先日、自分の誕生日を迎えた。
16年前、乳がんが分かった時、後何年生きられるだろうかと考えていたので、まさかこの年齢の誕生日が来るなんて感慨もひとしおだ。
確かに命が有限であることを実感してからは、生きる事への向き合い方が変わった。自分はいつかは100%死ぬのだから、今生きる毎日を前向きで生きたいと考えるようになった。
花や野菜を育てる毎日は、自ずと常に何日後、何ヶ月後、次の季節、いや来年という風に未来を期待し、植物に希望を持って接し生きることになる。有り難い限りなのだ。
友人の写真を見て、私も記念写真を撮りたいと思ったが、残念なことに自分の写真は自分では撮れない。それで花友さんに頼んでみたら快く承諾してくれた。
しかし、暫くぶりに写った自分を見た時、自分の変わりように驚いた。仕方が無い事だが、そこには年を重ねた自分が写っていたのだ。これからはその自分を受け入れて生きるしか無いのだと思う。
今は記念写真を写して貰って良かったと思っている。次回の記念撮影は何時になるだろうか。