メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

eco.japan×ウータン・森と生活を考える会 インスタ生配信(5.17

2020-05-21 13:09:53 | テレビ・動画配信
ハッチさんのライヴ配信が終わって間もなく始まって
最初の10分ほど見逃してから参加したけれども
その後、すぐ頭から見られるようにしてくれたから助かった

今回もメリット、デメリット両面からとても分かりやすく、濃い内容で
またまた勉強になりました/感謝×5000


eco.japan

ウータン・森と生活を考える会

ウータン・森と生活を考える会 (@hutangroup)



今回はさまざまな食品・日用品に入っている「パーム油」について

原料名には「植物油脂(パーム油)」と表記されているものも見かけるけれども
書かれていない場合が多く、パーム油の弊害がどれほど大きいか知らずに
「植物性」という良いイメージを持っている人もいるかもしれない






たとえば、、、
みんな大好きな「明治 きのこの山」の原材料名はこちら





パーム油をつくる「プランテーション」
想像を超える広大な森林破壊
増えるばかりの森林火災

森に住む原住民の生活も含めて
生態系を崩し、生物多様性を破壊している


私たちがコンビニ、スーパーで買うなにげない消費行動が
企業意識を変え、地球を救う力があるということ





「パーム油発電」
京都府にあるなんて初めて知ってビックリした!







舞鶴市の建設計画は反対住民をおしきって、コロナ状況下でも着々と進められている





「森のヒト」と呼ばれるオラウータン
森林に棲むあらゆる生き物の頂点で
かれらが消えたら、私たちヒト科も消えるだろう

【ウィキ参照】
オランウータンとは、ヒト科オランウータン属(Pongo)に分類される構成種の総称である。
語源は、「orang(人) hutan(森) = 森の人」である。
アジアの熱帯のみに生息する。
ヒト亜科とオランウータン亜科の分岐は約1,400万年前と推定されている。




【内容抜粋メモ】

※生配信を観ながらメモしているので、誤りがあったらすみません/謝

まず、カナコさんの恐竜のようなTシャツと
ウータン・森と生活を考える会の男性のウータンTも可愛い!
(名前を聞きそびれたので、発言を「ウ」と表記させていただきます/謝

 



●「ウータン・森と生活を考える会」活動概要
熱帯雨林を守り、再生し、伝えるNGO


パーム油とは?
アブラヤシからとれる油
一般には「植物油脂」と呼ばれる





「実から油がとれる」
食用油、日用品、エネルギー、いろんな用途に使われている

「食用油 表示は“植物油脂”」
ポテトチップス、カップ麺、マーガリン、外食の揚げ物
安いチョコレート、アイスクリームなどなど・・・


「日用品」
洗剤、せっけん(種からも油がとれる)、化粧品などなど・・・

<メリット>
使いやすく、儲かる
生産性が高く、加工しやすい
安く作れて、現地の雇用にも役立つ

食品表示を義務化してほしいが難しい



「1960年~ マレーシアからプランテーション化」





主にインドネシア、マレーシアが9割近い輸出
輸出用作物として世界でダントツ1位
暑い赤道沿いの国に多いが、南米、アフリカ、タイでも作られるようになった



環境問題 大規模な森林破壊





1つの農園の規模が、山手線サイズ 数万ヘクタール
そうしたプランテーションがいたる所にある

世界で全部で2000万ヘクタール
日本の国土は3779万ヘクタール

土地が広く、大量に植えられる場所に多い
ボルネオ、スマトラ、パプアニューギニア

「油は酸化しやすい」
搾油して24~48時間以内に加工しなければならない→大規模化


熱帯雨林は生物多様性の宝庫
猛スピードで切り開かれている

(これは以前、衛星からの画像で見た
 ここ数年でどんどん地球上の緑がなくなっているのがひと目で分かる規模/驚


先住民の暮らしを奪う
農薬、水を大量に使うため、干ばつ、洪水などが起きる


労働者を酷使
炎天下の中、1個20kgほどの重いヤシの実を手作業で働かせている
マレーシアは富裕層が増え→周辺のより貧しい国にシフト
児童労働も関わり「人権問題」となっている

