霜後桃源記  

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未知との遭遇  民事訴訟体験記 その八 新しい裁判官

2016-11-26 19:21:23 | 社会
新たに着任した裁判官は、いきなり「和解で解決したいので原告と被告と個別に対応する」と
言い出した。
そして私に「相手が返せと言っているのだから返すべき」と提案して来た。

合意に基づき登記まで済ませた不動産を「相手が返せと言ったら返さなければならない」としたなら
世の中の経済活動は大混乱に陥ると思ったが、裁判官の提案を無碍に拒否できないと思い「条件付き
返還なら」と承諾せざるを得なかった。



この東京から赴任して来た裁判官は、それまで提出されている双方の準備書面もよく読まずに「和解で
簡単に片付けよう」と考えたか或いは「弁護士も付けずに争っている素人を勝たせる訳には行かない」
との意識が働いたのかもしれない。

しかし、相手方が「条件付き」を拒否したためその時点で和解交渉は決裂し、裁判は継続することに
なった。
既に双方の主張は出尽くしており新しい裁判官の役割は証人尋問と当事者尋問の調整のみとなった。

コメント (2)
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