小林先生

小林先生は私の高校時代にバレーボールのライバル校の顧問に就任した。
教師になる前は富士フィルムに所属し全日本候補選手として海外遠征にも参加していたバリバリの
トッププレーヤーだった。
先生の指導を受けたチームはたちまちの内に全国大会出場の常連校になったのは言うまでもない。



40年後、そんな小林先生と親交が始まったのは「枝豆の秘伝」が縁だった。
その際、新潟の伝統料理「煮菜」に使う野沢菜が「なかなか手に入らない」と聞いていたので、
先日、収穫してご自宅に届けていた。



ところが義理固い先生はプロの腕前で打った「手打ちそば」をわざわざ持参し「茹で方」についても
ご教授頂いた。
色々とお話しを伺ったら「手打ちうどんの作り方」についても造詣が深いのに驚かされた。

その夜、頂戴した先生の「作品」を家族で堪能したが、まさに「一芸に秀でたる者は多芸に通ず」を
実感させられた。