花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

二世代住宅の方向性

2007年02月17日 | 暮らしと住まい・耐久消費財

 昨年、ある建築事務所の経営者のブログの記事
「居間、台所、トイレなど二つずつある二世帯住宅は、その必要時期は短期間だし、売ろうとしたら買い手がいない。それなら室が一つずつの普通の家が良いのかも」
にコメントしたものです。

 『貴重な問題提起だと思います。
 上下にそれぞれ全て二つ揃えるなら、いっそのこと二戸建てアパート風に建てておくのが、将来的な利用価値が出てくるように思います。
 スープの冷めない距離に住むのがベストと言われますが、付かず離れず、必要な時に二つの世代が助け合えるのが、一番良いのかも知れません。
 案外、今の二世代住宅は、経済的に子供世代の利害が優先し、精神的なつながりを求める親世代がそれに押されて建てる家族が多いのかも…』   
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ハウスメーカーの建てる高価な家の方が良い家か

2007年02月17日 | 暮らしと住まい・耐久消費財

 昨年ある建築事務所の経営者のブログの記事『価格の高い家は良い家だと一般的に思われてしまうのは、日本の公的な規格とその検査が不十分だからだ』に寄せた私のコメントです。

 『ほとんど建築知識を持ち合わせない素人の建て主、その弱点を言い当てていると思います。
 高い家は、高い分だけ良いに違いないと思いこむのです。
 実はそれが宣伝広告費だったり、モデルハウスの建築維持費だったりする事に気づかないのです。
 おまけに自分の家もモデルハウスの様に建つと思いこむ事もあります。

 もっと個人の建築家さん達は、私達素人の目を覚ますべく、様々な働きかけをして欲しいと思います。
 私の経験から言うと、責任ある建築士さんが、直々に建て主の話しを時間を掛けて良く聞くことから始めるのが良いと思いますが。』

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アレルギー対策も考えた機能を転用しやすい部屋作り

2007年02月17日 | 暮らしと住まい・耐久消費財

 昨年、ある建築事務所の経営者のブログ「用途が固定していない部屋の方が使いやすい」に寄せた私文です。 

 『用途が決まっていない部屋と言えば従来の和室でしょう。
 ちゃぶ台を置けば食堂、座布団を置けば客間、布団を敷けば寝室、○○を置けば趣味の部屋、机を置けば勉強部屋(書斎)という具合に多様に機能を変化させられるから、家族構成の変化にも適応しやすいのです。
 だから時代が変化しても、和室は一つは残しておきたいとも思うのですが、現代は畳を年に一度は上げて外に出し、風を通して日干しする事が不可能になりましたから、湿度の高い日本の住宅で、畳はダニが繁殖するなどしてアレルギーの元になりやすいし不潔なのです。

 それなら和室を無くし、使い方が多様な洋室にするにはどうしたら良いでしょうか。
 まず、各室とも一定の余裕を持った広さにし、コンセント、TV、インターネットなどの配線をしておく。
 個室にする時もスペースの確保と地震の際の安全性から、予めクローゼット等の収納を各室に設けておく。

 またできればベットは置かずに寝る工夫も必要だと思います。
 (私は現在はフローリングに部分的に絨毯を置いています。平安時代の『置き畳み』の発想です。
 絨毯もダニ防止性の化学繊維のものにしました。
 また、最近はスプリングの入ったベットは、市のゴミ処理には出せません。これもベットを置きたくない理由の一つです。
 さらにベットは、私から見れば万年床です。
 湿度の高い日本では、ベッドも管理を怠れば不潔になりやすいでしょう。
 やがて私にも布団を上げ下ろしする体力がなくなり、他人の介助が必要になった時には、介護保険でレンタルのベットを借りようかなと思っています)

 いずれにしても一定の面積と収納スペースが取れなければ、部屋の機能は固定されやすいと思いますけど。
 それと夫婦の寝室の様な閉鎖的な個室には、多様性を持たせるのは困難かも知れません。
 思いつくまま書きましたがいかがでしょうか。』
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北海道の住宅の暖房方式について

2007年02月17日 | 暮らしと住まい・耐久消費財

 昨年、ある建築事務所の経営者のブログに書いた私文です。

① 『北海道に住む私も昨秋来の灯油高騰の中で、新築する住宅の暖房方式をどうするか悩みました。
 オール電化ならペイするという建築指導センターの話しを聞き、それで電力会社に見積もりを出して貰いました。

 蓄熱式は初期費用は高い(暖房機1台20万円)けれど、ランニングコストは安いと言うのに強く惹かれて、実際にモデルルームに行った所、安い深夜電力の蓄熱分がガンガン放熱されていて、暑過ぎるので窓を開けていました。
聞くと放熱の調節が難しいと言う事で、結局、電気を無駄にしているのです。

 それで結局、私は初期投資が安めで、電気代は高めの電気温水システムにしました。
 でも、別な所に書きましたが、IH調理台はやはり不安なので、最終的にガス調理台に変えたのです。
 今、建築の終盤に入っていますが、それで良かったのではと思っています。
 工務店の社長からオール電化を勧められた時は、電力会社と結託しているのではと疑ったりもしました。
 今は、暖房方式の選択は建築工法、機密性の大小によるとも思っています。』


②『北海道は札幌でも1~2月の最低気温は-10℃をかなり下回り、最高気温でも-11~12℃になる日が何日もあります。 それでどうしても広い居間(北海道の平均的な居間は10~14畳です。長い冬に家族が生活をする場所なので、他県よりも大きめになります。LDKと間仕切りがなければもっと広くなってしまいます)の暖房機の容量を大きめにしてしまいがちなのではと思います。
 最近は熱交換システムを取り入れる家も増えつつあるようですが、気温が低い地域では効率が悪いらしいと知り止めました。
 栃木県にお住まいの○○さんは蓄熱式で快適だという事ですが、気温と家を考えた設計が上手く行ったのだろうと思いました。』

 
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家事労働のあり方と住宅設計

2007年02月17日 | 暮らしと住まい・耐久消費財

 昨年、ある建築事務所の経営者のブログに投稿した私文です。
 
 『統計上では、ほとんどの男性は家事を一日30分未満しかしていません。
 その結果、有職女性の方が家事を含めた労働時間が、有職男性よりはるかに多いという現状ですよね。

 家造りは、家族の触れ合いも精神的な絆も強めるものであって欲しい。
 それには、家が家族全員で年齢や能力に合った家事参加をしやすい造りになっている事も大切です。

 多くの国では、共働きの家事や育児を支える態勢や制度が、私的、社会的にあるようですが、(経済格差の結果、低賃金で家事労働者を雇えるという国は別の問題があると思いますが)日本では、介護保険制度で認定された人への家事援助者(ホームヘルパー)派遣制度以外は、まだ社会的な家事支援策はほとんどありません。
 ですから、長年フルタイムで働いてきた私の場合、この課題が、ずっといつも生活意識の底にありました。

 仕事を終えた今、思う事は、今の少子化は必然だという事です。
 今後は高齢者世帯が増えるので、このテーマは、住宅設計にとっても一つのセールスポイントになるかも知れませんね。』

 

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