霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

認定農業者の会の研修会

2024-07-04 21:31:30 | 経営
 一関認定農業者の会の総会後に山本農場社長山本佳範氏の「未来につながる
持続可能な農業推進」と題する講演があるというので、その時間だけ参加した。
 山本さんは大圃場を抱えながらも有機農業に果敢に挑戦している有名人でも
ある。
 田圃の除草対策として「いずれ縦横除草が可能となる除草機が登場する」との
紹介は朗報だった。


 講演の中で、農薬や食品汚染についても言及されていた。 
 カメムシ防除剤に含まれているネオニコチノイドは神経毒で、収穫後の玄米に
残留し「子供達の発達障害の原因になっている。」と警鐘を鳴らすと共に、SDGs
の観点からもカメムシ防除は「市や県とも連携して早急に止めるべき」と参加し
ていたJAの課長に演壇から直訴していた
 また、アメリカで使用が禁止されている農薬に汚染された小麦が日本に輸入さ
れていること、更には、食塩は塩化ナトリウムで脳卒中の原因。
 ミネラルが含まれている「自然の塩を食すべし」とのことだった。
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「ぽつんと一軒家」として残れれば御の字

2024-05-27 05:07:33 | 経営
 東のおむすび山の畑を何度も往復しながら我が家の30年後を想像してみた。
 後継者を確保出来なければ建物は廃墟と化し、周囲は木々に覆われるに違い
ない。
 集落内の各農家も「後継者の確保」が大きな難題となっていることから、
いずれは集落自体が消滅することも想像に難くない。



 
 この小さな盆地で「ぽつんと一軒家」として残れれば御の字なのかもしれ
ないが、その可能性は決して高くは無い。

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南北から東西に

2024-05-21 20:56:57 | 経営
 東の畑は「おむすび山」のような傾斜の多い耕地となっている。
 前後の傾斜は問題無いが左右の急傾斜は横転事故を招く可能性がある。
 そのため年を追うごとに傾斜が緩くなるよう耕起していたが、期待したような
成果が出ていなかった。
 発想を転換し今年は南北ではなく東西に耕起してみたところ、土地の有効活用
の面からも東西の方が数段勝っていることが明らかとなった。



 トラクタを運転していると色々な「見直し策」が湧き出て来る。
 畝の方向を変えたついでに畑の土手をバックフォで補正し、作業効率の改善を
図ることが出来た。
 (耕起を終えたおむすび山の翌朝)
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荒れ放題の農地は「負の遺産」

2024-04-10 21:27:46 | 経営
 機械、農薬、肥料、燃料等々農業関係もコスト増で、小規模米作農家が経営を
維持することが困難な時代に入り、農地を手放す農家が多くなりつつある。
 昔は、人力のみで農業を維持できたが、今は高額な農業機械が必要不可欠
なっている。
 下手に子や孫に農地を残すと「負の遺産」となり兼ねないのである。

 (新しい倉庫が今日完成し、棟梁さん達は午前中で引き揚げた)

 田植えに向けた播種作業を円滑に進めるためには最低でも三人が必要となる。
 「泊まり明け」で朝9時に帰宅した息子に手伝って貰い餅米の播種を無事に終え
ことが出来た。
 苗箱は育苗機に二日寝かせた後にハウスへ移動する。
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「始動人」

2024-03-29 07:22:50 | 経営
 毎朝欠かさずチェックしている山本一太群馬県知事のブログ「気分はいつも
直滑降」で「始動人」なる言葉が頻繁に使われるようになった。
 聞きなれないものの「内容を的確に表現した言葉」と受け止めていたが、
念のため語源を検索してみた。


 (エグネの伐採により西側からも建物全体が見えるようになった)

「自ら考え動き出す『始動人』輩出へ 希望を語ることが教育の使命」
平田 郁美(群馬県教育委員会 教育長)2021年9月

 群馬県は昨年度発表した新たな総合計画の中で、教育施策として「始動人」
というコンセプトを打ち出している。県が推進する教育イノベーションと「始
動人」の育成、これからの時代に求められる学びについて、県教育委員会教育
長の平田郁美氏に話を聞いた。

  未来が予測困難な時代、「始動人」の活躍が社会を変える

 あまり耳慣れない言葉ですね。
 実は、この「始動人」という言葉は、群馬県が発表している総合計画の中で
の教育施策として「始動人」というコンセプトを打ち出しています。
「始動人」とは、自ら考え、新しい領域で動き出す力をもつ人たちのことです。
「始動人」が必要とされている背景には、大きな社会の変化、時代の変化が
あります。
 右肩上がりで経済が成長していた時代には、目標が見えやすく、それを迅速
に効率的に達成できる人を育てるのが教育の目的でした。
 2008年をピークに日本の人口が減少し、子どもたちが親世代よりも豊かにな
れる保障が失われ、またAIなどテクノロジーの進展もあって、今の小学生が
大人になる10年後、20年後を予測することは困難です。
 現在ある仕事の半数がなくなっているとも言われています。
 こうした予測困難な時代に生きる子どもが幸せに生きていくためには、決め
られたルールの中で効率的に目的を達成するような教育ではなく、目指す道が
不透明であっても、あるいは他の人が目指さないような領域であっても、自ら
考えて動き出す人になることが必要です。
 それが「始動人」というものです。
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