花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「オーストリアの旅」(3)

2014年10月03日 | 海外旅行「中央ヨーロッパⅠ」オーストリア、ハンガリー、スロバキア

≪素晴らしかったヨーロッパアルプスの光景≫①

直行便の「オーストリア航空機」には、9月16日(火)成田空港の41番ゲートから乗車した。
11;20に飛び立ってから11時間半飛んで、15;40ウイーン空港に到着した。日本とオーストリアとの時差は、夏時間で7時間だった。
スーツケースを受け取って空港を出たところで見た広告塔の大きさに、先ず驚いた。

 

 

バスで直ぐの町外れのホテルに着いたが、周りに何もない場所だったので休息する以外は何もできず、その日は折角ウイーンに来たのに時間を持て余した。

翌日の17日は、8時半にホテルを出てバスで1時間の「ヴィナー・ノイシュタット」の町まで行き、そこから「ミュルクシューツ」迄の1時間、世界遺産「セメリング鉄道」に乗車した。
乗車時間を待つ間、駅の売店を覗き、チョコレートを2枚買った。店員の女性は気さくな人で、撮影させてくれた。

 

 

座席は指定席で、各車両には今どこを走っているかを表示するTVが設置されていた。また車内にはサンドイッチやコーヒーを販売して歩く人も居た。

 

この路線は、ウイーンからイタリア方向に向かうためにアルプスを越える16箇所の石橋と16のトンネルを建造して1854年に開通した。設計者は鉄よりも石やレンガを用い、景観との調和を考えたという。
列車がカーブする光景や窓外に広がる雄大なパノラマをカメラで撮りたかったが、列車のスピードが結構速く、窓が閉ざされていたし、光がガラス窓に反射して思う様な写真は撮れなかった。

 

 

一番高い標高995mにある「セメリング駅」には、若い観光客が沢山いた。

  

僅かな時間ではあったが、鉄道としては初めて1998年に世界遺産に指定された「セメリング山岳鉄道」に乗って、いくつもの山々と丘陵地帯、牛や羊が牧草地で草を食む牧歌的な光景を楽しみ、オーストリア東南の雄大な自然を味わえたのは幸せだった。






 

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「オーストリアの旅」(2)

2014年09月29日 | 海外旅行「中央ヨーロッパⅠ」オーストリア、ハンガリー、スロバキア
≪無事に帰国≫

27日朝、無事にウイーンから成田に帰国した。
今回は直行便の「オーストリア」航空で往復したが、行きも帰りも気流の影響でかなり大きく左右に揺れたので不安だった。結果は大丈夫で安心した。

往復共空席は少なかった。特に帰路は、パリの飛行場がストで欠航しているらしく、どうやらパリから飛ぶ筈だった多くの人が私達の飛行機に乗っていたらしい。

12日間の比較的長い日程だったのにも関わらず、それ程疲れなかったのは、全くの異国に来た感じがしなかったからだった。それは「オーストリア」という国が北海道に良く似た気候と植栽の国だった事と、毎日変化があって飽きなかったからだと思う。
今では北海道に近い面積の小国にもかかわらず、周囲をイタリア、スイス、ドイツ、チェコ、スロベニアなどとの国境沿いのアルプスの山々に囲まれ、風光明媚な山岳地帯が多かったためだった。

多くの湖や山岳鉄道が走る景観は美しかったし、斜面の青々した牧草地で草を食む羊や牛の群れには心が癒された。
また、小さな村々のペンションや民家が、趣向を凝らして花で家を飾りつけた景観を見ると、旅人が歓迎されている事が伝わって来た。
(下の写真は、走る列車内から取ったもの)

                 



しかし今回3箇所で用意されていたアルプスの眺望鑑賞は、その内の2回までが残念ながら強い濃霧によって視界がさえぎられてしまったことだった。

そして今回のもう一つの旅の特徴は、この国がかってヨーロッパのかなりの面積を支配した「ハプスブルグ帝国」の本拠地だったことで、城や教会だけではなく、音楽を愛した王族や貴族が歴史的に有名になった音楽家達を育て、芸術が盛んな国にしたことだった。
ウイーンに着いた夜は、日本でも「ウイーン・ニューイヤーコンサート」が放映される「楽友協会」にて「モーツアルトコンサート」を舞台の直前席で楽しむことができたのだった。

我が家への帰宅は夕方になったので、庭を見たのは翌日の朝だったが、思いの他薔薇が沢山咲いていて嬉しかった。留守中、近所の花友の方が手入れしてくれたのが幸いしたのだろう。しかし、雨が2~3日降ったとかで庭は雑草の天国になっていた。草取りには一週間ほどかかるかも知れない。
昼には農園に行って見たが、最後のスイカ6個とブロッコリーの脇目、トマトを沢山収穫でき、夕食と今朝頂いた。

明日から少しずつ、楽しかった日々を思い出しながら旅日記を書いて行こうと思っているので、また読んで欲しい。






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「オーストリアの旅」(1)

2014年09月14日 | 海外旅行「中央ヨーロッパⅠ」オーストリア、ハンガリー、スロバキア
農園のトウモロコシや枝豆、スイカ、カボチャの収穫が一段落したので、16日から27日までの12日間、「オーストリア」に行って来る事にした。
「オーストリア」の首都「ウイーン」には、大分以前「中欧4カ国」の旅の中で大学生の娘と立ち寄った事があるが、「ウイーン」以外にも魅力的な世界遺産がある国なので、今回行くことにしたのである。
本当は3年前の6月に計画したこともあったが、東北大震災が起きたために見合わせたのだった。今回ようやく実現することになり、嬉しい。

        

今回の旅では7つの世界遺産をじっくりと巡る予定になっている。
先ず「ウイーン」で1泊した翌日①セメリング鉄道に乗って②グラーツに向い、③ハルシュタット ④ザルツブルグ ⑤ヴァッハウ渓谷 ⑥ウイーン旧市街 ⑦シェーンブルグ宮殿とオーストリアを一周して世界遺産を観光する。

また、周囲を幾つかの国に囲まれている内陸の国なので、「フランツ・ヨーゼフ・ヘーエー展望台」など3箇所の展望台から、ヨーロッパアルプスの大パノラマを見る予定が組まれているのも大きな魅力だ。
さらに「ウイーン」の最終日には、「モーツアルト」コンサートを聴きに行くという充実した観光内容だ。

16日の出発時刻が午前11;50なので、私は前日に成田に行き、ホテルで一泊してから参加する。
9~10月は秋のベストな旅行シーズンだと言うので、楽しみながら行って来たい。
27日まで暫く留守にするので、どうか宜しく。

 

夕方、世話になっている近所の家に上げた枝豆の、豆を取り外した枝を集めて農園に捨てに行った時、スイカ畑を見たら、留守中放って置けないなと思いなおし、良さそうなのを収穫した。小玉スイカではあるが全部で何と13個。多すぎるのでまた近所に2個ずつ差し上げた。「中の様子が分からないので、もしも未熟なら済みません…」と言いながら。

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