霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

消費者心理

2008-12-27 21:06:00 | 産直
「しめ縄」の売れ行きが昨年のような動きが無く「今年はもう駄目」と半ば諦めかけていた。
これも「急激な景気の低迷」によるものと勝手に思い込み、苦労して作った「しめ縄」も半分以上は廃棄処分するしかないと覚悟を決めていた。

ところが本格的な雪が降った昨日から急に動きが出て来た。
売れ行きが芳しくなかったので紙垂(しで)と呼ばれる折った紙や松の葉を付ける作業は保留していたので、直ぐに出荷できる手持ちの在庫はゼロだった。
まさに「しめ縄」ならぬ「ドロ縄」で大慌てで完成させ、出来た分から順次補充する騒ぎとなってしまった。

今になって、「新鮮館おおまち」の千葉社長の「正月用品は20日過ぎにならないと売れない」とか、つー助さんの「雪が降らないのでお客様は未だ正月気分になれないのではないか」との発言が思い起こされた。

「しめ縄」初挑戦となった昨年は、12月中旬から売れ始めたのでその傾向が毎年続くものと勝手に思い込んだのがそもそもの間違いの始まりだった。
天気が消費者心理に大きく影響するとは聞いていたが、これほど左右するとは正直思ってはいなかった。
駆け出しの百姓は「もっと謙虚な姿勢で諸先輩の話しに耳を傾けなければならない」と反省する次第。
そんな反省をしながら今夜は嬉しい(?)「夜なべ仕事」に精を出すことになった。



外は地吹雪で「冬の嵐」状態。
山道はそちこちに吹き溜まりが出来て産直との往復には難儀させられた。
コメント (4)
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