昨日の日曜日は、晴天だった。
昼近くに友人の裏庭で私と共に週末園芸をして来た若い二人が、今年初めて札幌から来た。一人はそこに住む友人の孫さんで、昨年2人目の子供が生れたパパ。もう一人は東京近郊の農家の息子で、札幌市内の会社に務めるまだ独身の人だ。2人は学生時代から趣味を通した友人だという。
二人で我が家に私を迎えに来たので、身支度をして畑に行った。
先ず「連作」を避けるために、2年間の作付け場所を振り返り、ざっと今年は「アブラナ科」「ナス科」「豆科」等を植える場所をどこにするか、それから「エンドウ豆」「トウモロコシ」「トマト」「じゃがいも」などの植え場所を決めてから、早速、彼らの領分を耕して貰った。
若いので力強くスコップを突き刺し、休み無く固まった土を起こして行くので感心した。
作業しながら農家を顧客にする企業の部署に勤めている一人が、「不耕起農業」の講演会に行って来たという話しをして、それに対する私の意見を求められた。
私も昨年来、TVの報道を見たり、本を読んだりして少し学んでいた。
「不耕起農業」では自然環境を守ることはできるだろうが、今までと同様の収穫量を上げることは難しいらしいと答えた。この土壌の様に、何も生えていない硬い土では、やはり耕して空気や堆肥を入れ、作物の根が伸びやすくする必要があるのではと言うと、納得したようだった。
また、その講演会で「トウモロコシ」の残渣が作物の生育に良い影響を与えるという事を聞いたらしく、今年は「トウモロコシ」にも挑戦したいと言っていた。
(※写真手前は、一昨日、私が起こした場所だ)
耕し終わったので、「じゃがいも」を植える予定以外の場所に「石灰」を撒き、土と混ぜて貰った。彼らはこの場所に来て野菜作りをし始めてから3年目になるので、大分手際が良くなってきたと思った。
来週は、この時期に蒔ける野菜の種を蒔いてもらうことにした。
今年はもう私に頼らず、彼らで自主的にどんどん作業を進めて行って欲しいと思うが、どうなることだろうか。
とにかく今年もまた友人の裏庭で、20歳代の2人と一緒に畑仕事ができると思うと嬉しい限りだ。私の気持ちにも野菜作りのスイッチが入ったようだ。