイ、1アクセル×2になった。
小塚くんの見せどころはクールで高度なステップシークエンス。アクセルがシングルに。まだジャンプの調子が悪いんだな。
3×2も回転不足か、フリップ、サルコウ、ダブルアクセル、オペラ歌手の情熱的な歌唱にのったコレオシークエンス、
コンビネーションスピン、そして得意の高速回転でラスト。唇が白くなってる。完成形が早く観たい。
花束もたくさん投げ込まれた。日本人ファンがおっかけてるんだなあ! 次はロシア大会。

「ジャンプのミスが痛い。思い切って滑れなかったのが残念。なんでしょうね~」
いつもクールな自己分析。


●マックス・アーロン(アメリカ)

♪映画「グラディエーター」より セリフから始まってる。4×2から、4回転サルコウはこらえた、フリップは成功。
闘士の話だったっけ? 中盤は静かな曲調に変わって、3×2、アクセル、3×1×3はキレイ。
ルッツ、ループは手をついた、盛り上がるクライマックスでコレオシークエンス、剣で戦っているような仕草。
コンビネーションスピンで決めポーズ。胸板の厚さが強調される衣装。


●無良祟人(23)

♪オペラ座の怪人 華やかな社交界の紳士のような衣装。4回転トゥーループ単独は高い
4×3も素晴らしい カンペキなアクセルもホレボレする。ショーダンスを観ているような展開
目を惹きつけるステップシークエンス、ループ、気品が感じられる演技、3×2も高さが変わらない。
フリップ、どのジャンプもカンペキな出来映え。3×1×2、歌の部分とオーケスラゼーションのバランスもイイ。
ラストジャンプも成功。コンビネーションスピンまで丁寧に、200%の演技にスタンディングオベーション

 
お父さんも満足で誇らしげな表情。255.81点のPBに号泣。抱き合う親子に感動した。
「体にバネが入ってるかと思えるジャンプですよね」(信)


こりゃ、町田くんたちもうかうかしていられないな。


●ハビエル・フェルナンデス(スペイン)

♪「セビリアの理髪師」より 無良くんの完璧な演技後でやりづらいだろうな。4回転は手をついた。
4回転サルコウもバランスが崩れた。アクセルもこらえた。彼らしい選曲と衣装でステップシークエンス。
3つ目の4回転は転倒。3×1×3、イーグルからダブルループ、会場から拍手が起こる。
トゥーループ、シットスピンも速い。体力の限界に挑戦するコレオシークエンス。スピンでフィニッシュ。

優勝は無良くんおめでとうううう 2位フェルナンデス、3位アーロン、小塚くんは8位。なんとか挽回しなきゃね!

優勝インタビューも嬉しそう
「優勝できると思ってなかった。ファイナルに向けて一層プレッシャーがかかる。
 今までの中で1、2くらいのいい出来で、忘れることはないと思う」

 



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スケートカナダ2014 [女子シングルショート]

2014-11-03 11:24:08 | フィギュアスケート
スケートカナダ2014 [女子シングルショート]
女子の解説も織田くん でも修造さんがいないと、なんだか締まらない^



 

 

 

●本郷理華(18 身長166cm)

♪海賊 シニアデビュー戦。3×3カンペキ。レイバックスピンほかも柔らかい。
フリップもキレイ。ダブルアクセルも問題なし。体を大きく使った華やかなステップシークエンス。
どんどんスピードが上がってコンビネーションスピン。素晴らしい!


●アリーナ・レオノワ(23)

7シーズン目。ドアをノックする振り付けから、チャップリンの曲。
♪スマイル ほか 3×3が決まって、笑顔もほんとに表情豊かで個性あふれる選手。
なかなか表彰台に結びつかないのが残念。ライムライトも入ってる
イーグルからのダブルアクセル。女性なのにグレーのスーツ風の衣装も珍しい。シルクハットを脱ぐような仕草のラスト。
チャップリンの曲は、織田くんもやったよね。「レイバックスピンで足を持てなかったのはレベルがどうか?」(信)


●コートニー・ヒックス(18 アメリカ)

♪コードネーム・ヴィヴァルディ 3×3は迫力があった。アメリカの若手も層が厚いなあ。
スピンも安定。ルッツがダブルに。ステップシークエンスもパワフル。ダブルアクセルを決めて、
コンビネーションスピンもキレイ。高速回転からのキメポーズ。自信が感じられる。
こんなに出来が良いように見えても5位なんだ


●ビクトリア・ヘルゲソン(26 スウェーデン)

♪This Womens Work(ケイト・ブッシュ) ループはダブルに。コンビネーションスピンならず、衣装のフックが外れるアクシデントもあり
落ち着いてスピン、ダブルアクセル。ロマンティックな曲調にあわせたステップシークエンスで静かなラスト。
悔しそうな表情。彼女ももうベテランか。「こういった時のカナダのお客さんは温かいですね」(信)


