花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「アフガニスタンの女性刑務所」のTVを見て

2013年03月08日 | TV・映画・音楽・美術
昨日の「BSドキュメント」で「アフガニスタンの女性刑務所ー塀の中の自由」を見た。
子どもを連れた女性達の罪は、「親の命令に従わずに恋愛した」「夫の暴力に耐えかねて家出した」「夫の言い分に従わなかった」などという罪で夫や親から訴えられて、懲役3~20年を言い渡されて収容されたのだという。
塀の中ではブブカをすっぽり被る事もなく自由に暮らせるが、子どもの食費は自己負担だ。(女性の居場所を出る時は、ブブカを被らなければならないが)

私がアフガニスタンの社会事情を知ったのは、アメリカのツインタワーのテロ事件以来だ。
驚くことに、女性には教育はいらない、女性は職業にも就けない。
早ければ10歳になった頃から親が決めた男性に嫁がねばならない。
イスラム教社会なので、男性は複数の妻を持てる。まるで羊を買う様に娘の親に家畜やお金を渡して、年の差が大きい若い女性と結婚する男性も多い。
夫が絶対権力を持っているので、夫婦間のトラブルで殺される女性も多いらしいのだ。(数年前までは公共の場で処刑される女性も沢山いたのだ)

同じこの地球上に、自分の意思だけでは何もできずに抑圧され、支配されている女性が、まだ多くいることが悲しい。
全ての人間は、女性から生まれた。女性は命の母として尊重されることが必要なのにと切なく思う。
最近はやっと女性も教育を受けたり、スポーツをやったりできるようになったというが、まだまだ一般的ではないという。
アフガニスタンの女性が幸せになる日は、何時来るのだろうか。
コメント (2)
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