メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

図書館で借りたCDシリーズ~中島みゆき vol.2

2016-12-30 12:44:43 | 音楽&ライブ
図書館で借りたCDシリーズ~中島みゆき


パラダイス・カフェ
♪旅人のうた はカラオケのために練習したことがあるかも

 

 

  


わたしの子供になりなさい
タイトルからして斬新/驚
ライナーノーツのショートカットはウィグ?! 珍しいな

変わらぬ失恋ソングもありつつ、年々パワフルになってる気がする
♪うらみます を歌って、「暗い」て言われていた初期の頃が懐かしいくらい

  

 

 




日-WINGS


 

 

 




月-WINGS


  

 

 







「日」と「月」と対になっていて、『夜会』から生まれた曲を収録
巻末に曲紹介があり、英訳の歌詞までついている/驚
舞台の曲をそのままではなく、演出上カットしたもの、インストだったもののフルver.
ほとんどCD用に録音し直している スタジオはL.A.で、外国人のミュージシャンも多数起用


【ライナー抜粋メモ~前田祥丈】

♪1人で生まれて来たのだから
CDテイクではシャッフルビートを使った演奏

♪紅い河
アイルランドの楽器イーリアンパイプなどのエスニックな響きが流れる

♪白菊
オートハープの音色も氷のような冷たい美しさを感じる

♪NEVER CRY OVER SPILT MILK
スローなロックにアレンジされている

♪異国の女
上演時間の都合で舞台ではカットされ、
ビデオの最後のラジオ放送の場面にバイオリン演奏で収められた曲

♪あなたの言葉がわからない
デュエットしているのはデヴィッド・キャンベル夫人で、オペラ歌手のレイヴァン・ケーン

♪知人・友人・愛人・家人
家人とは妻のこと

♪明日なき我等
8分の12拍子の軽快なリズムをベースにしている


コメント

シリーズ・親が、心配。~年末年始“実家チェック”~@あさイチ

2016-12-30 12:19:38 | テレビ・動画配信
シリーズ・親が、心配。~年末年始“実家チェック”~@あさイチ

どうやって気づく?認知症の初期サイン

認知症は、とにかく「早期発見」「早期治療」で症状の進行を遅らせることができる
そのため、一番身近な家族などが、普段とちょっと違う行動に注意を向けることが大切になるが
実際に親が認知症になった家族の話を聞くと、普段との違いを発見するのがとても難しいことが分かった



財布:細かい小銭が出せないため、1万円札を出してお釣りをもらって、ふくらんでしまう


認知症の可能性:

1.料理の段取りが分からなくなった
2.編み物がすごく好きだったが、何ヶ月経っても途中から先が編めなくなった
3.服装が明らかにおかしくなった

専門家:「明らかにおかしい」言動が必ず現れるので、それを見逃さずに受診してほしい


●認知症患者の反応の特徴は「誤魔化す」=「取り繕い反応」
例:「今日、風邪ひいてて体調悪いから」

自分でもうすうす、今までと違うなと思いつつ、認めるのが恐く、プライドも傷つくので
「なんでもない」とウソをついてしまう


認知症の疑いがあるが嫌がる親を、どうやって病院に連れて行く?
「早期発見」「早期治療」といっても、どうしても病院に行くことを嫌がるケースは多い
それを無理やり連れていくことで、関係にヒビが入ってしまう

対策としては、その人それぞれの性格、好みなどを知っていれば、それを利用してうまく受診に結びつけることができる



専門家:
仲が悪い場合、娘のほうから「一緒に行こう」と誘ってくれて、母親は「嬉しかった」という
また、医師が娘の友人というのが「信頼・安心」につながった

活字好きな父親なので、口うるさく言うと嫌がるから、箇条書きにして渡したら、
自分でもうすうす感じていたのが、「娘から見てもやっぱりおかしかったのか」と納得した
客観的に理解できた成功例

例:
1.「精神科」はハードルが高いイメージを持つので、「脳梗塞かも?」作戦だと、意外と受け入れられやすい
2.ケガをしたついでに「物忘れ外来があるから、ちょっと調べてもらったら?」という“ついでに作戦”

実際の例:
「遠隔介護」(こんな言葉があるのか/驚)をしていた長男
几帳面な母と一緒に住んでいる妹が、なんだかおかしいと気づいた
留守電に何十件も立て続けに同じメッセージが録音されていたりして心配になった長男

受診を薦めると「どこも悪くない 健康なのに、なんで病院に行かなきゃいけないの?」と怒る
いろいろ試しては失敗し、考えた末に、母の節約好き+近所の目を気にするという点に目をつけた作戦を思いついた



