
2009年初版 土屋京子/訳 ダン・アンドレイアセン/画
※「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します
キャロラインは大学に通うため、イライシャおじ夫婦の家にお世話になる
森の中の生活と打って変わって、都会のあらゆる機械化や賑わいに驚き
これまでずっと節約してきたのが、ドレスや靴などを新調した時の感動が伝わり
青春を謳歌してる喜びでこちらも嬉しくなる

【内容抜粋メモ】
登場人物
クワイナー家
ヘンリー 父 事故で亡くなった
フレデリック・ホルブルック ケロッグ氏に雇われている
シャーロット 母
ジョゼフ 22歳
ヘンリー・オー 19歳
マーサ 18歳
キャロライン 15歳
イライザ 13歳
トーマス 11歳
ロティ 1歳
イライシャ 叔父 父の弟 『ミルウォーキー・ウィークリー・レジスター』社主
ジェーン 叔母
ウィリアム 印刷所で働く 妻アリス 息子ビリー
ジョージ・ヘンリー 西部へ
ジョン ジョニー 法律事務所
マーガレット おば 植字工
ノラ お手伝い
ミリー・ロバーツ 父は船会社を経営
ルヴィーナ・ジェイミスン
ジルファ・マドックス 父は土地の売買 兄ジェームズ
ネッド、ベンジャミン
叔父のすすめでミルウォーキーにできたばかりの大学に行くことが決まったキャロラインは
ぎゅうぎゅう詰めの駅馬車に揺られてコンコードからミルウォーキーに向かう
目の前で酒を飲んでいる男から「田舎のべっぴんさんが都会へ何しに行くんだ?」と聞かれる
ミルウォーキーではお父さんにソックリな顔の叔父が迎えに来ていて
馬車で家まで送ってくれる
コンコードは人口750人、ミルウォーキーは4万5000人!
初めて家を出て不安を感じながら、教師になって、家族の期待に応えようと思うキャロライン
「クワイナー印刷」
イライシャおじさんは、『ミルウォーキー・ウィークリー・レジスター』社主
いとこのウィリアム、マーガレットおばも働いている
ウィリアムは妻と息子3人と住んでいる
ジョージ・ヘンリーは西部へ行き、ジョニーは法律事務所で働いている

マーガレットおばは独身を貫き、未亡人の家に住んでいる
マーガレット:キャサリン・ビーチャーが創設した学校で勉強できるなんて素晴らしい
ビーチャーの妹は『アンクル・トムの小屋』を書いた
マーガレット:
結婚したいと思ったことはない 主人から指示されるなんてまっぴら
女性も経済的に自立すべきだと思う
キャロラインの部屋は亡き祖母が使っていた
お手伝いのノラが荷ほどきしたり、食事を作ったり、ドレスまで洗ってくれて驚く
両親を亡くして、ジェーンおばがノラと姉に仕事をくれたと感謝している
お風呂や台所は蛇口をひねればお湯が出るし
ガス灯やランプが明るく照らし、食事などを乗せるエレベーターもある!
夕方になるとガス灯の点灯夫が火をつけ、朝になると消す

叔父らは禁酒運動、奴隷制度廃止運動の集会に参加し、ビラも印刷している
輪転機は手動/驚 植字とかも懐かしい!
今話題なのは、カンザス準州が自由州になるか、奴隷州になるか
逃亡した奴隷をかくまった人が逮捕された「グローヴァー事件」にも興味を持つキャロライン
キャロライン:お母さんは、奴隷制度はアメリカの汚点だと言っています
新聞のお代は砂糖、トウモロコシ粉などの物々交換で支払われている
叔父の立派な家もそれで建てた
貧しい少年たちを売り子に使って給料を払い、一家が食べていけるよう支援もしている
*
ミルウォーキーの朝はいろんな売り文句の賑やかな声で始まる
東部では横鞍で乗馬を楽しむ女性もいると話題
ウィリアムの妻アリスと息子ビリーがキャロラインに会いに来る
ジェーンおばさんとミシガン湖へ散歩に行くと、男の子たちが凧あげをしている
父は交易の仕事でこの湖を何度も往復していたが、嵐で亡くなった
おばはミルウォーキーは原住民のインディアンの言葉“マー・オー・ウォーク・シーピ”から来ていると教える

