花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

魚介類の規制値も野菜類と同じなの?

2011年04月05日 | 医療・健康・食生活・衣生活
4日に茨城県沖で獲れたコウナゴの放射性ヨウ素含有量が1kg当たり4080ベクレルと高かった問題に端を発し、本日、急遽政府は、今まで基準値が無かった魚介類も「野菜類と同じく1kg当たり2000ベクレルとする」という規制値を決めて発表した。

放射性物質等について全くの素人である私だが、日頃食品を調理している立場から見て、「えっ、待てよ!その根拠は何だろうか。」と不思議に思ったのだ。
先日まで政府は、「ホウレンソウなどの葉物野菜が放射性物質で汚染されていても、洗えば1/2になり、茹でると1/3に減るから、安心して食べていい」と繰り返し説明して来た筈だ。
では魚介類も、洗えば1/2になり、茹でたり煮たりすれば1/3になるとでもいうのだろうか。
魚介類は汚染された海水を飲んで放射性物質を体内に取り込んでいる筈だから、洗って取れるものではないし、野菜類と違って放射性物質が魚の表面だけについているのではないから、茹でても煮ても低下しないだろう。
それなのに何故、野菜と同じ規制値を決めたのだろうか。私には規制値を決める段階で、すでに国民を欺いているとしか思えないのだ。

また、魚介類は鮮度が命なので、加工品以外は放射性ヨーソの半減期の8日を待って食べるなどは考えられないから、その意味でも野菜の基準値よりももっと厳しくすべきなのではないだろうか。
私が思うに、海に高濃度の放射性物質で汚染された水を自ら大量に投棄することから生ずる責任を、少しでも軽減したいのではと勘ぐらざるを得ない。

さらに野菜と魚介類との違いである。
魚介類の場合は汚染物質が食物連鎖によって生物濃縮するという心配があることだ。
小魚を餌にする中型の魚、更にその魚を餌にする大型の魚へと、放射性物質は次々取り込まれて濃縮して行く。
大した心配はいらないという専門家もいるが、日本人の多くが魚介類を毎日のように食べる生活をしていることを考えると、安心していていいのだろうかと心配なのだ。


コメント (2)
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