曇っていたが防寒対策を万全にして、雨になるかもと思い、傘も持って10時に家を出た。
いつも行く「神社」に行くと、以前見かけたことがある男性が、今日も「狛犬」に抱きついて手で撫ぜていた。
「こんにちわ~」と声を掛け、「どうしましたか?」と聞くと、「子供と孫の幸せを祈っています。」と言うのだ。
続けて「東京の孫が東大を受験する時に100度参りをしたら、合格しました。それで今度は弁護士試験に合格するように、また100度参りをしています。」と言う。
見たところ私より少し若いかなと思う男性だが、毎回3対ある「狛犬」全てに祈っているのだそうだ。
私には、その話が本当だとしたら、孫の並大抵ではない努力の結果であって、神への100度参りは関係ないと思うのだが。
あるいは孫が祖父の事を聞いて、それなら一層努力しなければならないと頑張った結果もあるかも知れないとも思った。
若い時に読んだ「岩波新書 脳の話」に拠ると、科学的には明らかに人の学習能力の60%程度は遺伝に拠るらしいので、祖父母、父母の存在が遺伝的に次の子孫に与える影響は決して無視できない事は確かだと思う。確率から言うと、祖父母の孫への遺伝的な影響は15%づつとなるのかな?
しかし、残りの40%は後天的な家庭環境や本人の努力、学習チャンスなどに左右される。今はこちらの方が大きいのではと私は思う。
今日は、霙が降っている「神社」で出会った男性の話から、考えた事だ。
ウオーキングの途中で霙が降り出し、気温は1度。足元が凍っている場所もあったが、無事に7000歩で4.4kmを歩いて帰宅した。熱いコーヒーが美味しい。
(写真は、まだ菜園に残してあった白菜。外側の葉は数枚青虫にやられたが、中は大丈夫なので、そろそろ全部片付けたい)