翌日は、市場に出かける
大道芸人がバイオリンを弾いたり、乗合馬車がひしめく
おばはお気に入りのレストランに連れて行き、2人でウミガメのスープを食べる
パン、コーヒー付きで1ドル
キャロラインも禁酒運動の集会に参加する
日曜は教会に行き、パレードがあると聞いて驚く
いとこのジョニーは兄ヘンリーを思い出す
メリーゴーランドに乗ったり、動物園でクマを見たりして楽しく過ごす
*
ついに学校が始まる日
ノラは髪をフレンチ・ノットにまとめてくれる
母はキャロラインのために3着もドレスを新調してくれた!
これまでマーサのおさがりしか着れなかったので夢のように思う
ゴシック様式の城のような建物にビックリ
担任はハウ先生 始業式に参加
モーティマー学長:与えられた役割を果たすには、俊敏なる知性とゆるぎない意思の力が必要です

同じ席を使うミリーとその友だちルヴィーナ、ジルファと仲良くなる
タウブリッジ先生:みなさん、考えて、考えて、考えぬくのです!
この言葉がずっとキャロラインを鼓舞する
ランチは学食に行くと、テーブルにチキン、ポテト、パンが用意されている
ジルファ:私はこの冬、絶対フープを着る!
家政ではヒトの骨格やパン作りなどを学ぶ
その後は、「美容体操」の時間
ピアノに合わせてビーチャーが考案した動きをする
タウブリッジ先生:
運動は、心臓と精神に素晴らしい効果をもたらします
換気、循環は非常に大切なことです
これを聞いて、4人で歩いて登下校しようと約束する
「ニュー・ファッション」
3人はハンサムなネッド、ベンジャミンの話に夢中
ホットケーキ屋さんでホットケーキを半分こで食べたり
冬の舞踏会の話題にもなる
最近流行っているフープは、火に近づきすぎて火だるまになったとか
馬車に引きずられて亡くなったなんて記事にもなっている!

土曜日、ジルファの大邸宅に遊びに行く
ジルファは流行のフープのデイ・ドレスを着て現れる
注意しないと周りにぶつかり、下着が見えてしまう
マドックス夫人はキャロラインを品定めするような目で見たため
急に場違いではないかと気おくれする
兄ジェームズと、ネッド、ベンも来る
ジェームズはキャロラインの叔父の印刷所に遊びに行きたいと話す
みんなでクロッケーで遊ぶ
初めてやったキャロラインはいきなりファインプレーをして驚かせる
ジルファ:あなた、うちの兄の気を引きたかっただけなの? と冷たく当たる

「氷の季節」
あっという間に冬になり、湖も凍って船は閉じ込められる
たくさんの人がソリやスケート、氷上ヨット・レースを楽しむ

ウィリアム夫妻はキャロラインを舞台に誘う
俳優がディケンズの小説を朗読する
おばは冬の舞踏会のためにキャロラインにドレスを用意しようと言う
ジェーンおば:
父が亡くなった時、母は一切の援助を断ったけれども
一度でいいから娘を甘やかす楽しみを味わいたいの
キャロラインはお礼にクリスマスにノラが休暇をもらうから
自分に料理させてほしいと頼む
1、2階にあらゆるモノが売っている店で
流行も取り入れつつ、長く着られる生地を選ぶ
おばは黒いレースの手袋、靴も買ってくれる
新品の靴を履くのは初めて
ジルファが話していたサムズさんの店で仕立てる
そこには噂で聞いたミシンを使っている
ジェーンおばさんはワルツ、ポルカなどを教えて
毎晩、ジョニーが相手になって練習する
16歳の誕生日にはディケンズの本などをもらう
*
冬の舞踏会
ノラに髪をカールしてもらい、新調のドレスを着たキャロライン
ジルファとルヴィーナはフープのドレスを着て来る
最初はジョニーと、その後はジェームズとも踊り文学の話で盛り上がる
ジェームズ:父のような土地の売り買いで金儲けをするのはあまり褒められたものじゃない気がする
あっという間にお開きの12時が来る

