※「好きな俳優・監督」カテゴリー内「森雅之さん出演作まとめ」に追加します
■生誕110年 森雅之 孤高のダンディズム
■『女性操縦法(グッドバイ 再公開短縮改題版)』
S24('49)/新東宝/白黒/1時間10分
監督:島耕二
原作:太宰治
脚本:小国英雄
撮影:三村明
音楽:鈴木静一
美術:下河原友雄
出演
田島周二:森雅之
永井きぬ子(船越絹代):高峰秀子
多田敬太:若原雅夫
山崎夏江:清川玉枝
関根健蔵:江川宇礼雄
船越恭平:高田稔
青木蘭子:霧立のぼる
水原ケイ子:三村秀子
鈴龍:藤間紫
内儀:一の宮あつ子
北村たま子:清川虹子
ほか
●映画.com
製作は「流星」の青柳信雄。
原作は朝日新聞に連載された故太宰治の遺作で、
これは彼の自殺によって十三回で中絶されたものである。
これを「狙われた女」「幽霊曉に死す」「青い山脈(1949)」(今井正と協同)の小国英雄が脚色した
監督は「今日われ恋愛す」につぐ島耕二。
キャメラは「結婚三銃士」の三村明が担当する
***
虫のしらせか、久々、神保町シアターで何をかけているか
何気なくHPを開いてみたら、、、なんと! 森雅之さん特集!
しかも3月から始まり、私がまだ観たことのない作品が数本
終わってしまった後と気づいて大ショック
しかし、まだまだ他にも観ていない作品があるため
早速行くことにしたが、なにせ自粛中
それでなくても小さい劇場で席を空けて48席となると
いつもなら30分ほど前に行って買っても後ろの席はとれるが
様子見のために1時間前に行って、2本分買ったら
1本目は16番、2本目は5番だった
開場は10分前、自由席なため
どのみち狭いロビーは整理券を持った客で混むし
1席ずつ空けるにしても、特に×印もないため
真ん中で観たいおじいちゃんが座ると
他で隣りあわせになっている席もあった
(こんなテープはなかった
森さんの作品とあって、女性が多いと思いきや
2作とも見える頭は白髪のおじいちゃんばかり/驚 なぜ???
しかもおじいちゃんたちはもしかしたら
森さんではなく共演の女優さん目当てかもしれないし
私の思い過ごしか?
毎回、壁に切り貼りで手作り感覚満載なディスプレイを見るのも楽しみ
改めて、年表を見ると、随分苦労された上
60代で亡くなったのは早いなあ!
それでも、晩年には吉永小百合さんら
今でもベテランとして活躍する俳優さんとの共演もあってそれもビックリ!
金曜日のこの日でひと区切りのため
3作目『カモとねぎ』も観たかったが
昔ならともかく、劇場で3本連続は結構体力がいるため諦めた
いつか縁があれば、またやるよね?
今回も110年てちょっとハンパな数でも特集を組んだくらいだし
他の監督や女優特集でかける可能性もあるから今後にも期待大/切願
吉本のお笑いのほうはテープが張ってあったけどやってるのかな???
【内容抜粋メモ】
※メモに間違いがあったらすみません/謝
「グッドバイ」て言い方も手の仕草も
元は海外ものか?と思うような感じ
最初に出て来る警官が、最後にも出てきて
手をつなぐ2人を見て「もう行きなさい」と手を振り
これでもかのウインクをするのも
アメリカ映画の真似事みたいで
今よりさらに戦後まもない作品だけに
なんだか複雑な思いがした
終始マンガのような身振り手振り、セリフ回し
スラップスティックコメディの要素もふんだんに入れている
ハシゴの上からペンキが落ちてくるとか“いかにも”なネタ
こんなラブコメにこれまで『浮雲』などを演じてきた
森さんとデコちゃんが共演しているって新鮮
【ストーリーメモ】
どうやら経営が傾き加減な出版社
田島周二のもとに文句を言いに来た女性作家?
お茶が熱すぎると怒る
でも田島に夢中で「家に来てくれ」としつこく誘い
体よく振る舞う田島
次に来たのは情報屋?の永井きぬ子
モンペを着て、ものすごい訛っていて、金にがめつい
社長が戻るとすぐに電話があり
超お金持ちのお得意様・船越恭平と分かり
口に入れた飴玉がノドに詰まり、慌てて熱いお茶で飲みくだすw
船越恭平は社長を家に呼び、田島がどんな男かと聞く
というのも、愛娘の絹代が婚約者を断っても結婚したいとせがんだから
社長は女グセの悪い田島に話すと
結婚の約束をした女が数人いるという
考えた末に、特別美人な女を妻に仕立てて
愛人らに会わせて諦めてもらう作戦
社長:そうだ、あのコがイイ!