あらかじめ病院には予約を入れておき、クルマで出かけた際、そのそばを通り
「そういえば、今月まで健康診断が“無料”なんだって」
「ご近所さん、みんな受けてるらしいよ」

この2言で、すんなり受診し、治療をスタートさせた


どういうところに受診したらよいのか
「認知症疾患医療センター」
「物忘れ外来」(全国に330箇所ある
「認知症初期集中支援チーム」(家までチェックしに来てくれる→病院までつないでくれる
「地域包括支援センター」

専門家:
とにかく、「おかしいな?」と思い、病院に行くほどでは・・・と悩んだら
役所、支援センターに行って相談してみるとよい


●早く見つけて、早く治療すれば、認知症も恐くない
「認知症になったらもうおしまいだ」などの“偏見”も、受診が遅れる大きな要因
投薬などで症状の進行を穏やかにすることができる



まさかの場所で、親が重傷! 「家庭内事故」

これはビックリな数字だね

例:椅子につまづいて「大腿骨骨折」した母親
 

仕事帰りに母の世話をみていた娘さん
母が家で転倒し、大腿骨を骨折 ボルトを入れる手術して、「要介護1」になった

母はもともと体力には自信があり、スイミングに通っていたほど
それが、家に何気なく置いてあった椅子の角につまづいて転び、まさか骨折しているとは、とビックリした


医師:
(高齢者は)転びやすい体になっているし、転びやすいモノに注意がいかなくなっている
また、骨が弱くなっていることも原因の1つ

ケガ・手術などがもとで全身の動きが悪くなると、
認知症が進んだり、寝たきりになったり、他の合併症が増える可能性にもつながる



家庭に潜む事故の危険を見抜く「簡単チェック法」

例:
子育て中でなかなか実家に帰れない娘 実家にモノが多いのが心配(どこのウチも同じだなあ・・・
気になっているのは、玄関や廊下にあるモノ、段差、なぜか上に置いてあるティッシュ箱など
実家は、築40年の公団住宅2DK 親「快適だと思っていますよ」



専門家がアドバイス



「簡単なチェックポイント」

1.すべる場所:敷物は重ねない なるべく敷かない
 

専門家:
お盆の上に汁ものとかあって、滑ると「ウワ!」と思った瞬間に、そのまま転んでしまう
なるべく1枚ですませるか、滑り止めシートを裏に貼る

 

2.段差

風呂場の段差は15cmほど

専門家:
これくらいあると、分かっていて注意するのでひっかからない
逆に危ないのは、1cmほどの小さな段差
高齢者はかかとが上がりにくくなっているので、小さな段差でつまづいてしまう
床と段差の色が分かりにくいとさらに危険なので、意識させるために目立つ色のテープを貼るとよい

 
夜になると光る「蓄光テープ」もオススメ

3.高いところのモノ

母:背筋を伸ばす運動の意味で、わざと高いところに置いているんです

専門家:
生活の慣れを大きく変えないで、リスクを少しずつ落とすほうがいいので、これはこのままで
良かれと思ってがっつり改修して、慣れなくて転ぶパターンもある


「意外なチェックポイント」


トイレのペーパーカバー:つかまってガタガタになってしまうと危険

壁:毎日、つたい歩きをしていると、壁に手垢がつきやすい→足腰が弱っているサイン


●お風呂場の蛇口
 

専門家:
高齢者は、ついつい、こういうモノにつかまってしまう
蛇口がグラついているのは、何度もつかまっているということ
テーブル、棚もつかまり立ちしやすい
もし転んでも、頭をぶつけるモノを置かない


●「導線」に何か置いていないか
例:
コタツのコードなどは足に絡まりやすい
庭のホースが雪に埋もれて分からずにつまづいたケースもある


●スリッパ


専門家:
足はスリッパの先まではいってないため、感覚が違う
今は、かかとのついた室内履きなどが売っているので、それにかえるなどの対策も有効


<FAX>

 

 

 

専門家:
クスリを5種類以上、常に飲んでいる方は、フラつきなどで転倒のリスクが高まるので、
余分なクスリを減らしてもらうよう医師に相談してみる

「金庫を開けられた」などは「ものとられ妄想」といって、これも認知症の初期症状の1つ

普段との違いも「事前・事後」をよく見ていないと分からないこと



コメント

『シンデレラ・コンプレックス』(三笠書房)

2016-12-30 12:18:38 | 
『シンデレラ・コンプレックス』(三笠書房)
原題 THE CINDERELLA COMPLEX
コレット・ダウリング/著 木村治美/訳

※1994.5~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。

(著者などのメモがないけど、私が読んだのはたぶんこの赤い表紙だったと思う 2016


【内容抜粋メモ】

女の自立

'60~'70 アメリカでおこった「フェミニスト運動」
女性にも選択権を! 男女均等雇用を! そして自由を!
女性は男性と平等の人間として、個人として生きる権利を欲した