クリスマス休暇
3週間も休みっていいなあ!
大晦日にも舞踏会、お茶会、コンサートなどが盛りだくさん
約束通りノラの代わりにキャロラインがたくさんのご馳走を作り、みんなに大好評
家族から手作りのクリスマスプレゼントが届く
おばからは、舞踏会で貸してくれた祖母の金のブローチをもらう

1856年
4か月後の卒業式にビーチャー女史が来てくれると決まる
特別の作文を書いて、最優秀作品は卒業式に朗読する
キャロラインはまだ一度も見たことのない「海」がテーマで戸惑う
イライシャおじさん:想像力を発揮してごらん、ということだと思うよ
「奴隷制度廃止運動の集会」
元奴隷だった人が話して、背中のムチのあとを見せる
ジェームズは印刷所によくきて、記事も書くようになる
ジルファ:
こんなくだらない記事、父は認めていないわ
うちのママはキャロラインがジェームズにつばをつけようとしてるって言ってる
この日からジルファとルヴィーナと仲たがいしてしまう
「卒業式」
ビーチャー女史が来て、キャロラインは最優秀に選ばれた海の作文を朗読する
ビーチャー女史:
この国のフロンティアにおいて教師はつねに必要とされる存在です
ご活躍を期待していますよ!
■訳者あとがき
北部でも当時はまだ奴隷解放論は急進的な思想とみなされていた
女性の選挙権が実現したのは1920年
イライシャおじさんの発言は時代を半世紀以上も先取りしていた
アメリカは奴隷制度をめぐって南北戦争となる 1861~1865
女性向けの高等教育機関もほんの少ししかなく、学費も高かった
※「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します
キャロラインは大学に通うため、イライシャおじ夫婦の家にお世話になる
森の中の生活と打って変わって、都会のあらゆる機械化や賑わいに驚き
これまでずっと節約してきたのが、ドレスや靴などを新調した時の感動が伝わり
青春を謳歌してる喜びでこちらも嬉しくなる

【内容抜粋メモ】
登場人物
クワイナー家
ヘンリー 父 事故で亡くなった
フレデリック・ホルブルック ケロッグ氏に雇われている
シャーロット 母
ジョゼフ 22歳
ヘンリー・オー 19歳
マーサ 18歳
キャロライン 15歳
イライザ 13歳
トーマス 11歳
ロティ 1歳
イライシャ 叔父 父の弟 『ミルウォーキー・ウィークリー・レジスター』社主
ジェーン 叔母
ウィリアム 印刷所で働く 妻アリス 息子ビリー
ジョージ・ヘンリー 西部へ
ジョン ジョニー 法律事務所
マーガレット おば 植字工
ノラ お手伝い
ミリー・ロバーツ 父は船会社を経営
ルヴィーナ・ジェイミスン
ジルファ・マドックス 父は土地の売買 兄ジェームズ
ネッド、ベンジャミン
叔父のすすめでミルウォーキーにできたばかりの大学に行くことが決まったキャロラインは
ぎゅうぎゅう詰めの駅馬車に揺られてコンコードからミルウォーキーに向かう
目の前で酒を飲んでいる男から「田舎のべっぴんさんが都会へ何しに行くんだ?」と聞かれる
ミルウォーキーではお父さんにソックリな顔の叔父が迎えに来ていて
馬車で家まで送ってくれる
コンコードは人口750人、ミルウォーキーは4万5000人!
初めて家を出て不安を感じながら、教師になって、家族の期待に応えようと思うキャロライン
「クワイナー印刷」
イライシャおじさんは、『ミルウォーキー・ウィークリー・レジスター』社主
いとこのウィリアム、マーガレットおばも働いている
ウィリアムは妻と息子3人と住んでいる
ジョージ・ヘンリーは西部へ行き、ジョニーは法律事務所で働いている