●アンナ・パゴリラヤ(16 ロシア)
 
まだまだいるロシアの天才少女軍団のうちの1人。♪アダージョ 3×3自信あり。
長い手脚、エキゾティックな風貌。1つ1つの技がキビキビしてる。ダブルアクセルは危なかった。
なめらかで表現力も高いステップシークエンス。レイバックからのビールマンスピン。気合いが入ってる。


●宮原知子(16 身長147cm)
 
「今年は結果にこだわりたい」と意気込む今シーズン。
各選手ごとに試合に入る前の儀式みたいなものがあるけど、知子ちゃんはコーチと頭で交信してます。可愛い

♪オペラ「魔笛」より 3×3は軽々跳んだ。すぐにコンビネーションスピン。得意の逆回転もありv
フリップはこらえた。ダブルアクセルも成功。小さな体をいっぱいに使ったステップシークエンス。
レイバックからビールマンスピンも見事。カンペキな演技! 初めてロール・ニコルさんに振り付けを依頼。
4年後のオリンピックシーズンを見据えてのグランプリシーズン。
「普段は真面目にコツコツと練習する。物静かさが彼女の良さ。可愛らしさが前面に出たプログラム」(信)
むぅーん・・・現3位か。

「最後までけっこう緊張しました。先シーズンより順位を上げて、どんどんスピード感のある選手を目指したい」


●アシュリー・ワグナー(23 アメリカ)

♪スパルタクス 真っ黒い衣装で滑る前から自信満々に見えるからスゴイ。
3×3は変わらず安定。射るような視線。ダブルアクセル。イーグルからループ。
鍛え上げた肉体美。スピンで静かなラスト。「見ていてカッコいいなっていう選手」(信)

女子ショートは、1位パゴリラヤ、ワグナー2位、3位レオノワ。フリーで勝負だな。

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スケートカナダ2014 [男子シングルショート]

2014-11-03 11:11:45 | フィギュアスケート
スケートカナダ2014 [男子シングルショート]
解説は織田信成くん。柔らかい関西弁が聞いててとっても心地良い

●小塚祟彦(25)
 

悩んだ末の現役続行。この決意もカッコいいと思った。新しいシーズンは初めてタンゴに挑戦。
♪エバリスト・カリエゴ クールな小塚くんがタンゴの情熱をどう表現するか。かつて超えられなかった高橋くんへの挑戦にも思える。
4回転は両足着氷か? アクセルの美しさは変わらず。コンビネーションは回転不足。
熱量を感じるステップシークエンス。「タンゴなんだけど、小塚くんらしく清楚だった」(信)
脚に故障あり? スローの映像を見て、苦笑してた。

「ジャンプは良いし、調子は上がってる」とポジティブな感想。
相変わらず大汗をタオルで拭きながらのインタビュー。どんどんカッコ良くなってるなあ


●コンスタンティン・メンショフ(31 ロシア)

♪Rotting Romance 4×3は軽々キメた。次の4回転サルコウもカンペキ!
アクセルがダブルになって手をついた/驚 メリハリのある曲に合わせたステップシークエンス。
コンビネーションスピン等はキレイ。頭をちょこっと叩いた。


●マックス・アーロン(アメリカ)

♪フットルース 出だしで曲名が分かった もちろん歌詞入り。4×2から。
アクセルは手をついた。曲のインパクトが強いから、この軽やかさを表現するのは難しいと思うよ。
ルッツはキレイ。スピンでラスト。


●ミハル・プレジナ(チェコ)

♪ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」より 高いアクセルから。2つ目に入れた4回転は転倒。
戦闘服みたいな衣装。体とエッジを効かせたステップシークエンス。3×2は崩れた。
コンビネーションスピンでラスト。

今のルールは、転倒するより、ジャンプが抜けるほうが点数が厳しくなる?!


●無良祟人(23)

腹筋の割れ方コワイくらい 紫色のキラキラ衣装。
♪カルメン 8月に急遽プログラムを変更。4回転決まった。アクセルもさすがの出来。
勇ましい曲調のステップシークエンス。3×3はこらえた。有名なメロディに手拍子が起こる
溌剌とした動きで、スピンからのキメポーズがイイねv

単独の4回転の場合は、ステップから入らなきゃいけないルールもあるんだ

この時点でトップ。「自分に負けないよう、できるだけ上を目指したい」


●ハビエル・フェルナンデス(スペイン)

♪Black Betty ハードロック。たしかに選曲の幅が広がったね。
ターンから4回転。フツーに跳んだ。3×3もカンペキ。客へのアピールも上手い。
アクセルがダブルに。エレキギターにノッてステップシークエンス。アピールポイントの多い振り付け。
コンビネーションスピンでラスト。オーサーコーチ忙しいなあ!

ショートの1位はフェルナンデス、2位無良、3位メンショフ。小塚くんは6位からかぁ

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