ウータンさんらも体験したけれども
1日働いてもほんの少量しか採れない油



原材料に記載しにくい理由は?
「植物油脂」といっても、いろんな油を混ぜている場合が多い
量が多い順から表記するが、その都度パッケージの表記を変えるのは企業が面倒くさい

消費者庁はパーム油の問題を理解しているが
企業の「自主努力」に任せている状態


「消費者の声がまだまだ小さい」
10年前よりは増えたと思うが、まだまだ知らない人が多い


「欧米はもっとちゃんと表記している」
法律の問題も関係している

日本でも少しずつ「植物油脂(パーム油)」の表記が増えて
書いてあるだけマシなほう


パーム油が使われていない商品の見分け方は?

「ノースカラーズ」
国産米油を使っている

「LUSH」
パームフリーキャンペーンをやってたりする


エシカルっぽい商品にもパーム油が使われている場合があるので注意

「ヤシノミ洗剤」
植物だから体・環境にいいと誤解されている


生態系・生物多様性
熱帯雨林は菌、微生物も含めて、あらゆる生物の宝庫

その頂点にいるのがオラウータン
彼らが住めないと、他の生物も生きられない


「泥炭」
パーム油が作られる国は土が良くない
雨が多く、分解されずに泥炭となる→植物が生える

泥炭を一度でも農園開発してしまうと、元に戻りにくい
「森林火災」の原因にもなる



RSPOはサステナブルと言えるか?




WWFも含め、持続可能にパーム油を使う組織を作った
原則・基準を作っているのがRSPO

ヨーロッパに「認証マーク」商品が多い
最近、日本にも増えてきた 例:ニッシン カップヌードル など


「消費者が選択を変えれば、企業も変わる」
2018年の最新の原則はより厳しくなった
今後、開発されるリスクは減る期待が高まるが
2005年以前にはあてはまらず、RSPO認証がとれてしまう

ブータン
森林が開発される際、オラウータンが殺されたことが問題となった
→親会社が変わり、村人の支援もあり、認証をとった

ウ:
あまり信用していない
良いとも悪いとも言えない
やらないよりはマシくらい


増えつづける森林火災
放火して農園にする所もある

10年に1度、大規模な火災があると言われているが
今はその間隔が短くなっている

2015年にも大規模な火災があった
2019年のアマゾン森林火災は記憶に新しい

インドネシア、世界中で森林火災が起きている状態

(これも衛星からリアルタイムで見られるサイトを以前紹介したな



パーム油に代わる油とは?
パーム油に次いで多いのは「大豆油」
これも森林破壊になっている
世界で1億ヘクタール これは日本国土の3倍

(この辺が混乱した
 ヴィーガンとして毎日食べる大豆もプランテーション???

ブラジルでは大豆畑が広がり、肉牛の放牧地がアマゾンに移った

「なたね油」は遺伝子組み換えが問題となっている


「有機農園 菜の花プロジェクト」



有機パーム油とは?

ウ:
自分も聞いたことはあるがよく分からない

マレーシアのごく一部の農園では
ゾウが通れるように解放されていた
病気のアブラヤシを食べてくれて
生産性が上がったそう

プランテーションでやってるのではないかと思われる


私たち一人ひとりに出来ることは?

まずは知ること

企業に直接電話・ネット等で問い合わせる

消費者の声を上げる
SNSなどで発信するなど

学習会
ウータン・森と生活を考える会で開催
ビーガンフェス、学校でも行っている

現地に行くエコツアー
船に乗り、川から実際見て、熱帯雨林の魅力を感じてもらう
現地の村にホームステイしてNGOの活動を体験する

例:
オラウータンの保護活動を見たり
アブラヤシの加工場を見学したり
火災で失われた所に植林したり

野生動物、さまざまな鳥や昆虫がたくさんいる


京都府舞鶴市にパーム油の発電所建設計画 「バイオマス」

京都)舞鶴市にパーム油発電所建設計画 住民に不安の声
“アブラヤシの実からとれる「パーム油」を燃料に使う
 バイオマス発電所の建設計画が、京都府舞鶴市で進められている。
 当初は8月に着工し、2023年1月に本格運転する予定だったが、
 住民から不安の声が上がり、事業化の最終決定も含めて「未定」に。
 計画を進める事業者側と住民側の話し合いが続けられている。”




