メランコリア

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人生という旅~風ノ旅ビト@ゲームゲノム

2025-03-12 16:39:52 | ゲーム
人生という旅~風ノ旅ビト@ゲームゲノム

私がずっとやっている「sky 星を紡ぐ子どもたち」の前身ということで
以前、弟者さんの実況動画で観た

ゲームで遊んでみた まとめ

「sky」の前身「風ノ旅ビト」@ゲーム実況 弟者


【内容抜粋メモ】
原題は“Journey”
説明、ガイドは一切なく心赴くまま旅する
アートとしても評価されている

ゲストは、タレントの結さんと、大知くんと大の仲良しな清塚信也さん!
大知くんも発売されてすぐプレイした











清塚:冒頭のチェロでもう旅に連れて行こうとしてる
ゲームも音楽で語れる清塚さん、スゲー

旋法
教会音楽や民謡に使われる固有の音階・メロディーの法則

結:
他のゲームは最初に目的が与えられる
主人公が勇者なら魔王を倒しに行きなさいとか
このゲームは最初から最後までそれが与えられない
気づくと自分の中に物語が生まれていく感覚が特別



●人生という旅
広大な砂漠 赤いマントの旅人として佇む
かなたに光る山が見える











光るシンボルに近づくと、背中にスカーフが伸びて空を飛べるようになる
壊れた橋の向こうは砂の斜面

薄暗い地下に落ちて、石像が周囲をサーチライトで照らす
見つかると襲ってきて、スカーフが削れる

清塚:
旅は他にもtrip, travelもあるけど、それとも違う
いろんなことを探し求めて生きること自体








●クリエイター ジェノバ・チェン
本作を手掛けた中国出身のクリエイター








ジェノバ:
どの場面も人生のステージを表現していて
プレイヤーにそれを体験させようとしている

最初は赤ちゃんで、感覚や経験がすべて

「なぜ、ここにいるのか?」

心の中にたくさんの疑問が流れていて
自分がどれだけ知らないかに気づく
自分を小さく感じ、大きなものへの畏怖を感じる

10代はエクストリームスポーツが好き スリルを求めている
なんでも可能で、美しい砂漠でサーフィンしていると
人生が美しさと約束に満ちているような気がします









地下の迷路では、プレイヤーは不安で速く歩くこともできずさまよう
これは“壮年期の危機”
人生の目的を見失った感覚を再現している

「これが自分の求めていた人生なのか?」と悩む

山は“人生の使命”であり、旅の終わりを意味している
地下では使命は見えなくなる
なぜここにいるのかもわからない
旅と人の一生を結び付けている









清塚:この世に生まれてきたんだから、歩き続けなければいけないという思いとリンクした

結:
私の10代はけしてそんなキラキラした砂の上を軽やかに滑るようなサーフィンじゃなかった
これがジェノバさんの希望じゃないか
これをプレイする10代が希望を持って10代に向かっていけるように作ったのでは

清塚:
10代で苦労して20代でサーフィンできてる人もいる 逆もある
言葉がないから誰にもフィットする



●オンラインで繋がったプレイヤーとの出会い





ともに旅をすることもできる
寄りそうと飛ぶ力が回復する
橋も互いに助け合うことで仕掛けを使わずに渡れる

ジェノバ:
アメリカに来た頃、私には友だちがいませんでした
私が交流してリラックスできるのは、ゲームの中だけだった
心のつながりや社会的な交わりを示すゲームを作れると思った

(一見ネガティブな体験からも、客観的に見て、それを表現して
 他の人を感動させることができるってスゴイよなあ!