しかし、その裏には、あまりに根強い「依存」という落とし穴があった

結婚して何年も経ち、突然「解任主婦」(夫が死ぬか、離婚した女性)となり、
生活から何からどうしたらいいのか分からないというパニックになった女性

20歳の時に抱いていたエネルギッシュな夢、「良き学生」「良き娘」として溌剌と過ごしたが
いざ就職となると、繰り返しの連続、興味も失い、その状況に埋もれるうちに無力感にハマりこんで

「自分は、どうしてこんなに孤独で、無能力なのか?」

その疑問の答えは見つからない



幼児期から育てられる女の子の「依存心」

依存心は、幼児期の伝統的な女の子の育てられ方に原因がある

男の子はもともと新しいことに立ち向かう力、
危険や困難に向かう特別な能力を持っているわけではなく
小さい頃から、そう育てられていく 経験の積み重ね

「頼れる者は、自分しかいない」

「成功は、自分で掴み取るものであり、成功すれば、その成果(名声、その他の褒章)もまた自分のものである」


一方、依存していくこと自体「女らしい」と思われているのは、昔も今も変わらず、
過度に両親らに守られ、危険や不安から遠ざけられながら育つ女の子は、
成人してからも、新しいこと、危険や不安に対処する術を持たず、
よって過度に怖れをなして尻込みし、立ち向かわずに誰かに頼ろうとする



シンデレラ・コンプレックス

童話のシンデレラのように「いつか誰かが救ってくれる」ことを待つのみ
自分から努力したり、自発的に動いたりしない心理症状



ジェンダー・パニック

仕事をバリバリこなし、成功することは「女らしくない」と思い、
その場にとどまってもいたくないが、一歩踏み出すことも怖れる、その葛藤をいう

葛藤は、それ自体、女性のエネルギーを消耗させ、ついには停滞させる

停滞状態は、刺激もないかわり、安全地帯でもあり、
多くの才知ある女性も低レヴェルに自己評価し、
進歩のない低賃金、保障もない職に長年踏みとどまらせている



結婚、家庭は避難のための巣

個人のキャリアをもち、自活していた女性も、結婚すると同時に依存しはじめる
社会に出る困難に比べれば、家事のほうが安全だからだ

盲目的に夫や子どもに尽くす妻、一般には「良き妻」と思われるが
実は、自分の物を何も持たず、相手と融合、共有することによって
個々のアイデンティティを失くした女性の姿である

「私がいなければ家事ひとつ出来ない」という言葉の裏には
「だから私を見捨てないで」という怖れの心理が隠れている


********


さて、日本でも話題になった女性の心理を新しい角度でえぐりだした本書を読んでみた
読まなければよかった、という思いが読後の正直な感想

というのも、あまりに「これは、私のことを言っている」と思える深層心理の話であり、
できれば知らないままにしておき、早めに忘れ去りたい根強い心の問題を鋭く描き出していたからだ

私はハンパにフェミニズムを齧って、共感していただけになおのこと
自分の依存心、恐怖心を見せつけられて、とても混乱している


その上、本書は6章までが「依存」について
具体例をふんだんに入れて、その正体を暴いていきながら
その解決法や、理想の愛、しあわせの形は、最終章でも曖昧で、夢分析などのみ
詳しくは語られていない


扱うのが深層心理だけに、慎重で、結局、自立するためには
「自分自身を内面から解放するのは、それぞれの方法を自分で見つけるのが一番だ」と言っているのかもしれない


それにしても、周囲の環境は、本書が出た後も、ほとんど変化していないのが現状だ

いまだに「母親は強く、美しい」「女性は裏で支える」的イメージを
メディアでもさかんに支持している

自分を変えようとするには、あまりに前例がなさすぎ、環境とズレがある
しかし、それも周囲のせいにして、自分の力不足を怖れる防衛にすぎない、と言われるかもしれない
心理学をちょっと齧っただけで、自分や他人をカウンセリングするなんてことは、危険すぎて出来ない


しかし、私自身も自立(自活)して、自分の面倒は、自分でみれるというメッセージを発してきて
実は経済的にも、心理的にも、両親や周囲の人に頼ってきた、という事実を発見したことには変わりない

実際、社会人になってからも、引越し、資格取得、自費出版にしても
自分ひとりで方法を探し出すことが出来たはずなのに、金銭の援助を受けたし、
いまだに世の中の仕組みを知ろうとすることにとても抵抗を感じ
自分の未来のための貯蓄も準備も十分ではない