と連れてきたクラブの美人NO.1水原ケイ子は
田島の愛人の1人で一番手強い相手だと明かす(w
街中で着飾ったキヌコと出くわし「見違えたよ!」と早速食事に誘う
理由を話して、作戦に協力してくれないかと頼む
次々出て来るコース料理をバクバク食べていく秀子さんが可笑しい
皿の残りを次の皿にあけ、ソースもパンにつけ
「あんたが食わないなら、おれが食う」
キヌコを美容室に連れて行き
黒いドレスを着せると見違えるように変身!
そこの美容師も愛人の1人で
妻だと紹介するとショックを受ける
田島:そういうワケでグッドバイ
あっさりと別れる田島 泣く美容師
同情から自分のつけていた真珠のネックレスをかけてあげるキヌコ
それをむしり取る美容師
次はお座敷の芸子さん
妻だと紹介し、彼女とも「グッドバイ」とあっさり
次は居酒屋の女将(ずいぶん幅が広いなあ!w
訛りが酷いため、ニッコリと笑って何も喋らないキヌコが可笑しいw
焼酎をつぐと水のようにすぐに飲んでしまうww
女将:あんた、他の人が飲むのを少しは待つもんだよ!
喋ってもいいと言われて、訛り放題で解放された様子に
「気に入った!」とすっかり意気投合する2人
最後は一番手強いケイコのいるクラブへ
ところが、ケイコからの手紙に「こちらからグッドバイします」とあり
すっかり拍子抜けしてしまう田島
作戦が上手くいったお祝いをしようと部屋に無理やり上がりこみ
酒を飲ませて酔わせるつもりが、それもお見通しだと言うキヌコ
肴を出して、美味いと食べると、ちゃっかりお代をとる/爆
自分で食べてみて「ほんとだ美味しい」てw
キヌコが好きになったと告白し、プロポーズを迫る田島
電気を消して、月明りの中で迫られ
非常ベルを鳴らして危機一髪逃れる
それでも、金持ちの娘に会って
まだ気持ちが変わらないならこの部屋で待っている
そうでなければ、実家に帰ると言い残す
社長と船越家に行き、初めて紹介された娘・絹代はキヌコそっくり!
アパートに電話してみると、キヌコの声で小言を言われて
別人だと安心し、それならばと財産目当てで結婚を迫る田島
先日アパートで聴こえてきた♪月光 をピアノで弾いてみせる絹代
田島はショパンと言っていたが、ヴェートーベンw
田島:今後、どんな美人に出会っても君への気持ちは変わらないよ
絹代:
私はアルバイトをしている
家の財産は弟に譲り、共働きで小さな家で暮らしたい
田島:それはよくない!
と必死に止めると
さっさと出かける支度をして「グッドバイ」と去る
ようやく、2人が同一人物と分かり、今度ばかりは後悔し反省する田島
キヌコのアパートに行くと、引っ越したと聞く
あの時聞いた声はレコードの録音だったと分かる(!
その後、絹代が親友のケイコに会いに行くと田島がいる
理由を知りたいと迫る
ケイコ:
もうこれきりだと決心していたが
嵐の夜、ずぶ濡れの田島が来て、これまでを反省し
手紙では区切りがつかないから「グッドバイ」と言って走り去るのを見た時
引き留めないと死んでしまうのではないかと思った
・・・愛しているんです
2人の仲良い写真が、なぜか自分と田島に見える絹代
「お幸せにね」
(絹代も田島に心奪われてしまっていたのか
最初、絹代を探して道路でボーっとして警官に注意されていたのは
絹代にフラれた婚約者
絹代は「今すぐ会いたい!」と電話して
2人とも混雑した街中をかき分けて走る
道路で抱き合っていると、同じ警官にまた注意されるが
2人がしっかりと手をつないでいるのを見て許してくれる
*
ダンディでモテモテな色男っぷりを遺憾なく発揮している森さん
やっぱりカッコいい!
