伯母が満99歳で亡くなってから3年が経ったので、今まで捨てられなかった伯母の学習帳やノートを昨日、片づけることにした。
伯母と一緒にした算数の問題や漢字練習、また、滑舌を良くするために私が書いた「早口言葉」などを懐かしく見ていた。
ページをめくって行ったら、私宛の手紙文があった。
『○○様
大変お世話になりました
細やかな心づかひ本当に有り難く 感謝で一ぱいです
ありがとうを何度言っても 心のそこからお礼を申上げます
安心してあのよに行きます
どうかお元気でね ありがとう
楽しい毎日でした さようなら』
と薄い鉛筆の字で書かれていた。日付は書かれていないが、ノートの頁から考えて、目がかなり悪くなっていた伯母が、脳梗塞で倒れる直前に家で書いたらしかった。
伯母の私への最後の手紙だ。胸が一杯になった。果たして伯母に感謝されるような介護ができていたのか、反省させられた。
このページは大切に、私の日記帳に保管したい。