マーガレットおばは独身を貫き、未亡人の家に住んでいる
マーガレット:キャサリン・ビーチャーが創設した学校で勉強できるなんて素晴らしい
ビーチャーの妹は『アンクル・トムの小屋』を書いた
マーガレット:
結婚したいと思ったことはない 主人から指示されるなんてまっぴら
女性も経済的に自立すべきだと思う
キャロラインの部屋は亡き祖母が使っていた
お手伝いのノラが荷ほどきしたり、食事を作ったり、ドレスまで洗ってくれて驚く
両親を亡くして、ジェーンおばがノラと姉に仕事をくれたと感謝している
お風呂や台所は蛇口をひねればお湯が出るし
ガス灯やランプが明るく照らし、食事などを乗せるエレベーターもある!
夕方になるとガス灯の点灯夫が火をつけ、朝になると消す

叔父らは禁酒運動、奴隷制度廃止運動の集会に参加し、ビラも印刷している
輪転機は手動/驚 植字とかも懐かしい!
今話題なのは、カンザス準州が自由州になるか、奴隷州になるか
逃亡した奴隷をかくまった人が逮捕された「グローヴァー事件」にも興味を持つキャロライン
キャロライン:お母さんは、奴隷制度はアメリカの汚点だと言っています
新聞のお代は砂糖、トウモロコシ粉などの物々交換で支払われている
叔父の立派な家もそれで建てた
貧しい少年たちを売り子に使って給料を払い、一家が食べていけるよう支援もしている
*
ミルウォーキーの朝はいろんな売り文句の賑やかな声で始まる
東部では横鞍で乗馬を楽しむ女性もいると話題
ウィリアムの妻アリスと息子ビリーがキャロラインに会いに来る
ジェーンおばさんとミシガン湖へ散歩に行くと、男の子たちが凧あげをしている
父は交易の仕事でこの湖を何度も往復していたが、嵐で亡くなった
おばはミルウォーキーは原住民のインディアンの言葉“マー・オー・ウォーク・シーピ”から来ていると教える

翌日は、市場に出かける
大道芸人がバイオリンを弾いたり、乗合馬車がひしめく
おばはお気に入りのレストランに連れて行き、2人でウミガメのスープを食べる
パン、コーヒー付きで1ドル
キャロラインも禁酒運動の集会に参加する
日曜は教会に行き、パレードがあると聞いて驚く
いとこのジョニーは兄ヘンリーを思い出す
メリーゴーランドに乗ったり、動物園でクマを見たりして楽しく過ごす
*
ついに学校が始まる日
ノラは髪をフレンチ・ノットにまとめてくれる
母はキャロラインのために3着もドレスを新調してくれた!
これまでマーサのおさがりしか着れなかったので夢のように思う
ゴシック様式の城のような建物にビックリ
担任はハウ先生 始業式に参加
モーティマー学長:与えられた役割を果たすには、俊敏なる知性とゆるぎない意思の力が必要です

同じ席を使うミリーとその友だちルヴィーナ、ジルファと仲良くなる
タウブリッジ先生:みなさん、考えて、考えて、考えぬくのです!
この言葉がずっとキャロラインを鼓舞する
ランチは学食に行くと、テーブルにチキン、ポテト、パンが用意されている
ジルファ:私はこの冬、絶対フープを着る!
家政ではヒトの骨格やパン作りなどを学ぶ
その後は、「美容体操」の時間
ピアノに合わせてビーチャーが考案した動きをする
タウブリッジ先生:
運動は、心臓と精神に素晴らしい効果をもたらします
換気、循環は非常に大切なことです
これを聞いて、4人で歩いて登下校しようと約束する
「ニュー・ファッション」
3人はハンサムなネッド、ベンジャミンの話に夢中
ホットケーキ屋さんでホットケーキを半分こで食べたり
冬の舞踏会の話題にもなる
最近流行っているフープは、火に近づきすぎて火だるまになったとか
馬車に引きずられて亡くなったなんて記事にもなっている!