ウ:
これを一番警戒している
パーム油の搾油は食用だけでも相当量が必要なのに
発電となるとその比ではない

「計算では、12万トン/年」
日本のパーム油の使用量は70万トン/年


「京都府福知山市・パーム油発電所はすでに稼働中」

騒音・悪臭“なんとかして” 福知山市・パーム油発電所
周辺住民が健康被害訴え/共産党が視察、住民と懇談「市に対応求める」

“福知山市土師(はぜ)新町の住宅街に隣接する地域で稼働中の
「三恵(さんけい)福知山バイオマス発電所」の周辺住民から、
 騒音や臭いについての苦情や眠れないなど健康被害を訴える声が上がっています。
 住民は、事業者に対して早期の対策実施を求めて地域を上げて活動しています。”


ウ:
規模は小さいが騒音・悪臭が酷いと近隣住民が困っている

舞鶴の発電所はその20倍規模
建設予定の住民は100%反対している
署名も1万件集まっていて→経産省へ



「電気料金の領収書にある フィット制度

FIT制度(固定価格買取制度)ってなに?FIT電気ってなに?詳しく解説!

“FIT電気とは、再生可能エネルギーを電源として発電され、
 かつFIT制度によって電気事業者に買い取られた電気のこと。

 再生可能エネルギーで発電した電気を
 一定期間は固定価格で買い取らなければならないという制度です。

 電気事業者が発電事業者から電気を買い取る際の費用は、
 電気料金に上乗せされて国民が負担します(再エネ賦課金)。

 そして、国が指定する「費用負担調整機関」が再エネ賦課金を電気事業者からいったん全て回収します。
 その後、各電気事業者が報告する買取費用に応じて「再エネ特措法交付金」として交付する、
 というのが具体的な仕組みになっています。”





(家の領収書を見てみたら「再エネ促進賦課金」とあった
 1人から400円以上なら、全国民で相当額だな

 原発・東電から離れたくてガスと一緒にしたけど
 どのみち火力発電だからエコじゃない

 「みんな電力」のサイトを見てもいろいろあり過ぎて、どれが自分に合うのかさっぱり分からずじまいのまま


ウ:
太陽光発電は増えたが「再エネ促進賦課金」をみんな払っている
すごい儲かるシステム
これは経産省に働きかけている


今後、新たに参入する企業は少ないだろうが
すでに認証された所がやると困る

止めるなら今

反対するサイトに署名するなどがChange.orgなどにある

地球を壊すパーム油火力発電所の建設をやめろ!
これかなあ? 署名してきたv
ほかにも検索するといろいろ出てきそう



ウ:
企業の1つは撤退したが日立造船はやりたがっている
みんなが注目しているとしらせることが大事


「東北でも建設中 旅行会社HIS」
HISの子会社が今年の稼働を目指している
10万トン/年ほど使う見込み

もっと声を上げれば、企業イメージも下がるので
署名・直接の問い合わせなどをする

 





「プランテーションウォッチ」
「危ない油」で検索しても出る




アンケートを企業に送り、その反応を競馬仕立てで見せるなど
一般の人でも見やすく工夫しているサイト


「ウータン・森と生活を考える会の活動」
ボランティア、会員は常に募集中
オフィのHPの他に、SNS(Facebook、Twitter、Instagram)もあるのでフォローしてほしい
舞鶴のエコツアーもある

みんながこうしたことをシェアして企業に声を届ける地道な努力が必要



ここで時間切れとなった

知らない所で、要らないモノが、金儲けのためだけに
いつの間にかどんどん造られている

それを取り上げるメディアもない
もしくは、誰も関心を持たない

あらゆるニュースにかき消されて、忘れられてゆく

私たちに出来るのは、いろんなアンテナを張って
情報の渦の中から取捨選択して、シェアしたり
実際行って、自分の目で確かめたりする行動力も必要なんだな



Home | Happi Earth

「日々の買い物は 未来を変えるチャンスに 満ち溢れている」

インスタでいつも勉強させてもらっているカナコさんらが勧めていた
オーガニックな洗濯用洗剤「HAPPI EARTH」を調べていて知ったサイト




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