どんなに浮気者でも、優柔不断でも、引き留める気持ち、分かる、分かる
■生誕110年 森雅之 孤高のダンディズム
■『女性操縦法(グッドバイ 再公開短縮改題版)』
S24('49)/新東宝/白黒/1時間10分
監督:島耕二
原作:太宰治
脚本:小国英雄
撮影:三村明
音楽:鈴木静一
美術:下河原友雄
出演
田島周二:森雅之
永井きぬ子(船越絹代):高峰秀子
多田敬太:若原雅夫
山崎夏江:清川玉枝
関根健蔵:江川宇礼雄
船越恭平:高田稔
青木蘭子:霧立のぼる
水原ケイ子:三村秀子
鈴龍:藤間紫
内儀:一の宮あつ子
北村たま子:清川虹子
ほか
●映画.com
製作は「流星」の青柳信雄。
原作は朝日新聞に連載された故太宰治の遺作で、
これは彼の自殺によって十三回で中絶されたものである。
これを「狙われた女」「幽霊曉に死す」「青い山脈(1949)」(今井正と協同)の小国英雄が脚色した
監督は「今日われ恋愛す」につぐ島耕二。
キャメラは「結婚三銃士」の三村明が担当する
***
虫のしらせか、久々、神保町シアターで何をかけているか
何気なくHPを開いてみたら、、、なんと! 森雅之さん特集!
しかも3月から始まり、私がまだ観たことのない作品が数本
終わってしまった後と気づいて大ショック
しかし、まだまだ他にも観ていない作品があるため
早速行くことにしたが、なにせ自粛中
それでなくても小さい劇場で席を空けて48席となると
いつもなら30分ほど前に行って買っても後ろの席はとれるが
様子見のために1時間前に行って、2本分買ったら
1本目は16番、2本目は5番だった
開場は10分前、自由席なため
どのみち狭いロビーは整理券を持った客で混むし
1席ずつ空けるにしても、特に×印もないため
真ん中で観たいおじいちゃんが座ると
他で隣りあわせになっている席もあった
(こんなテープはなかった
森さんの作品とあって、女性が多いと思いきや
2作とも見える頭は白髪のおじいちゃんばかり/驚 なぜ???
しかもおじいちゃんたちはもしかしたら
森さんではなく共演の女優さん目当てかもしれないし
私の思い過ごしか?
毎回、壁に切り貼りで手作り感覚満載なディスプレイを見るのも楽しみ
改めて、年表を見ると、随分苦労された上
60代で亡くなったのは早いなあ!
それでも、晩年には吉永小百合さんら
今でもベテランとして活躍する俳優さんとの共演もあってそれもビックリ!
金曜日のこの日でひと区切りのため
3作目『カモとねぎ』も観たかったが
昔ならともかく、劇場で3本連続は結構体力がいるため諦めた
いつか縁があれば、またやるよね?
今回も110年てちょっとハンパな数でも特集を組んだくらいだし
他の監督や女優特集でかける可能性もあるから今後にも期待大/切願
吉本のお笑いのほうはテープが張ってあったけどやってるのかな???
【内容抜粋メモ】
※メモに間違いがあったらすみません/謝
「グッドバイ」て言い方も手の仕草も
元は海外ものか?と思うような感じ
最初に出て来る警官が、最後にも出てきて
手をつなぐ2人を見て「もう行きなさい」と手を振り
これでもかのウインクをするのも
アメリカ映画の真似事みたいで
今よりさらに戦後まもない作品だけに
なんだか複雑な思いがした
終始マンガのような身振り手振り、セリフ回し
スラップスティックコメディの要素もふんだんに入れている
ハシゴの上からペンキが落ちてくるとか“いかにも”なネタ
こんなラブコメにこれまで『浮雲』などを演じてきた
森さんとデコちゃんが共演しているって新鮮
【ストーリーメモ】
どうやら経営が傾き加減な出版社
田島周二のもとに文句を言いに来た女性作家?
お茶が熱すぎると怒る
でも田島に夢中で「家に来てくれ」としつこく誘い
体よく振る舞う田島
次に来たのは情報屋?の永井きぬ子
モンペを着て、ものすごい訛っていて、金にがめつい
社長が戻るとすぐに電話があり
超お金持ちのお得意様・船越恭平と分かり
口に入れた飴玉がノドに詰まり、慌てて熱いお茶で飲みくだすw
船越恭平は社長を家に呼び、田島がどんな男かと聞く
というのも、愛娘の絹代が婚約者を断っても結婚したいとせがんだから
社長は女グセの悪い田島に話すと
結婚の約束をした女が数人いるという
考えた末に、特別美人な女を妻に仕立てて
愛人らに会わせて諦めてもらう作戦
社長:そうだ、あのコがイイ!