「女性は自立すべき」と常々思い、周囲にもそう言いながら、
いつかはこんな生活をやめて、一生お金に困らない安定した環境が
「どこか向こう」からやって来るのでは、と信じている
情けなくなるくらい、このシンデレラ・コンプレックスにハマっているではないか


しかも著者は、現代でも一般化している考えをことごとく否定している

例えば、家庭を守ることも依存で、子どもや家事にかかりきりになることも
一見、自立しているように見える女性の勇気あるテキパキさも
逆に恐怖症の表れだというし・・・

こうして、すべての言動が「恐怖」を過度に「防御」する心理症状だとしたら、
一体何を信じればいいのか、サッパリ分からなくなってくる


もともと人間は皆、無意識に自分の不安を除こう、隠そう、忘れ去ろうとする防衛反応が
自然と働く仕組みになっているのだから、わざわざ自分で自分の怖れを暴いて
立ち向かおうとするのは無理のような気がする

それに、人は、不安定と安定なら、安定に流れ、困難よりも怠惰に流れがちだ


しかし、著者は、そして私たちも、単なる「守られて安全」には留まっていたくはなかった
うすら孤独で、自分は無力で、虐げられていると思い続けたくはなかった

原因不明(原因が自分自身の中にあるという事実から避けるため)の恐怖や不安から
神経症にかかったり、過度に他人に恨みを抱いたりしたくはない


そこで、本書は、その原因が「依存心」にあることを私たちに教え、
それを克服することによって、真の自立、自分を信じ、「自分に頼れる」という安心感、
他者からの恵みを待つばかりではなく、自分で自分に恵みをもたらす
つまり、「自分が王子さまになる」ことで、自分で成功をつかみ、
失敗の責任もとり、成長してゆくことをうながす

もし、これら全部が可能なら、今から始めるのが懸命だ
中には、40、50歳になって、やっと気づく人もいて、
その頃には、絶大なる「諦め」が支配し、変えることが出来なくなる場合もある


私も今までの自分の人生には、決して満足していない
低賃金のバイトで毎日明け暮れて、慢性疲労と、無力感で、この歳にして
もう人生を諦め、なかば死んでいるも同じ

特別、目的もなく、貯蓄もない(これはお金だけの問題かしら?)
人生は、はかり知れない運命の力によって動かされていると思い込んで、
自分のせいだとは思っていない

確かに、成功を怖れ、自己を卑下し、原因を追究するより
「私は可哀相だ」と思いつづけ、この場にとどまっているほうがはるかに楽なんだ


でも、本当の幸せってなんだろう?
著者の言う通り、現実に目覚め、毎日の仕事に精を出し、自分で安定を作り出すこと?

本当に依存ではない愛の形とは?
その理想形が分かれば、それを目標に出来るのに

これもまた逃避の一種かしら?


どのみち、この問題を正面から考えると憂鬱になってくる

私は毎日、毎日の単調さにウンザリしていると思っていたけど、
実はその同じリズムの中に紛れていることこそ安全で、安定していると思っていたんだよね

ああ、これで単なる虚勢でしかなかった私のスタイルも暴かれたってワケ
他人にじゃなく、私自身に


で、これからどーすればいいのかしら?

ジャニスに代表される「Women Is Losers(女は負け犬)」の考えが一気に崩れ去ったんだもの
今後見るもの、聞くものすべて違ってきちゃう
私の信念なんて全部どこかの借り物だもの


でも、こうして卑下しているばかりじゃ先に進めない
私は、私を守るための高い防御バリアの建設に、今までを費やしてきたの?
私の理想像とは?

「けっして、何があっても傷つかない
 自分の面倒を自分でちゃんとみれる人間」

これが思い上がりとするなら、生きていくには誰かの助けが必要ってことでしょ
この本の中には、そんな矛盾がいっぱい詰まっている
一体、著者は、女性にどんな姿を求めているのかしら?


それにしても、学生の時の、あの「何でも出来るんだ」っていう気力は
どこへいっちゃったのかしら?

私が目指した職業が、本書で使っている「女性が選ぶ女性的な仕事」の統計の
半分も当てはまっているのにはビックリ

ジャーナリズム(編集)、文学、図書館学、それに今度は事務系で探してるんだから!




(今、このメモを読んでも、まったく変わっていないと気づいた
 変わったとすれば、ありのままでいいんだ、と自分を受け入れることも大切だということ
 こんな昔に書かれた本から、女性を取り巻く環境はほとんど変わっていないことも確かだし

 この時の自分が予感していた通り、「諦めて」「無気力」だとも言えるし、
 相当頑張ったんだから、今は内観する時間で、やっと今の自分が本当の自分なんだと気づいたとも言える

 日本はまだマシだとも言える
 もっと手を差し伸べなければならない深刻な事態に置かれている女性が世界中にごまんといるのだから 2016


コメント