花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

札幌藻岩山登山

2011年09月21日 | 軽登山・登山・軽スポーツ
昨日、畑の友人2人を誘って、「札幌藻岩山」を登山した。
札幌の南区にある標高531mのこの山は、市民の山として昔から親しまれ、登山路も5ルートあるが、普段、登山をあまりしない友人達と私にとって1番楽なルートという事で、いつもの様に南側のスキー場から登ることにした。
私は車で行き、友人達には10時に「南34条西11丁目」のバス停迄バスで来てもらい、合流した。そこからスキー場の駐車場までは、車で10分程の登りだが、歩いて登るとなると30分以上かかるからだ。

駐車場に着くと、公衆トイレで用を済ませ、身支度、軽く体操をしてから10時30分に登山を開始した。
急なうさぎ平を登る正規のルートではなく、リフトの下にある道を登って行った。
冬はスキー場になる広い緩斜面はまだ紅葉には早かったが、すっかり一面が背の高いススキで覆われた初秋の景色となっていた。遠くで2人の人が背が高い雑草を草刈り機で刈っていた。やがて来るスキーの時期に備えているのだ。

緩い登りが続いた後、中腹の登山道脇に前には無かった木の標識と小鳥の巣箱を見つけた。
「幌南小学校」の生徒たちが今年作って設置したものらしく、製作した生徒の名前も書いてあった。多分春の遠足に備えて、自然学習の一環として取り組んだのではと思った。子供たちと指導した先生たちの温かな気持ちが伝わって来た。

   

かってはこのルートで出会う人はほとんどいなかったのだが、昨日は下山する山ガールや山ボーイ数人とすれ違った。
高度を上げて行くに連れて、眼下に遥か南側に広がる「札幌岳」「空沼岳」「恵庭岳」「樽前山」など支笏湖周辺の山脈の景色が見えだした。2年前に一緒に登った「樽前山」の思い出話が出た。

   

気づくと私は手袋の上からやぶ蚊に刺されていた。見るとやぶ蚊が飛んでいる。顔を刺されたら事なので慌てて持参した手作りの防虫ネットを帽子の上から被った。これは普段、庭仕事でも重宝しているものだ。

札幌市は昨年10月から「藻岩山魅力アップ構想施設再整備事業」に基づいて頂上と中腹の改良工事をしている最中で、中腹から頂上にかけては設置されていたリフトを外して、その代りに60人乗りのロープウエーを新設中だった。
前はリフト脇の急な階段を最後に登り、所要時間は1時間弱で頂上に行けたのだが、今回はスキー場のリフトの終点から上は藻岩山有料道路に出て、その端をだらだら登った。しかし頂上には展望台の新設工事に伴って行けず、かっての山頂駐車場の下で行き止まりだった。工事は、今年11月30日完成の予定である。結局そこまでで1時間半近くかかった。

   

そこは木が茂っていて景色は見えず、座る場所も無かったので、工事の様子を写真に撮ってから直ぐに下山を開始した。途中でうさぎ平らの北側に広がる人口190万人の札幌市を見下ろした。
更にかっての風台風で山林の一部が倒木して明るくなった所で、持参した梨、グレープフルーツ、友人に貰ったみかん、チョコレートを食べた。
ゆっくりとした下山だったが、1時間でスキー場の駐車場に戻った。

   

その後、藻岩下の大型スーパー「イオン」に行って、軽食とコーヒーで2時間近くも反省会をし、来春、工事が完成した藻岩山にまた登りたいねと話し合った。
友人達を地下鉄「南平岸」駅まで送り、帰宅した。汗をたっぷりかいたので、帰宅後も水が美味しくて何杯も飲んだ。
そんな訳で、やっと訪れた清々しい秋空の下で軽登山を楽しんだ1日だった。

コメント (2)
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