先日、近所の80才代の女性が逝去したという広告が、新聞の「お悔やみ欄」に出た。いつもなら町内会の家庭には通知されるのだが、今回はないので、同じ町内だという知人が我が家に聞きに来た。私も全く知らなかったので、近所に聞きに行って亡くなった事を教えられた。
今は「不要不急の外出、三密を避けよ!」という指示が国から出ているので、考えたら結婚式のような「祝賀会」ばかりか、「通夜や葬儀」に人が集まる事も表向きにはしてはならない事になる。だから、「不祝儀」が起きても近隣の人にも知らせない事になるのだろう。
この様なことは「新型コロナウイルス」に感染して入院したり亡くなった場合、家族さえその人の傍に行けず、埋葬にも立ち会えないという理不尽な事実が、世界のあちこちで起きていると既に報道されているので、既に世界的な常識になっているのかもしれない。
「新型コロナウイルス」は、人間が長い間脈々と築いて来た人間関係の絆や文化を、いとも簡単に破壊してしまっている。
「コロナ後」人類の文化はどう変化して行くのだろうか。また一方で変化させてはいけない事は何なのだろうと考えさせられる。
緊急事態宣言が解かれたら、若者を初めとした人々は、人が大勢いる場所へ繰り出してコロナ感染を増加させている。でもこれは、人間本来の欲求なのだろうと思う。