ゲームの最後に一緒に旅をした相手のアカウントが表示される

ジェノバ:
言葉や名前は相手を判断する1つの方法に過ぎないと感じています
肌の色、年齢、性別で判断されずに、人として扱われるゲームにしたかった



清塚:
すごい反省してる
今、あれがオンラインのマルチゲームだと知った
NPCだと思って全無視しちゃった

大知:動きがちょっとヒトっぽいから気づいた

結:
人にやさしくしてもらった時に
損得勘定じゃなく、誰かに寄り添ってもらえたような気持ちになって
温かい体験として残っている
言葉を使わなくても人のぬくもりに触れられる

(言葉の壁がなくなって、テレパシーならウソもつけないし、真実の交流ができるよね

清塚:
生きてるとお金をあげたり、仕事や豪華なプレゼントを選んだりでしか
友情や愛が表現できないようになってくる

結:
『風ノ旅ビト』のエンドロールがすごく好き
エンドロールって改めて、感謝を伝えられる場所
ゲームならではの体験
人生にエンドロールがあるとしたら、過ごした時間がすごく短かった人も
自分のエンドロールにちゃんと刻み込まれてるよと言いたい

(なんか泣ける話が続くなあ



●詩をプレイする森羅万象の旅
ジェノバは他にもいろんなゲームをつくってきた

『flow』
水中のプランクトンみたいな生物を操作して
他の生物を捕食して進化していくゲーム







『Flowery』(2009)
風を操作して、花びらを集めて、町に彩りを運ぶ








『sky 星を紡ぐ子どもたち』(2019)
世界で2億6000万ダウンロードを達成した
大知くんにskyもプレイしてほしいなあ!










ニューヨーク近代美術館 MoMA

学芸員:
中心的なメッセージである“協力”など
すべてが重なり合って詩的な形で伝わってくる









結:
アートて何だろう?て考えた時に
私は言葉にならないものを表現して
人それぞれに解釈が違うことをアートと呼べると思っている

(いちいちいいこというなあ!

清塚:
ヴェートーベンの“運命”てタイトルも、別の誰かがメロディーを聴いて勝手につけた
自分から離れた曲って子どもの成長みたいに聴く人が育ててくれる

大知:
つくっていた時に意図していた以上のストーリーを聞き手のみなさんが考えてくれる
それはものづくりしている側としてはとても幸せな瞬間
創り手と聞き手で一緒につくっている感覚



●旅の終盤 極寒の地
強い向かい風の中を歩くしかできない
石像にも狙われる







やがて力尽きて雪原に倒れる
気づくとフシギな空間にいる

自ら光のスカーフとなってのぼり、雲の上へ
制限なく跳び続けられる天空の世界

ジェノバ:
これまでずっとプレイヤーは重力と戦ってきました
最後のステージは重力はもはや問題ではない
法則を曲げて自分の自由にできる それこそが真の境地です
そして己の“人生の運命”を理解する

(skyもだけど、スピリチュアルなんだよね









山の頂に着く
光の先には・・・


清塚:
あの雪山はキツかった!
私も10代の頃、すごい人生頑張ったという自負がある
すべてを投げても音楽の道に捧げて、友だちと遊んだこともなかった
あなたは頑張ったよってゲームにカウンセリングしてもらってる気になった
分かってくれてるんだって伝わって、ものすごい涙が出た思い出がある


うしろに飾ってあるゲームの世界を再現したフィギュアやセットもカワイイな

結:
普通ゲームの終わりは“FIN”とか“END”て出る
それが一切なく、スッと物語の一番最初に戻る
もしかして、旅の終わりなんてなくて
また新しい旅が始まるっていうことじゃないか
そう想像させる余白を残してくれる

清塚:
思いをアウトプットするってことが芸術にかわり
世界のどこかの誰かを救うかもしれないってステキなこと

大知:
説明なく始まった旅が、説明なく終わり
たどり着いても、自分で考えなきゃいけない
誰も教えてくれない、答えはないんだ
答えは自分で作るしかないという感覚をゲームにして
みんなの心に響く作品になっている



NHKスペシャル『ゲーム/人類』
これにも大知くんが出てるのか
これまで実況で観たゲームもいくつか出てきて気になる
ゲームもちゃんと仕事につなげてるのがスゴイ











大知くんに『Outer Wilds』もぜひプレイしてみてほしいんだよなあ!



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