土曜日、ジルファの大邸宅に遊びに行く
ジルファは流行のフープのデイ・ドレスを着て現れる
注意しないと周りにぶつかり、下着が見えてしまう
マドックス夫人はキャロラインを品定めするような目で見たため
急に場違いではないかと気おくれする
兄ジェームズと、ネッド、ベンも来る
ジェームズはキャロラインの叔父の印刷所に遊びに行きたいと話す
みんなでクロッケーで遊ぶ
初めてやったキャロラインはいきなりファインプレーをして驚かせる
ジルファ:あなた、うちの兄の気を引きたかっただけなの? と冷たく当たる

「氷の季節」
あっという間に冬になり、湖も凍って船は閉じ込められる
たくさんの人がソリやスケート、氷上ヨット・レースを楽しむ

ウィリアム夫妻はキャロラインを舞台に誘う
俳優がディケンズの小説を朗読する
おばは冬の舞踏会のためにキャロラインにドレスを用意しようと言う
ジェーンおば:
父が亡くなった時、母は一切の援助を断ったけれども
一度でいいから娘を甘やかす楽しみを味わいたいの
キャロラインはお礼にクリスマスにノラが休暇をもらうから
自分に料理させてほしいと頼む
1、2階にあらゆるモノが売っている店で
流行も取り入れつつ、長く着られる生地を選ぶ
おばは黒いレースの手袋、靴も買ってくれる
新品の靴を履くのは初めて
ジルファが話していたサムズさんの店で仕立てる
そこには噂で聞いたミシンを使っている
ジェーンおばさんはワルツ、ポルカなどを教えて
毎晩、ジョニーが相手になって練習する
16歳の誕生日にはディケンズの本などをもらう
*
冬の舞踏会
ノラに髪をカールしてもらい、新調のドレスを着たキャロライン
ジルファとルヴィーナはフープのドレスを着て来る
最初はジョニーと、その後はジェームズとも踊り文学の話で盛り上がる
ジェームズ:父のような土地の売り買いで金儲けをするのはあまり褒められたものじゃない気がする
あっという間にお開きの12時が来る

クリスマス休暇
3週間も休みっていいなあ!
大晦日にも舞踏会、お茶会、コンサートなどが盛りだくさん
約束通りノラの代わりにキャロラインがたくさんのご馳走を作り、みんなに大好評
家族から手作りのクリスマスプレゼントが届く
おばからは、舞踏会で貸してくれた祖母の金のブローチをもらう

1856年
4か月後の卒業式にビーチャー女史が来てくれると決まる
特別の作文を書いて、最優秀作品は卒業式に朗読する
キャロラインはまだ一度も見たことのない「海」がテーマで戸惑う
イライシャおじさん:想像力を発揮してごらん、ということだと思うよ
「奴隷制度廃止運動の集会」
元奴隷だった人が話して、背中のムチのあとを見せる
ジェームズは印刷所によくきて、記事も書くようになる
ジルファ:
こんなくだらない記事、父は認めていないわ
うちのママはキャロラインがジェームズにつばをつけようとしてるって言ってる
この日からジルファとルヴィーナと仲たがいしてしまう
「卒業式」
ビーチャー女史が来て、キャロラインは最優秀に選ばれた海の作文を朗読する
ビーチャー女史:
この国のフロンティアにおいて教師はつねに必要とされる存在です
ご活躍を期待していますよ!
■訳者あとがき
北部でも当時はまだ奴隷解放論は急進的な思想とみなされていた
女性の選挙権が実現したのは1920年
イライシャおじさんの発言は時代を半世紀以上も先取りしていた
アメリカは奴隷制度をめぐって南北戦争となる 1861~1865
女性向けの高等教育機関もほんの少ししかなく、学費も高かった