と連れてきたクラブの美人NO.1水原ケイ子は
田島の愛人の1人で一番手強い相手だと明かす(w
街中で着飾ったキヌコと出くわし「見違えたよ!」と早速食事に誘う
理由を話して、作戦に協力してくれないかと頼む
次々出て来るコース料理をバクバク食べていく秀子さんが可笑しい
皿の残りを次の皿にあけ、ソースもパンにつけ
「あんたが食わないなら、おれが食う」
キヌコを美容室に連れて行き
黒いドレスを着せると見違えるように変身!
そこの美容師も愛人の1人で
妻だと紹介するとショックを受ける
田島:そういうワケでグッドバイ
あっさりと別れる田島 泣く美容師
同情から自分のつけていた真珠のネックレスをかけてあげるキヌコ
それをむしり取る美容師
次はお座敷の芸子さん
妻だと紹介し、彼女とも「グッドバイ」とあっさり
次は居酒屋の女将(ずいぶん幅が広いなあ!w
訛りが酷いため、ニッコリと笑って何も喋らないキヌコが可笑しいw
焼酎をつぐと水のようにすぐに飲んでしまうww
女将:あんた、他の人が飲むのを少しは待つもんだよ!
喋ってもいいと言われて、訛り放題で解放された様子に
「気に入った!」とすっかり意気投合する2人
最後は一番手強いケイコのいるクラブへ
ところが、ケイコからの手紙に「こちらからグッドバイします」とあり
すっかり拍子抜けしてしまう田島
作戦が上手くいったお祝いをしようと部屋に無理やり上がりこみ
酒を飲ませて酔わせるつもりが、それもお見通しだと言うキヌコ
肴を出して、美味いと食べると、ちゃっかりお代をとる/爆
自分で食べてみて「ほんとだ美味しい」てw
キヌコが好きになったと告白し、プロポーズを迫る田島
電気を消して、月明りの中で迫られ
非常ベルを鳴らして危機一髪逃れる
それでも、金持ちの娘に会って
まだ気持ちが変わらないならこの部屋で待っている
そうでなければ、実家に帰ると言い残す
社長と船越家に行き、初めて紹介された娘・絹代はキヌコそっくり!
アパートに電話してみると、キヌコの声で小言を言われて
別人だと安心し、それならばと財産目当てで結婚を迫る田島
先日アパートで聴こえてきた♪月光 をピアノで弾いてみせる絹代
田島はショパンと言っていたが、ヴェートーベンw
田島:今後、どんな美人に出会っても君への気持ちは変わらないよ
絹代:
私はアルバイトをしている
家の財産は弟に譲り、共働きで小さな家で暮らしたい
田島:それはよくない!
と必死に止めると
さっさと出かける支度をして「グッドバイ」と去る
ようやく、2人が同一人物と分かり、今度ばかりは後悔し反省する田島
キヌコのアパートに行くと、引っ越したと聞く
あの時聞いた声はレコードの録音だったと分かる(!
その後、絹代が親友のケイコに会いに行くと田島がいる
理由を知りたいと迫る
ケイコ:
もうこれきりだと決心していたが
嵐の夜、ずぶ濡れの田島が来て、これまでを反省し
手紙では区切りがつかないから「グッドバイ」と言って走り去るのを見た時
引き留めないと死んでしまうのではないかと思った
・・・愛しているんです
2人の仲良い写真が、なぜか自分と田島に見える絹代
「お幸せにね」
(絹代も田島に心奪われてしまっていたのか
最初、絹代を探して道路でボーっとして警官に注意されていたのは
絹代にフラれた婚約者
絹代は「今すぐ会いたい!」と電話して
2人とも混雑した街中をかき分けて走る
道路で抱き合っていると、同じ警官にまた注意されるが
2人がしっかりと手をつないでいるのを見て許してくれる
*
ダンディでモテモテな色男っぷりを遺憾なく発揮している森さん
やっぱりカッコいい!
どんなに浮気者でも、優柔不断でも、引き留める気持ち、分かる、分かる